浮気と不倫の違いとは?不倫が分かったらやっておきたいこと5選
浮気と不倫は、単に言い方が違うだけで同じ意味だと思っていませんか?男女間のトラブルは絶えないものですが、その中でも浮気と不倫はよく聞くワードです。
しかし、浮気と不倫には大きな違いがあり、発覚した時の責任の重さというのも大きく変わってくるものなのです。
みなさんの周りでも浮気、不倫に悩む方は多いのではないでしょうか。とはいえ、この「浮気」と「不倫」の違いが明確には分からない…という方もいるかもしれません。
今回は、今さら聞けない浮気と不倫の違い、また不倫が分かったらやっておきたいことも解説します。今配偶者の不倫・浮気に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴52年に及ぶ経験と全国24都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。
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目次
浮気と不倫は違うの?それぞれの特徴とは
浮気と不倫は、文脈によって同じ意味合いで使われることもあります。基本的に、
- 該当する当事者が結婚しているかどうか
- 特定のパートナー以外の関係性がどこまであるか
この2つを基準に違いが存在します。浮気は広義的に使われることが多く、ニュースやSNSでも浮気=不倫として扱われているので、今一度意味を見てみましょう。
浮気とは
まず浮気の意味からです。浮気とは「交際中のカップル」に使われる言葉でもありますが、しばしば不倫と同じ意味でも使われます。ここでは、あえて両者の違いをはっきりさせるべく浮気と不倫の違いをご紹介しましょう。
浮気が起こるのは未婚状態の二人であり、特定のパートナー以外と関係を持ついわゆる二股の状態を指します。浮気の基準は人それぞれであり、厳しい人だと「その人に気持ちが向いた時点で浮気」「二人きりで食事に出かけたら浮気」と制限が広いかもしれません。反対に「性交渉がなければ浮気にはならない」と考える方もいるでしょう。
浮気は発覚しても、当事者間で話し合って解決できます。これは未婚のカップルでも夫婦でも同じで、嫌な思いをしたら二人でルールを決め、秩序を保って一緒に過ごすことが求められます。とはいえ夫婦間でもいきすぎた浮気があれば離婚となることもありますし、未婚状態のカップルでも婚約をしているなど、浮気によって金銭的損害が生じると慰謝料請求になるケースもゼロではありません。
不倫とは
一方で不倫とは、必ず入籍した夫婦もしくはそれと同等の関係性に起こるものです。内縁関係や事実婚もこの中には含まれ、さらに不倫には明確なラインが引かれているため注意しておきましょう。不倫は「配偶者以外の者と肉体関係を持ったら不倫」であり、もし配偶者以外の人と仲良くなろうとセックスをしていなければそれは浮気と呼ばれます。
つまり、一方あるいは両者ともに既婚者でありながら不貞行為をはたらいたという場合に、不倫という呼び方をするのです。両者が結婚している不倫関係のことを俗に「ダブル不倫」と呼ぶことがあります。
また、不倫は当事者二人が自由な意思で不倫をする自覚がないと成立しないものでもあり、無理やりに既婚者と関係を持ったとしても不倫は成立しません。既婚者だと知らされないまま交際していて、その延長線上で肉体関係があったとしても一方が「不倫をした」自覚がないのでこちらも不倫になりません。
ただし、繰り返しお伝えしているように浮気と不倫は同じ意味合いで使われることもあります。「夫婦間の浮気で離婚となった」などの文脈だと、不倫を意味している可能性が高いです。
不倫や浮気をする人の特徴
不倫や浮気をしやすい人には、行動面や性格などで傾向があります。ただし、男女別に違いがあり、浮気をしやすい男性の特徴と浮気をしやすい女性の特徴は男女で違ってきます。それぞれ特徴をまとめましたので参考にしてください。浮気を一度ならず何度も浮気を繰り返す人の特徴も併せて参考にしてください。
また、職業によっても浮気しやすい職業というのもあるようです。また逆に、浮気されやすい人の特徴というものもあります。
男女別で見た浮気の割合は、浮気をする男性の割合は約25%とも言われており、昔に比べて女性の浮気も増えてきましたが、やはりまだ男性の方が浮気をしやすいと言えます。
不倫や浮気の兆候とチェックポイント
一緒に過ごしている内に、「もしかして不倫されている?」「浮気されているのかな?」と感じることはありませんか。怪しい行動が目立ってきて、相手を信じたい気持ちはあるけれど、不安になるときはあります。
例えば、具体的には次のようなものです。
- スマホに急にロックを掛けるようになる
- 服やアクセサリーの趣味が変わる
- 出張が多くなる
- セックスレスになる
- 避妊具を隠し持っている
恋人や妻や夫に上記のような行動が多く見られるようになったら、もしかしたら不倫や浮気をしているかもしれません。もちろん確実に不倫や浮気をしているわけではないですが、みなさんのパートナーにも同じ行動が見られたら注意が必要です。
