子供を調査した後の問題とは?カウンセリングやアフターフォローの必要性も

子供がいじめを受けたり行先を告げずに出て行ったきりだったり、そうした子供に対するトラブルは探偵の調査によって解決できることもあります。しかし、探偵ができるのは「個人では特定が難しい事実を調査によって明らかにする」という部分であり、その調査結果をどう生かすかは依頼人に任されています。

子供が巻き込まれているトラブルを解決したいけれど、探偵調査を依頼した後はどうフォローすればいいの?今回はそんな声にお応えし、カウンセリング(事後対応)と調査の役立て方をご紹介します。

浮気・素行調査をお考えの方はPIO探偵事務所へご相談ください

株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴51年に及ぶ経験と全国20都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。

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子供に対する探偵調査とは

探偵といえば、浮気を調べたり人探しをしたり企業の信用調査をするイメージが強いかもしれません。「探偵に依頼したことがある」という方は珍しく、ほとんどの方が依頼しようと思ったタイミングが最初に探偵調査を依頼する時かもしれません。

子供に対する調査にはいくつか種類があり、各探偵でその方法やアプローチの仕方もさまざま。探偵によって得意・不得意が分かれることもあるので、まずは「どんな調査なのか」をあらかじめ知っておきましょう。

調査の種類

子供のために依頼する調査にはいくつか種類があります。例を挙げてみると、

などが該当するでしょう。それぞれ調査の目的に合わせて選ぶ必要がありますが、「どんな調査が適しているか分からない」という場合は探偵に相談し、任せると安心です。

中でも素行調査は特にスタンダードなものとなり、子供のいじめの実態を証拠として残したい子供が親の目が離れた場所で何をしているのか調べたいといったニーズにこたえることができます。

とはいえ、子供もしくは子供の友人・同級生など、親しい関係の人を無許可で調べて良いのか、と疑問に思うかもしれません。この点に関しては後ほど説明しますが、親として「子供をトラブルに巻き込まないために」「今起きている問題を解決するために」調べるのであれば違法性もありません。

探偵の調査はご紹介した調査にかかわらず、すべてのものが探偵業法で定められた範疇で行われます。簡潔に言うと「合法の範囲」でしか探偵の活動は許されておらず、そう考えると探偵に対する不信感も和らぐかもしれません。

調査料金について

各調査によって設定された料金は異なり、さらに料金体系や調査の難易度、かかる期間によっても調査料金は変わってきます。すべての調査が等しく同じ時間というわけにはいかないので、相場額を見てもバラバラであることが多いです。

探偵の調査という特性上、安価に調査できる可能性は低いと考えておきましょう。短い期間の調査だと100万円以下に収まることもありますが、長期化するとこれを超えることも。ただし、調査の方法や期間を無駄なく絞る、子供にも協力してもらって情報をしっかり揃えるなど調査がスムーズにいくよう工夫すれば、コストを抑えて効率的な調査は可能です。

調査方法

探偵の調査方法はこちらも探偵業法によって決められており、例えば住居空間や立ち入り禁止の場所へ侵入して調査したり、探偵であることを明かして強制的に調査したりすることはできません。方法は基本的に、

  • 聞き込み
  • 張り込み
  • 尾行

この3つの手法がメイン。意外と単純な方法と思われるかもしれませんが、その分高い技術が必要で、調査の間は探偵であることを隠しながら行われます。

調査を依頼する場合に「子供やその友人関係に親が探偵を依頼していることがバレるのではないか」と不安に思う方もいます。ですが、ほとんどの探偵で探偵側が依頼人に分かってしまうのはあってはならないことであり、ばれる確率は低いと言えそうです。

とはいえ調査方法の中には法律に触れていないけれど依頼人が望まないこともあるため、探偵側と情報を共有し、依頼人の希望が叶う形で調査を進めていくことが基本となります。

