素行調査は、調査対象者が好きな人(片想い)でも依頼できる?その方法と注意点
「好きな人の私生活が知りたい」、「好みのタイプや彼氏の有無を知りたい」という理由で身辺調査や素行調査を検討している方もいるのではないでしょうか?
しかし、探偵の調査では、ストーカー行為に該当してしまうようなケースの調査は行わないことが前提なので、上記のような理由で調査を依頼することは、かなり難しいと言えます。
そこで、今回の記事では、好きな人の素行調査はできるのか、その調査方法と注意点について解説します。
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好きな人(片想い)の素行調査は可能か?
片想いの相手の素行調査を探偵に依頼することは可能ですが、いくつかの注意点があります。
素行調査の合法性
探偵による調査は探偵業法に基づいて行われており、合法的な範囲内で実施されます。公開情報の収集や行動観察などの方法が主に用いられ、プライバシーを不当に侵害しない範囲で行われます。しかし、探偵による調査であっても、盗聴や不法侵入、個人情報の不正取得などの違法行為は許されません。
ストーカー目的だと疑われるリスク
探偵社は違法な調査依頼を断る義務があるため、依頼者と調査対象者の関係性から、ストーカー目的の調査だと判断された場合は依頼を断られる可能性が高いです。
ストーカー目的ではないことの証明が必要
探偵社は事前の相談やカウンセリングで調査の適性を確認します。ストーカー目的ではないことを明確に説明できれば、調査を引き受けてもらえる可能性はあります。
調査中にストーカー行為が見られれば中断される
契約時に問題ないと判断されても、調査中にストーカー行為やそれに準ずる言動が見られた場合、探偵社の判断で調査が中断されることがあります。
片想いの相手への調査の留意点
片想いの相手を調査する場合、一方的な恋愛感情から執拗に調査を行ったり、相手に不安を与えるような行為は避ける必要があります。
また、相手のプライバシーへの配慮も重要です。正当な理由なく過剰に個人情報を収集することは控え、調査結果の扱いにも気をつけましょう。
探偵への依頼の際の注意点
信頼できる探偵事務所を選ぶことが大切です。営業所しゃWebサイトへの掲示が義務づけられている探偵業の標識の有無を確認し、調査内容の実績や評判を確かめましょう。
調査を依頼する際には、依頼の目的や意図を正直に伝え、違法行為や人権侵害につながらないよう、探偵とよく相談することが肝要です。調査範囲や方法について納得できるまで話し合いましょう。
以上の点を踏まえると、単なる好奇心からの依頼は控えるべきでしょう。交際を視野に入れた真剣な理由がある場合に限り、慎重に検討する必要があります。
好きな人を素行調査する方法
好きな人の素行調査を探偵に依頼することは可能ですが、ストーカー行為と誤解されないよう細心の注意を払う必要があります。以下では、依頼時に気をつけるべきポイントと、適切な依頼方法について解説します。
調査目的の明確化
探偵に素行調査を依頼する際、最も重要なのは調査の目的を明確に伝えることです。調査目的が「好きな人のことを知りたい」という動機だけでは、プライバシー侵害に該当する可能性が高いです。単なる好奇心や、相手のプライバシーを侵害するような目的での調査は認められません。正当な理由で依頼することが不可欠です。
例えば、「交際を前提に相手のことをよく知りたいと思っている」「自分は結婚を考えているが、相手の素性に不安がある」といった具体的で建設的な目的を説明しましょう。探偵社は、依頼者の意図を慎重に確認し、ストーカー行為につながる可能性がないかを判断します。
調査によって何を知りたいのか具体的に提示する
好きな人の素行調査を依頼する際、具体的に知りたい情報を明確に提示することが重要です。これにより、探偵社は適切な調査方法を選択し、必要な情報を効率的に収集することができます。以下に、具体的な調査項目とその重要性について詳しく解説します。
具体的な調査項目
具体的な調査項目には以下のようなものがあります。
- 異性関係(婚姻、交友関係含む)
- 現在の交際相手の有無
現在恋人がいるかどうかは、アプローチの可能性を判断する上で重要 - 結婚歴や離婚歴
過去の結婚経験は、相手の価値観や人生観を理解する手がかりになる - 異性の友人との付き合い方