そこで、不倫や浮気をしている男女の兆候・行動を別記事でまとめました。夫・妻の怪しい行動があるという時はチェックしてみてください。
不倫が発覚したらどうする?配偶者を怪しいと思ったら取るべき行動
浮気と不倫の違いでもご紹介しましたが、両者の違いは「問題を起こした当人がどう罪を償うか」にもあります。浮気の場合は話し合って解決することが基本ですが、不倫の場合は
- 夫婦が離婚するかどうか
- 慰謝料の発生
という2つの重大な問題を話し合って決めなくてはなりません。不倫は法的な関係を築いた夫婦それぞれの立場を脅かす行為であり、相当の精神的ダメージを相手に負わせるものです。そのため、不倫かも?と思ったらすぐに行動に移りましょう。
ここからは配偶者が不倫しているのかも?と思ったら取っておきたい行動4つをご紹介します。
1. 不倫があるのかどうかを確かめる
まずは不倫があるのかどうかを確かめます。不倫の前兆に当てはまることがないかをチェックしてみましょう。
- 残業や出張など、仕事で家を空けることが多くなった
- スマホを肌身離さず持っていて、家族に貸すことがなくなった
- 趣味や習慣などが変わった
- 服や下着などを新調している
- 買った覚えのないものを所有している
他にも自家用車に怪しい痕跡が残っていないか調べたり、配偶者の身近な友人に情報を募ったりしても不倫の有無を確かめられます。多くの場合配偶者が怪しい行動を取ったり、LINEなどに不倫相手からメッセージがありそれを目撃して不倫が分かったりすることがほとんど。この時点では不倫は確定していないため、相手に詰め寄るのはおすすめできません。
2. 不倫の証拠を集める
次に不倫の証拠を集めましょう。「スマホの扱い方や不自然に残業が続いていることから、不倫をしている気配はある」のであれば、その時点で不倫したかどうか配偶者に聞いても取り合ってもらえません。むしろ、相手の警戒心を高めることとなり証拠が集めにくくなることも。
ここでは不倫の証拠を集めるために、「自分で証拠を集める方法」と「第三者に依頼し集める方法」の2つをご紹介します。
自分で集める場合
不倫の証拠というと、配偶者が自分以外の者と肉体関係にあることを証明しなければなりません。相手が留守にしている間や外出から帰ったばかりのときに、持ち物や車の中などを調べると稀に証拠が残っていることがあります。
実際にあったケースだと、
- 鞄の中に身に覚えのない妊娠検査薬があった
- コンドームを購入したレシートが車に落ちていた
- 明らかに自分のものではない化粧品が車に置いてある
このような証拠があれば不倫の有無も濃厚になるかもしれません。ですが、この証拠では「確かに何者かと関係があるかもしれないが、相手が誰なのかは分からない」のが事実です。不倫相手を特定し、配偶者に分からないように尾行・張り込みをして、二人がホテルに出入りする決定的な証拠を自分で見つけられると良いのですが、これは現実的ではなく難しいものです。
自分で証拠を集めたい方は、詳しくは自分で証拠を集める方法にまとめましたので参考にしてください。
探偵や興信所で不倫調査を依頼することも可能
不倫問題を解決するためには相手に不倫を認めてもらい、誰と不倫しているのかを特定しなくてはなりません。ですが、先ほどご紹介したように自分だけでは証拠を集めるのは難しいものです。不可能ではないのですが、誰かと協力しないといけませんし時間も労力も相当必要です。
そこで、探偵や興信所では不倫調査を用意しています。不倫調査とは夫婦間に起こる不倫を専門的に調べるものであり、先ほどお伝えした「ホテルに二人で出入りする写真」など決定的な証拠を中心に不倫を調査します。もし成果が出れば調査報告書にすべてまとめられ、示談の際はもちろん調停や裁判でも「配偶者が不倫していた」ことを証明しやすくなるのです。
調査料金はかかりますが、不倫相手の特定もできるのは大きなメリットでしょう。探偵の調査は不倫調査にかかわらず探偵業法を守った範囲で行うため、「自分で調べてかえって法に触れる行為をしてしまい、立場が悪くなった」「疑いすぎて相手に浮気を探っていることがバレてしまった」という問題を起こすことなく証拠集めできます。
調査の結果不倫が分かれば、相手に不倫をしたかどうかの確認が可能です。とはいえ相手は不倫なんてしていないと反論するかもしれないため、浮気の「調査報告書」を相手に見せる時の注意点に注意し、勢いに任せて話し合いを進めるのではなく、自分の目的を明らかにしながら冷静に話し合うのがベストです。
3. 不倫の結果夫婦は離婚するのかどうかを考える
不倫問題を片付けるために今一度考えておきたいのが、「離婚するかどうか」です。これは内縁関係でも当然考えておくべきことで、もし別れるのなら離婚条件などの話し合いをスムーズにするために、自分の意見をまとめておきましょう。
不倫された側に決定権がある
「不倫を切り出したけれど、相手に離婚を拒否されたらどうしよう」と考える方も多いかもしれません。実は、不倫はされた側に離婚するかどうかの決定権があります。不倫をした側は「有責配偶者」となり、有責配偶者からの離婚要求や離婚の拒否は原則的にできません。
