夫婦関係は終わっているのに!進まない離婚話にイライラ…30代女性のケース

夫婦関係が破たんした状態の夫婦であっても、離婚協議が難航する例は少なくありません。一つの事例として、埼玉県にお住まいの30代女性の声をご紹介します。

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進まない離婚話にイライラ…32歳女性のケース

埼玉県 32歳 女性
子ども二人、夫のご両親との同居あり。
結婚10年目です。

夫とは寝室も別ですし、もう丸々1か月2か月と顔を見ない日もざらです。
夫婦関係は完全に破たんしています。

同居のご両親はそれぞれ60代でまだ元気があり、ほとんど帰ってこない夫と私の関係に気をもんで、何度も「無理しなくていいのよ」だとか、「無理に一緒にいることはない」と言われています。

しかし、いざ夫に離婚を申し出てみると話に応じようとしません。強引に進めてしまおうと書類を用意しても、今度は「絶対離婚はしない」と言い出したのです。

いつもどこに行っているのだろうと思い浮気調査を依頼したら、案の定日々過ごしている先は浮気相手の家でした。夫婦関係は破たんしているのですから「浮気」とも言い難い気がしますが、離婚していない以上は浮気で不倫ですよね。

相手への気持ちがあるならなおさら離婚すべきでしょう。どうして「離婚はしない」と言い張るのか理解できません。

怒りもなにもありません。ただただ離婚を進めたい。子どもたちは祖父母になついているし、離婚してもご両親は子育てへの協力は続けると言ってくれています。

とにかく夫をどうにかしたいのです。アドバイスをお願いできないでしょうか?

「夫が離婚に応じない理由」を突き詰めてみよう

婚姻関係を続けるメリットが「なさそう」なのに、どちらか一方が離婚協議に難色を示す。
残念ながらこのパターンは少なくない例として知られています。

一見して夫婦関係が破たんしていても、離婚にはさまざまなデメリットが存在するのです。いくつか要点をまとめますので、その中でご自分の状況に当てはまるものがないかどうかチェックしてみるといいでしょう。

財産分与

夫が浮気をしている場合、慰謝料を請求されるケースが多く、これを懸念して離婚に応じない可能性があります。また、夫婦共有の財産が不良債権化しているケース。家が共有財産になっていて、住居を奪われるのではと懸念しているケースなども考えられます。

体裁

男性は女性が思うよりはるかに社会性を重んじる傾向があります。実態として夫婦関係が破たんしていても、対外的にまでそれを公表したいと思うかどうかは別の問題なのです。

夫婦関係

夫として「離婚してもしなくても生活に影響がない」場合、なおかつ夫婦関係がよほど険悪になっていると、嫌がらせを兼ねて離婚協議に応じないという例も見られます。

離婚によるデメリット

離婚はご夫婦ごとにそれぞれ取り決めを定めるものですが、だからこそ、予想もしなかったデメリットを負わされるのではないかと恐れる方が多いのです。離婚によってどのようなダメージが生じるのか「わからない」こと。それ自体が問題と言えるでしょう。

子どもへの執着

夫婦関係は破たんしていても子どもとの縁は切りたくない。男親でもそういう気持ちを持つ方は少なくありません。

すでに浮気調査をご利用になって浮気の実態は把握なさっていることと思います。しかし、夫の心理状況については新たに想像するところもあったのではないでしょうか。夫婦生活が破たんに至った経緯の記録と合わせて、「夫の理解」を進めるといいでしょう。

もし思うように分析できない場合には、弁護士や心理カウンセラーへのご相談をおすすめします。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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