異性との距離感や交友関係の広さを知ることで、相手の性格や社交性を推測できる
- 現在の交際相手の有無
- 子供の有無
- 子供がいる場合、その年齢や性別
子育ての状況や家庭環境を理解する上で重要な情報 - 養育状況(単独養育か共同養育か)
シングルペアレントか、元配偶者との関係性を知る手がかりになる
- 子供がいる場合、その年齢や性別
- 勤務先、業務内容
- 会社名や職種
相手の社会的立場や職業観を知る上で重要 - 勤務形態(正社員、契約社員、フリーランスなど)
雇用の安定性や働き方に対する考え方を推測できる - 勤続年数や職歴
キャリアの安定性や将来性を判断する材料になる
- 会社名や職種
- 家族関係
- 両親や兄弟姉妹の有無
家族構成を知ることで、相手の背景や価値観を理解しやすくなる - 家族との同居状況
独立しているか、家族と同居しているかで生活スタイルが大きく異なる - 家族との関係性
家族との絆の強さや家庭環境を知る手がかりになる
- 両親や兄弟姉妹の有無
- 過去の恋愛状況
- 交際経験の有無
恋愛経験の豊富さは、相手の恋愛観や関係構築能力を示唆する - 長期的な関係の経験
長期的な関係を築けるかどうかの指標になる - 過去の恋愛におけるトラブルの有無
恋愛観や人間関係の傾向を知る上で重要な情報
- 交際経験の有無
- 収入、借金の有無
- おおよその年収
経済的な安定性や生活水準を判断する材料になる - 借金や負債の状況
金銭的な問題の有無は、将来的な関係構築において重要 - 金銭感覚や浪費傾向
お金の使い方や価値観を知ることで、生活スタイルの相性を判断できる
- おおよその年収
- 趣味、嗜好
- 休日の過ごし方
生活リズムや価値観を知る手がかりになる - 興味のある分野や活動
共通の趣味や話題を見つける上で重要な情報 - 飲酒や喫煙の習慣
健康観や生活習慣の相性を判断する材料になる
- 休日の過ごし方
- 健康状態
- 持病や通院の有無
将来的な生活設計や介護の可能性を考える上で重要 - 健康管理への意識
生活習慣や価値観を知る手がかりになる
- 持病や通院の有無
- 社会的活動
- ボランティアやNPO活動への参加
社会貢献への意識や価値観を知ることができる - 地域コミュニティへの関与
社交性や地域との関わり方を理解する手がかりになる
- ボランティアやNPO活動への参加
- 将来の計画
- キャリアプラン
仕事に対する姿勢や将来の展望を知ることができる - 結婚や家族計画への考え
人生設計や価値観を理解する上で重要な情報
- キャリアプラン
調査項目の重要性
これらの項目を具体的に提示することで、探偵社はより的確な調査を行うことができます。例えば、異性関係や過去の恋愛状況を知ることで、相手の恋愛観や将来的な関係の可能性を推測できます。また、勤務先や収入状況は、相手の生活基盤や将来性を判断する上で重要な情報となります。
ただし、これらの情報を収集する際は、相手のプライバシーを尊重し、必要最小限の範囲に留めることが重要です。過度に詳細な情報を求めることは、倫理的な問題を引き起こす可能性があります。
依頼者と調査対象者の関係性
調査を依頼する際は、依頼者と調査対象者の関係性を明確に説明することが不可欠です。顔見知りなのか、まだ話したことのない他人なのか、どのような経緯で知り合ったのかなど、具体的な情報を提供しましょう。
例えば、「職場の同僚で、週に3回程度顔を合わせる関係」「共通の趣味のサークルで知り合い、月に1回程度会う機会がある」といった具体的な説明が求められます。
関係性が明確であるほど、探偵社は依頼の妥当性を判断しやすくなり、不必要な疑念を抱かれることも避けられます。また、適切な調査方法を選択する上でも、この情報は重要な役割を果たします。
依頼する際に要点だけを伝えるのは避ける
好きな人の素行調査を依頼する際、要点だけを簡潔に伝えるのは避けるべきです。このような方法は、ストーカー行為と誤解される可能性が高く、探偵社から依頼を断られる原因となります。代わりに、詳細な説明と明確な目的を提示することが重要です。
避けるべき依頼方法
以下のような簡潔すぎる依頼は、ストーカー行為と疑われる可能性が高いため、避けるべきです。
- 「好きな人の住所を調べてほしい」
- 「日頃の行動や行き先を調べてほしい」
