ストーカー被害で警察が動かない時にどうすればいい?警察を動かすには?
近年、ストーカーによる被害事件が増加しています。ニュースなどを見ていても、警察にストーカー被害に遭っている相談をしていたにもかかわらず、殺人事件に発展してしまったり、被害者が自殺に追い込まれるなどの痛ましい事件が起こっているのを耳にすることもあります。
このような恐ろしいストーカー被害、誰がいつなんどき遭遇してもおかしくないと言えます。
ストーカー被害を受けた時にはまず警察に相談に行くのが一般的ですが、ストーカー行為の証拠となるものがない場合警察はなかなか積極的に動くことができません。
また証拠がある場合でも24時間警察が警護してくれるわけではありませんので、被害が深刻な場合にはやはり警察に相談するだけでは不十分な場面が出でくる可能性も考えられます。
そこで今回は、ストーカー被害があったときにどこまで警察が動いてくれるものなのか、自分でできる対策についても紹介していきます。
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目次
増えるストーカー被害
近年、ストーカー被害は増加傾向にあります。痛ましい殺人事件などの被害報告も多数耳にするところですが、ニュースになっていないような事件を含めると、本当に被害件数は多いです。
実際に、「会社の先輩に交際を申し込まれて断ったら、その後つきまといが始まった。怖いから別の上司に相談してみたが『そこまで想ってもらえるなんて、いいじゃないか』と軽くあしらわれるだけです。警察に相談しても動いてくれそうもなく、不安です。」などと言ったような悩みも聞かれます。
では、実際に警察は、どのような場合にどの程度動いてくれるものなのでしょうか。
警察に動いてもらうには、証拠集めが必要
警察は、犯罪を取り締まる機関です。よって、警察が動いてくれるのは、基本的に犯罪があった場合(事件性があるとき)ということになります。
となると、ストーカー被害があっても、それが犯罪にまで至らなければ、なかなか動いてくれないということになります。
ただ、現在ではストーカー規制法がありますので、加害者がこれに違反する行為をした場合は警察に動いてもらうことができます。
たとえば、加害者が被害者につきまとったり面会を強要したり、明に暗に監視していることを伝えたりした場合は、つきまとい行為があるとして警察に警告を出してもらうことができます。
これが度重なると、場合によっては逮捕してもらえる可能性もあります。
ただ、警察はある程度証拠がそろっていないと動いてくれないということがあります。
結局、警察に動いてもらうには、被害者側である程度の証拠を集める必要があるのです。
ストーカーに対して警察に出来ることと出来ないこと
自宅付近での待ち伏せや押しかけ・連続した無言電話など、ストーカー被害に遭うと精神的にも追い詰められどうしたらいいのかパニックになってしまう場合も多いです。
まず警察へ相談に行くことが推奨されていますが、証拠もなく精神状態が不安定な状態では正確な状況を警察に伝えることができず帰されてしまうということも考えられます。
状況を整理し証拠となる手紙や写真を用意したり、「いつ・どこで・誰が・なぜ・何を・どのように」を明確に日記などに記録して警察に持参すると相談もスムーズに進みます。
被害防止のアドバイスや相手への注意・警告をして貰うことができ、その警告に相手が従わない場合にはストーカー規制法によって逮捕されるケースもあるのです。
しかし、基本的に実害がない場合は警察はあまり積極的な対応をしてくれない場合も多く、その間にストーカー行為がより深刻化してしまうというケースも存在します。
警察に被害届を出すのは足跡事実としても大切なことですが、ストーカー被害により身の危険を感じるような場合には警察への相談だけでは不十分かもしれません。
探偵や興信所・弁護士などにストーカー対策を頼む方法
ストーカー対策として、探偵や興信所に身辺警護や相手のストーカー行為の証拠を掴んで貰うよう依頼するのも一つの手です。
他にも探偵や興信所は部屋に仕掛けられた盗聴器や盗撮器を見つけたり、犯人の張り込みや尾行・犯人の特定や撃退など幅広くストーカー対策をしてくれる機関です。お金はかかりますが、警察と違いすぐに動いて証拠を集めてくれるため非常に有効な手段と言えるでしょう。
注意したい点としては、警備業の資格を持った業者でなければ身辺警護の際に行動が制限される場合もあること。ストーカーへの対応能力やコンプライアンスに注目し依頼することが大切なポイントになります。プロの手によって証拠を得た後に、弁護士などを通して民事的解決を目指すのも効果的です。
被害者を精神的に追い詰めるストーカー犯罪は、時間が経つにつれてて行為が次第にエスカレートしていってしまうケースも少なくありません。
より深刻な被害を受けてしまう前にストーカー対策を心がけ、自分の身を守れるよう最善の方法を取り入れていきましょう。
自分でできる対策法
このように、ストーカー被害を防ぐためには、ストーカーをされている証拠を集めることが大切です。
たとえば加害者から送られてきた手紙やメモなどを残したり、電話を録音したり、メールや着信履歴を保存しておきましょう。弁護士に間に入ってもらって警告書を出してもらったり、刑事告訴を依頼するのも良いでしょう。
また、必要な証拠を集める際には、探偵や興信所などのプロに相談依頼すると効果的です。
一人で抱え込んで深刻な事態に追い込まれる前に、しかるべき機関に早めに相談して解決するようにしましょう。探偵等のプロに証拠集めを依頼するのも有用です。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行調査専門 Y.K
浮気・素行調査のプロフェッショナル。調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。
関連タグ: ストーカー
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。