セックスレスが原因で浮気?離婚を考える時や慰謝料請求について

セックスレス(以下「レス」)に悩む夫婦は年々増加しています。

日本家族計画協会の統計「男女の生活と意識に関する調査」によると、「1ヵ月の間にセックスをしなかった」と答えた夫婦は2004年では31.9%でしたが、2016年になると47.2%にも増加しています。

夫婦とは、元は他人であってもお互い愛し合い、婚姻届を提出することで法的に裏付けられ、同じ屋根の下に住んで社会の最小単位である家族を構成した男女です。

一生を共にすると誓った男女であるからには、会話のみならず肉体も含めたコミュニケーションがあるべきであり、それがない夫婦は徐々に絆が浅くなってしまいます。健康な男女は、精神および肉体の両面で深く結びつくことで相互理解や愛情が深まるからです。

もちろんレスに悩む夫婦のほとんどは、そのことを理解してはいるでしょう。夫婦のどちらかあるいは双方が、「レスがいけないのは分かっているけれど、する気になれない」と思っているのです。ではなぜ、そうなってしまうのでしょうか。

それを突き詰めていくと、現代の夫婦特有のあり方が見えてきます。

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株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴52年に及ぶ経験と全国24都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。

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セックスレスになる5つの理由

1.子供ができて、相手を異性として見られなくなった

結婚とは、恋人時代の燃えるような愛情が、落ち着いた愛情に変化することでもあります。

そんな中で子供が生まれれば、落ち着いた愛情はややもするとセックスに対する意欲を減退させてしまいます。

そのうちの一つが子供の誕生であり、人間は未熟児で生まれるため、女性は子供を産んだあとしばらく赤ちゃんにかかりきりになります。ホルモンバランスも変わって夫を男性として見られない、スキンシップが面倒になるなど、夫に対する見方までもが変わってしまいます。

また、結婚したら相手の外見が変わってしまい、その気になれないという要因も考えられます。これら変化は、セックスしたいという欲求の対極に位置するのです。

例えば妻は、恋人時代にはいつも化粧し、会うときにはよそ行きの格好で綺麗にしていたに違いありません。

しかし結婚後一緒に生活していれば、朝起きたばかりの顔も見てしまいますし、妻がトイレに入った直後に夫が入れば、臭いこともあることでしょう。

また夫は、太ってきた、家の中でだらしない格好をしている、赤ちゃんに比べて脂っこくて汚く見えるなど。

しかしいずれも結婚に伴って必然的に発生することで、本来は乗り越えなくてはならないものです。

寝室が別々というのも同様で、夫婦というより同居人に近い感覚を生み出してしまいます。

2.一緒に暮らしていたら、セックスするのが恥ずかしくなった

男性は思春期になると、女性の体に興味を持ち始めます。かつては本でしたが、今ではネットでそれらの画像や動画は容易に見ることができます。

しかし本であれパソコンであれ、エッチな写真や動画を見ていることは、家族には知られたくないものです。自分に性欲があることはなるべく家族には秘密にしておきたいもので、それは正常なのですが、その感情が夫婦間においても発生することがあります。

恋人時代には彼女を強く求めていたのに、妻に対する気持ちが、母親・姉・妹に対するものに近くなってしまうため、求めるのが恥ずかしく感じられてしまうのです。

「エッチしようと言ったら、からかわれてしまわないだろうか」とか

「恥ずかしくて、言い出せなくなってしまった」

という状態です。

なぜこうなるはか、夫婦間の力学あるいは関係が大きく関わってきます。

3.妻が強すぎる

それは、妻が強い場合によく見られます。「強い」というのは、いわゆる「カカア天下」のことで、家庭内で妻が決定権を持っている場合です。夫は妻の支配下に置かれてしまいますね。

ことセックスにおいて男性は女性を支配する立場でないと行為に及びにくいもので、何ごと妻に支配されていると、そういう欲求を口にするのは憚られてしまいます。

そのうえ妻が、夫の容姿や給料にあからさまな蔑視や不満の言葉を口にすると、夫は深く傷つきます。

雇用機会均等法や男女同一賃金など女性の社会的立場は上がりましたが、レスにならないためには、常に夫から一歩下がっている、そんな古風な妻が好ましいのです。

「こづかい制」もよくありません。財布のひもを握られた夫が、妻を抱こうという気になれなくなるのは当然のことです。

4.夫や妻が夫婦以外のことで消耗しており、意欲をなくしている

夫でも妻でも、昼間仕事をして疲れていれば、夜の生活を面倒に感じることもあるでしょう。

一方がしたいと思っていても、もう一方にその気がなければ行為は成立しませんから、誘っても

「今日は疲れているから」

と言われてしまえば、諦めるほかありません。

夫婦には、仕事のほかに子育てや親の介護など、30代から40代にかけては家族の大きな課題が次々とやってきます。それが原因となってレスになってしまってはいけないのですが、レスになってしまう原因の一つであることは確かです。

また、セックスを断られたほうは、全人格を否定されたような気分にもなります。一度ならまだしも、二度三度と断られると、もう嫌な思いはしたくないという防御本能が働きますから、一気にレスに向かってしまいます。