探偵調査のメリット

探偵調査のメリットにはさまざまあります。まず、個人では調べられないことを専門的に調査できるため、問題解決までがスムーズになるのが最大のメリットでしょう。

また、事実を明らかにした上で、当事者間で話し合うと、例えば「いじめはあった」「いじめはなかった」という水かけ論を回避できます。一度意見がかみ合わなくなると問題は長期化しやすいため、探偵調査は最終的に「誰にも頼れなくなったら」と依頼する方は多いです。

主なメリットをまとめると、

  • 問題解決までスムーズになる
  • 事実を明らかにした上で責任追及ができる
  • 内容証明などが作成できる
  • 警察や弁護士に相談しやすくなる
  • 子供の犯罪や非行を未然に防げる
  • 精神的に安心できる

などが挙げられます。悩む間はとても苦しく精神的にも負担が大きいため、不調などが現れたらすぐに対処するようにしましょう。

探偵調査のデメリット

探偵調査のメリットは大きいのですが、デメリットも考えておかなくてはなりません。というのも、調査目的にもよりますが子供の非行をはっきりさせる調査の場合、その後の子供へのフォローをどうするかすぐに考えないといけないからです。

子供のいじめや被害を受けていることに対しての調査にも同じことが言えますが、「調べて事実が分かってそれで終わり」ではないはず。親としては子供の素行不良が発覚するのも、子供がいじめられたり加害されているのがわかったりしても辛いでしょう。調べるにはある程度の覚悟が必要であり、探偵調査を依頼する前に一度考えておかなくてはなりません。

また、探偵を雇って自分を調べたことを子供がどう受け止めるかも重要な問題です。子供にとって「過保護に感じる」と思われるかもしれません。調査する状況にもよりますが、親として「良かれ」と思ってやっていることとはいえ、子供のための調査なら探偵に依頼することは相談しても良いかもしれません。親子の信頼関係によって左右されるため、家庭内での解決が望まれます。

子供の調査をする上で考えたいこと

子供の調査をする上で考えたいことを、探偵目線でお伝えします。調査に悩んでいる方は参考にしてみてください。

調査を子供に告げるかどうか

先ほどもご紹介したように、探偵調査をすることを子供に打ち明けるかは考えておきたいものです。ただ、「家出した子供の調査」「遠方に住む子供の調査」など、親の目が届かないところで子供が何をしているのかを調べる調査だと、伝えられないこともあります。

いじめ問題を解決するために、探偵に依頼したい。けれども、子供は調査という形での解決を望んでいないかもしれません。また、いじめ調査をするにしても子供から協力を得られると調査はスムーズに進みます。

調査が始まった段階で親子の意見の違いがあると問題は悪化しやすいです。契約前に家族で話し合い、意見の方向性を揃えた上で利用するとより調査の満足度はあげられます。

調査目的

調査をする目的は漠然としたものではなく、はっきりと明確にしておきましょう。例えばいじめの証拠を入手したい調査の場合、「証拠をもとに責任追及したい」「警察に届け出ることも考えている」というのであれば確実な証拠が必要です。1度きりの調査では二度手間になったり、より深い事実関係が証明できるものが必要となったりするため、あらかじめ探偵側に伝えておきましょう。

調査目的に合わせて、探偵は調査期間や必要人数、手段などを精査し見積もりを取ります。もしここで調査目的があやふやだと、探偵と依頼人との間に齟齬が生じ「結局調査しても効果がなかった」と思ってしまうのです。探偵は機密保持義務があり、個人的なことは漏洩しないよう徹底されているため、信用できる探偵を選び調査に役立ててみましょう。

断られる子供に対する調査とは?