「浮気したから別れて欲しい」といういかにもまっとうな切り出しかもしれませんが、自分は従う必要がないことを知っておきましょう。離婚するのかどうかは話し合う前に自分の中で決めておき、その場合にはどう立ち回るかも事前に考えておくとその後がスムーズです。
離婚する場合は条件もしっかり考えて
離婚を決めたら、離婚条件もしっかり考えておきましょう。親権はどちらが取るのか、子供との面会機会はどのくらい作るのか、養育費や財産分与も決めなくてはなりません。離婚条件は不倫が影響しませんが、なぜ離婚したのかというと相手の不倫があったからです。その点を考慮し、不倫された側が有利な条件で離婚できるケースも多い点を頭に入れておきましょう。
交渉次第にはなりますが、夫婦に子供がいた場合親権は多くの場合で母親が獲得します。国内の法律では「子供の成長に母親が必要」と思う風潮が強く、特に小さな子の場合は母親の存在は大切だからです。
しかし、不倫が療育環境に悪い影響を及ぼしている場合は父親が取ることもできます。その場合は親権をこちらに移す手続きを家庭裁判所で行うこととなり、不倫と不倫が子供にどんな影響を及ぼしているかも説明する必要があるため、父親が親権を取るための準備も進めておくと良いでしょう。
4. 慰謝料請求について考える
次は慰謝料請求です。不倫慰謝料は「配偶者」と「不倫相手」双方に請求でき、二人が共同責任で支払うこととなります。夫婦が離婚してもしなくても請求可能であり、どうするべきかまずは自分で考えておきましょう。
慰謝料はどのくらいもらえる?手段は?
慰謝料は配偶者と不倫相手の支払い能力や不倫の悪質さによって変わります。とはいえ平均的な金額があるので、この近辺の金額が妥当とされることが多いです。
- 夫婦が離婚した場合の慰謝料額…100~300万円
- 夫婦が離婚しなかった場合の慰謝料額…~100万円
夫婦が離婚するかどうかは不倫が与えた影響によるものが大きいため、慰謝料額も左右されます。ただし、「これだけだと少ない」と感じる方がほとんどでしょう。この金額は過去の判例や事例から算出された「平均的な慰謝料額」なので、決める際は極論をいうといくらでも構いません。
ただし、相手としても支払える現実的な金額でないと条件を飲めないため、配慮する必要はあります。例えば現在借金がある配偶者から何千万円の慰謝料を請求するのは難しいですし、収入が高いとこれ以上になることもあるでしょう。
そこで、話し合いによって慰謝料の支払い方法を考えて交渉することも可能です。調停や裁判で慰謝料の支払いを命じられると基本的に一括払いとなりますが、示談であれば分割払いもできます。「300万円」の慰謝料を月払いにし10年以上かけて支払うという方法もできるので、どんな方法で慰謝料を支払ってもらうのか、何円で交渉するのかはあらかじめ考えておくといざというときスムーズに話し合いを進められます。
不倫相手にも請求可能
浮気相手にも慰謝料を請求したい!という人もいるのではないでしょうか。慰謝料は不倫相手にも請求できます。ただし、ポイントとなるのは「不倫相手の本名が分かっている」「住所も把握している」場合のみ慰謝料請求が可能という点です。不倫相手のことがうっすら分かっている状態で、夫婦で不倫について話し合いが発生したとしましょう。もしかすると、配偶者が不倫相手をかばうために自宅を引っ越し転職して逃げるかもしれません。
また、不倫の状況が良く把握できない場合は「結局誰と不倫しているのか分からず慰謝料請求できなかった」という方も少なくありません。不倫相手にも慰謝料支払いを請求したいと考えている場合は、先ほどご紹介した探偵や興信所の調査などを利用し、詳しく調べておくことをおすすめします。
さらに慰謝料請求で気を付けておきたいのが、「配偶者と不倫相手二人の共同責任」であるという点です。不倫相手のみに合わせて400万円の慰謝料を支払ってもらうことはできませんし、不倫相手と配偶者どちらとも200万円ずつ支払ってもらい400万円の慰謝料とする。これも難しいです。不倫相手だけが全額支払うこともあれば、配偶者がすべての慰謝料を支払うこともあります。この割合については不倫された側は指示することはできないため、その点に注意しておきましょう。
不倫や浮気は証拠を持って突き詰めよう
いかがでしたか。浮気と不倫はしばしば似たようなものとして語られがちですが、双方には明確な違いがあります。特に、不貞行為の決定的な証拠がある場合には離婚や慰謝料請求も認められやすくなるものです。
不倫は、民法で離婚事由のうちの1つに定められています。また、裁判などで証拠を提出することができると、裁判で争う内容によっては有利にことを進めることができるでしょう。
「パートナーの言動が怪しいな」と感じた場合には、早めに興信所に相談するのがおすすめです。探偵に調査依頼し証拠を集めて、事実を突き詰めるのが得策でしょう。
探偵興信所PIOでは、浮気調査の相談を無料で受け付けています。専門の相談アドバイザーがきめ細かく要望をお伺いするので、お気軽にお問い合わせください。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
関連タグ: 浮気・不倫
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。