5. 不倫している

レスの原因としては、これが最も重症でしょう。

夫か妻が外で不倫しているため、配偶者とはその気になれないという場合です。

これについては別章で詳しく触れますが、愛人と刺激の多いセックスをしていると、家庭内でレスになってしまうことは、容易に想像できることです。

これらの理由をよく見れば、どれも以前からあったものです。

つまり現代社会でレスが増える原因は一見なさそうですが、よく見ていくと「1」「2」「3」あたりにレスの本質が複合的に隠れているように思えます。

情報化社会の発達によって、結婚したあとも輝いている女性(男性)がいる。しかし現実はそうはいかない。

しかも女性が強くなったために、男は家で威張ってばかりいられない。おまけにこづかい制だから、お金も自由にならない・・・。

男性が主体的にセックスをするには、(言い方は悪いですが)女性に対して支配的になることが必要です。しかし世の趨勢はその反対ですから、男性は徐々にレスになる道を歩まざるを得ないのかもしれません。

セックスレスが浮気に発展する理由

セックスレスが原因で浮気に発展する例は少なくありません。ここからは、なぜ浮気に発展するのか理由を解説していきます。

性的欲求が満たされない

セックスレスでは、性的な欲求が満たされません。そのため、外に出て性欲を発散させようとして浮気してしまいます。

そもそもセックスレスとは、カップルの片方がセックスしたいと考えているけれど長期できていない状態のことです。

パートナーの性的欲求が強い場合は、セックスレスの期間が短くても浮気に発展することがあります。

自分の女性(男性)としての魅力を再確認したい

自分の性的な魅力を再確認するため、浮気する人も少なくありません。特にパートナーからセックスを断られた場合、女性(男性)として魅力が無くなったのではないかと悩みがちです。その結果、浮気をすることで、自分はまだまだ魅力がある存在だと自信を取り戻しています。

低くなった自己肯定感を高めたい

セックスレスが続くと、自己肯定感が低くなることがあります。自己肯定感が低くなると、仕事や家事、育児に身が入らなくなる人もいます。このままではだめだという思いから、優しくしてくれる浮気相手と関係を持ち、自己肯定感を高めるケースも少なくありません。

セックスレスによる浮気で離婚したい場合は?

セックスレス状態であっても、浮気は離婚原因になります。ここからは、セックスレスによる浮気で離婚を検討する場合にどう行動すればいいか解説していきます。

セックスレスの記録を付ける

まずは、セックスレスの記録を付けましょう。セックスレスでの浮気では、セックスを拒否しているパートナーが浮気しているケースも少なくありません。拒否された事実などの記録を証拠としてまとめておけば、離婚協議で役立つでしょう。夫婦の生活状況を詳しく記載したメモ、日記、セックスレスを解決しようと交渉したことが分かるメールやSNSがあれば残しておきます。

浮気の証拠を集める

次に、浮気の証拠を集めましょう。浮気の証拠は、離婚を優位に進めるだけでなく浮気相手に慰謝料を請求しようと考えている場合に必要です。具体的には、浮気相手と肉体関係があるとはっきりわかるメールや写真、ホテルの領収書などです。

探偵や弁護士など専門家に相談する

セックスレスや浮気の証明は、個人では入手にしくいものもあります。さらにスムーズに離婚したいと考えている場合は、探偵や弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

探偵は、決定的な不貞行為の現場写真が手に入れるノウハウを持っています。我々ピ・アイ・オは、全国18都府県の弁護士協同組合特約店で、情報や裁判の証拠収集も得意です。相談したいことがあれば、気軽にお問合せください。

セックスレスで浮気されたときの慰謝料は?

セックスレスで浮気されたときに慰謝料はどうなるのでしょうか?慰謝料について解説していくので参考にしてください。

慰謝料の請求は可能

セックスレスではなく浮気が原因で夫婦関係が悪くなった場合は、慰謝料の請求ができます。浮気の慰謝料の相場は、およそ200万円から300万円です。浮気が結婚生活を続けられなくなった原因と認められると、慰謝料の請求がしやすくなります。

あなたがセックスを拒んだ場合は慰謝料が減額されることも

セックスレスで夫婦関係が既に破綻していると判断されると慰謝料を減額されるケースがあります。セックスを拒んだことでパートナーとの関係が悪くなったと感じている人は、注意が必要です。浮気の前に、夫婦関係が既に悪化していたと認められた時は、一般的な浮気の慰謝料の相場よりも100万円ほど減額されることもあります。

慰謝料を高くするには?

慰謝料を高くするには、セックスレスではなく浮気が原因で夫婦関係が悪くなったことを証明しないといけません。第3者の証言や離婚を決意するまでの経緯を時系列にまとめたメモや日記を残しておきましょう。弁護士や探偵に相談したり浮気調査をすることもおすすめです。

セックスレスで浮気されたら探偵に相談してみよう

セックスレスは、浮気に繋がる可能性があります。セックスレスが原因で離婚を決意したときは、証拠を集めるためにも、探偵をはじめとする専門家への相談をおすすめします。セックスレスによる浮気で慰謝料を請求することもできます。不安なことがあれば、ぜひご相談ください。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y

浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。

株式会社ピ・アイ・オ

探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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