子供に対する調査はどんなものでも引き受けられるのではなく、中には断られるものもあります。例えば親が子供に虐待しているために子供が児童相談所などに保護されており、その上で子供の居場所を突き止める調査はできません。また、いくら子供をいじめた相手が憎いからといって、いじめた子の家庭のプライベートな部分までを調査するのも禁止されています。

これらは探偵業法において違法行為とされている「探偵調査を犯罪などに使ってはならない」という決まりを守るために行われます。素行調査は探偵の中でも基本的なことですが、その分探偵側も「この調査を受けても良いのか」を長年の経験と知識の上で判断します。受け答えが怪しいと感じたり、調べられない部分を求められていたりすると、調査自体を断られることもあるため注意が必要です。

子供に対する調査をどう生かす?カウンセリングの必要性とは

では、子供に対する調査を行ったそのあと、どう対処していけば良いのかを考えてみましょう。カウンセリング・アフターフォローについて解説します。

いじめ・嫌がらせに関する調査:法的対処や学校への報告を進める

いじめや嫌がらせに関する調査の場合、探偵調査によっていじめの証拠が入手できるのでこれを根拠に学校側に報告したり、ひどい場合は法的対処を進めたりもできます。弁護士を雇って話を進めることもありますし、内容証明を行政書士に頼んで事実を明らかにする方も多いです。

いじめとは、いじめた子供の親には「指導監督義務」が学校には「安全配慮義務」が発生するものです。当人同士には解決できないところまで来ているいじめは、大人が適切に仲介して正しい道に導いてあげる他ありません。その後不登校になる子も多いため、対処が終わったら必ず子供の心のケアも進めてあげるようにしましょう。

素行不良に関する調査:子供とのコミュニケーションのきっかけにする

素行不良に関する調査を行い、結果として子供の非行を未然に防いだ場合は、これをきっかけに子供とコミュニケーションを取るようにしましょう。子供が不良になった…とその原因を考える親は多いのですが、「友人が不良だったから」「学校に不良が多いから」と責任を他に押し付けてはなりません。何よりも家庭で防げたことなのに、子供自身が親に頼ることを諦めたために起こったことです。

子供の更生のためにカウンセリングを親子で受けたり、子供と腹を割って話したりすることも必要でしょう。どんな手段でも良いので、これまで以上に子供とのやり取りは増やす必要があります。

家出に関する調査:連絡を取るかどうか考える

家出に関する調査の場合は、子供と調査の結果連絡を取るかどうか考えましょう。もし子供に連絡を取ると、本人が「何らかの手段で調べた」と気付いてしまうかもしれません。その場合のアフターフォローの仕方や、事実を打ち明けるかどうかも考えておく必要があります。

家出をした子供の行方を調べた調査では、「子供ではなく同棲していた交際相手にまずコンタクトを取った」「友人伝手に親の思いを伝えてもらった」という方もいます。こちらも状況次第ではありますが、間接的にでも子供と連絡を取った方がうまくいくこともある点を頭に入れておきましょう。

ご家庭でできること

子供との関係性を見つめ直すために、家庭でできることをまとめました。今、子供のことで悩んでいる方はできることから一つずつ始めてみてはいかがでしょうか。

子供と何でも話せる関係を築く

難しいことかもしれませんが、子供と親がフラットな関係で、なんでも話せる家庭だとトラブルも起こりにくいです。子供も困ったことがあれば親を頼りやすい環境なので、すぐに対処できます。

こうした子供と何でも話せる関係を築くには、親自身が隠し事をしないでおきましょう。子供を子供扱いせず、一人の人間として尊重した向き合い方をしていると、その親の姿を見て子供も成長するはずです。

「本人に任せる基準」を明確に

本人に何でも任せる、いわゆる「責任放棄」をするのではなく、本人に「ここまでは任せる」と基準を明確に持ちましょう。子供の友人関係に口を出してはなりませんが、友人のことで悩んでいる子供に「お友達とは絶対に仲良くしなくちゃダメよ」と押し付けるのもNGです。

ベストなのは「お友達はいなくても困らない、親はいつでもあなたの味方」と親のスタンスを示すことです。この基準を親自身がはっきりさせておくことで、子供がトラブルに巻き込まれても冷静に堂々と対処できます。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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