- 「携帯電話の履歴を知りたい」
- 「職場での人間関係を調査してほしい」
これらの依頼は、相手のプライバシーを過度に侵害する可能性があり、正当な理由なく個人情報を収集しようとしているように見えます。
注意すべき点
素行調査を依頼する際は、以下の点に特に注意が必要です。
- 違法行為の依頼は絶対に避ける
- 相手のプライバシーを過度に侵害するような調査は控える
- 調査結果の使用目的を明確にし、不適切な利用をしない
- 探偵社の選択は慎重に行い、信頼できる業者を選ぶ
好きな人の素行調査を依頼する際は、ストーカー行為と誤解されないよう、正当な理由と明確な目的を持つことが重要です。探偵社との面談では、調査対象者との関係性や具体的な調査内容を詳しく説明し、適切な調査が行われるよう協力しましょう。
探偵で調査を断られてしまった場合の対処法
ここでは、探偵で調査を断られてしまった場合の対処法について解説します。
断られた理由を冷静に分析する
探偵事務所に調査を断られた場合、まずはその理由を冷静に分析することが重要です。多くの場合、以下のような理由が考えられます。
- 依頼内容が違法または非倫理的と判断された
- ストーカー行為につながる可能性があると判断された
- 調査対象者のプライバシーを過度に侵害する恐れがある
- 依頼の目的が不明確または不適切
依頼内容を見直す
断られた理由を踏まえ、依頼内容を見直しましょう。以下の点に注意して再検討することが考えられます。
- 調査の目的を、明確かつ正当な範囲で検討する
- 調査範囲を必要最小限に絞る
- 対象者との関係性を適切に説明する
- 法的・倫理的に問題のない調査方法を提案する
別の探偵事務所を探し相談する
一つの探偵事務所に断られたからといって、すべての事務所が同じ判断をするとは限りません。複数の探偵事務所に相談し、見解を得ることも検討しましょう。
ただし依頼が違法または非倫理的と判断された場合、他の探偵事務所に相談すること自体が問題となる可能性があります。違法な調査目的を持って依頼を続けることは、依頼者の責任問題にも発展する可能性があります。
代替手段を検討する
探偵による調査が難しい場合、以下のような代替手段を検討することもできます。
- 公開情報の調査(SNSや公的記録など)
- 共通の知人からの情報収集
- 直接的なコミュニケーション
法的アドバイスを求める
調査の必要性が高く、法的な問題が絡む場合は、弁護士に相談することも有効です。弁護士は、合法的に情報を入手する方法や、状況に応じた適切な対処法をアドバイスしてくれる可能性があります。
自己反省と目的の再考
最後に、なぜその調査が必要なのか、本当に適切なのかを自問自答してみましょう。場合によっては、調査そのものを諦め、別のアプローチを検討することも大切です。
探偵による調査は、あくまでも合法的かつ倫理的な範囲内で行われるべきものです。断られた場合は、その理由を真摯に受け止め、適切な対応を心がけることが重要です。
まとめ
本記事では、好きな人に対しての素行調査に関して、さまざまな角度から解説しました。今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 好きな人の素行調査は「ストーカー目的」ではないことを探偵社に証明することがポイント
- 調査目的、調査に関して知っている情報は全て説明する
- 断られた場合は、依頼内容を検討し、複数の探偵社に相談する
通常の調査と比べて、好きな人や片思いの人を調査するというハードルは高いことは確かです。しかし、プライバシーの侵害とならない範囲での調査であれば、目的を明確にすることで、調査が可能になる場合があります。
PIO探偵事務所は弁護士協同組合特約店の探偵興信所として、年間12,000件の探偵業務を行っています。ご相談や費用のお見積りは無料です。不安やお悩みはメールやお電話でも承ります。ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の著者:探偵社PIO 人事/労務信用調査担当 K.A
社員の不正、登用人事でのバックグラウンド調査や採用調査など人事労務に関連する調査を長年行う。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。