結婚5年、妊活に疲れ果てて愛情が冷めた……

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結婚5年、妊活に疲れ果てて愛情が冷めた……

東京都 30歳 女性

26歳から4年間不妊治療に取り組んで、先日30歳になりました。
結婚後1年間妊娠せず、婦人科で検査を受けたところ男性不妊と診断されたのです。
来る日も来る日も検査。注射。注射。注射の日々。

治療を始める時、彼は「どうしても子どもがほしい。
できることは全部やりたい。協力してくれ」と言いました。

私については異常なしとの診断でしたが、危険性の高い治療であっても必要なものはすべて受けました。夫を信じて。
痛くてもしんどくても二人一緒なら我慢できる。そう思っていたのに。

私が痛みを訴えても、やがて彼は興味を示さなくなっていきました。
通院の予約も忘れがちになり、治療の予定をキャンセルした日も。

休日はほとんど外出し、平日も帰りは深夜に。顔を合わせる回数事態がごくわずかになり……もうだめだと覚悟して離婚の準備へ。
その一環で身辺調査を依頼し、夫の浮気が判明しました。離婚準備はこのまま進めます。当然ですが、慰謝料はしっかり請求するつもりです。
絶対に引きません。

慰謝料請求のリスクを把握しましょう


夫の懇願による不妊治療。それにも関わらず治療に伴う責任を全うしなかった点。
さらに浮気をしたという事実。いずれも慰謝料請求に相当する理由となるでしょう。

しかし、今回の事例では慰謝料請求に伴う見落としがちなリスクを再確認する必要があります。
要点を絞ってまとめてみましょう。

慰謝料請求に伴うリスク

●不妊治療について詳細を追体験することになる
●治療に伴うプライベートも公開しなければならない
●夫の裏切りを逃れられない形で突き付けられる
●慰謝料が係争の諸費用を下回る可能性がある(※法廷での争いになった場合)

不妊治療は非常にデリケートな問題です。
浮気という非を指摘されたとしても夫が協議に応じなかった場合、争いは法廷で行われることになります。
その場では多数の耳目に不妊治療の具体的な事実を公開しなければなりません。

ぜひ想像してみてください。それまでは非常に個人的な範囲にとどまっていた事実のすべてが「他人」の目にさらされるのです。
肉体的な苦痛も、精神的な苦痛も、それが実際にあったものだと証明するたびに苦い思いをかみしめることになる。
果たして満額支払われるとは限らない慰謝料に、そこまでする価値があるのでしょうか?

離婚の慰謝料は「金額ではなく支払われたという事実が重要」だという方もいます。
明快な計算式はありません。ご自分の今後に目を向けて検討してください。
どうしても慰謝料を請求したいという結論に達したようであれば、なるべく夫に気付かれないよう慎重に離婚の準備を整えることをおすすめします。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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