10年前の「夫の浮気」を理由に離婚できる?
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夫の「昔の浮気」を理由に離婚できる?
千葉県 40代 女性
ぎりぎり40代、結婚してから25年。
子どもが独り立ちしました。
ようやく離婚できます。
これまで我慢してきましたが、本当に長かった。
我慢、我慢の日々でした。
夫は10年前に浮気をしたんです。
当時は頭に血が上りましたし、興信所に依頼するお金もなかったので日記や知人からもらった写真くらいしか証拠がないですが、「昔の浮気」も立派な離婚理由になりますよね?
できれば夫から慰謝料を取りたいと考えています。
金額は問題じゃないんです。
夫の「有責である」というところが大事なんです。
もし必要なら浮気調査を依頼したいですし、どうすれば有利に離婚に持っていけるのか相談したいと思っています。
昔の浮気を理由とした慰謝料請求には「時効」がある
結論としては、10年前の浮気に関しては慰謝料の請求は難しいでしょう。
ただし、慰謝料にこだわりさえしなければ離婚が成立する可能性は高いと考えられます。
理由をご説明しましょう。
まず、浮気に対する慰謝料請求には期限があります。
目安としては、妻が夫の浮気を知った時点から3年間が限度とされています。
今回の事例では請求の期限を過ぎているため、「離婚に相当する精神的苦痛を妻が負ったこと」「夫の不貞行為により夫婦関係が破たんしたこと」を証明するには当たらないと判断されてしまうのです。
ただし、夫婦としての関係は双方の合意があって成立します。
ご相談内容にあるように、妻が10年前から離婚を決意しながら婚姻関係を続けていた点。
10年間かかっても離婚の意思が変わっていない点。そもそもの原因が夫の裏切りにあった点を鑑みれば、離婚そのものは認められる可能性があると考えられます。
とはいえ、浮気が確認された時点から相当の年月が流れており、その間夫婦としてひとつの家庭を維持してきたことは事実です。
慰謝料の請求についてはまた別の観点から取り組む方法もあるので、離婚の申し立てをする前にまずは現在の夫の素行について調査することをおすすめします。
経済状況や男女関係など、使える要素がないか慎重に調べ、そのうえで弁護士を通して交渉するといいでしょう。
なお、夫の浮気当時の証拠となる素材は少しでも多くそろえておいてください。
日記や写真も有効な証拠となります。もし浮気を証明するレシートや領収書があったとしたら、それも捨てずに取っておいてください。日記と照らし合わせれば、調停にかかった際に心証を大きく左右するはずです。
離婚の申し立てや慰謝料請求については相談する弁護士によっても判断が変わってきます。
ご自身の事例に沿って専門的な知識を持つ相談相手を探すようにしてください。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。