自分で浮気の証拠を集める方法|慰謝料請求で有利な「強力な証拠」を確実に手に入れるには?

パートナーの浮気や不倫を疑ったとき、真っ先に相手を問い詰めたくなる方は少なくありません。
しかし、十分な証拠がない段階で感情的に動いてしまうと、逆に自分が不利になる可能性があります。
相手が「浮気なんてしていない」と否定して証拠を隠したり、話し合いそのものが平行線に陥ったりするケースはめずらしくありません。
そこで重要なのが「肉体関係を裏付ける決定的な証拠」を確保しておくことです。
実際に裁判や離婚調停などの法的手続きに進むかどうかはその後の判断になりますが、いざというときに慰謝料請求を有利に進めたいなら、まずは裏付けとなる証拠を押さえる必要があります。
本記事では、自分で浮気の証拠を集める際の具体的な方法や注意点を解説しながら、どんな形の証拠が「強力」と見なされるのかを詳しく見ていきます。
探偵に依頼する前に自力で調べられる範囲を把握しておき、結果的に費用やトラブルを最小限に抑えることにもつなげていただければ幸いです。
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目次
そもそもどうして不倫の証拠が必要?

不倫や浮気の兆候を感じた瞬間は、感情が先走ってしまうかもしれません。
しかし、実際に話し合いを行うには証拠があるかどうかがとても重要です。
結婚生活を続けるのか離婚を選ぶのか、もしくは慰謝料請求などの法的な措置を取るのかといった判断は、最終的には冷静な協議が必要になります。
そのための裏付けとして、不倫の事実を示す決定的な証拠を手元に確保しておくことは不可欠です。
あいまいな段階で問い詰めても、パートナーが開き直ったり逆ギレしたりして、十分な話し合いができなくなる可能性が高まります。
証拠を確保できれば「浮気をしているかどうか」を明確化し、夫婦として次にどのようなステップを踏むか冷静に検討する土台が整います。
浮気相手への慰謝料請求や、不倫をやめさせるための誓約書を作成する際にも、客観的な証拠があると相手の言い逃れを防ぎやすくなるでしょう。
以下では、不倫の証拠がどのような状況で役に立つのかを具体的に見ていきます。
「浮気しているかも…」事実かどうか確認が必要だから
パートナーに怪しい言動が増えたとしても、本当に浮気をしているのかどうかを確信できないまま不安を募らせている場合、まずは事実確認を行う必要があります。
疑いの段階で問い詰めても、相手が「そんなことはない」と否定する可能性は高いかもしれません。
さらに、不倫の可能性を指摘されたパートナーが慌てて証拠を隠してしまうと、その後に真実をつかむのが一層難しくなります。
つまり、はっきりとした証拠を押さえるまでは下手に相手を追い詰めないほうが得策です。
証拠がない状態で話し合うと、水掛け論に終始しやすいだけでなく、精神的にも疲弊してしまうでしょう。
浮気の事実を確かめるための手段はさまざまですが、いずれにしても決定的な裏付けがないかぎり、不倫の存在を白黒はっきりさせるのは難しいのが実情です。
だからこそ、どんな方法であれ「事実かどうか」を確認する材料をそろえることが大切だと言えます。
夫婦の今後を冷静に話し合うため
浮気や不倫が発覚すると、まずは今後の夫婦関係をどうするかを検討することになるでしょう。
離婚を考える人もいれば、子どものことや経済的事情から修復を選ぶ人もいるかもしれません。
いずれにしても、感情的になって話し合いが平行線をたどるのは避けたいところです。
具体的に浮気の証拠がある状態であれば、パートナーも否定しづらくなり、落ち着いて夫婦の今後を話し合うきっかけを作りやすくなります。
「証拠がないのにそんなことを言うな」と相手に開き直られるリスクを下げられるため、建設的な議論を進められるのです。
仮に離婚を選ばず関係修復を目指す場合でも、不倫の事実を曖昧にしておくのは得策ではありません。
どこかに不信感が残ったままでは、また何かの拍子で疑念がぶり返す可能性があります。
たとえ夫婦関係を続けると決めても、証拠をもとに「何が問題だったのか」をしっかり話し合うことが大切です。
慰謝料請求するため
不倫が理由で夫婦の関係が破綻した場合、浮気をしたパートナーや不倫相手に対して慰謝料を請求する権利が認められるケースがあります。
ただし、その際には肉体関係があったことや夫婦関係が崩れたことを客観的に示す強力な証拠が必要です。
もし浮気相手が「知らなかった」「既婚者だとは思わなかった」と言い逃れをしてきた場合でも、写真や動画、明確なメッセージのやりとりなどがあれば弁解の余地を狭められます。
逆に、単なるメールやSNSのやりとりだけでは、不倫の事実が曖昧とみなされる可能性が高いのも事実です。
慰謝料を請求する気持ちがあるなら、パートナーと相手が会っている日時や場所、その状況を具体的に証拠として残すことが不可欠になります。
強硬的に相手を責め立てるのではなく、まずは準備として「動かぬ証拠」を集め、必要に応じてしかるべき手続きを検討していく方が最終的に有利です。
不倫をやめさせるため
夫婦によっては、浮気が判明しても離婚までは考えていないケースがあります。
とくに子どもがいる場合などは、家庭を壊すリスクを避けたいと思う方も多いでしょう。
しかし、不倫を繰り返すパートナーをいかにして改心させるかが問題となります。
その際にも、確固たる証拠を突きつけることで、「これ以上言い逃れはできない」と相手に自覚させる効果が期待できます。
たとえば、不倫相手と一切連絡を取らないよう誓約書を作成する場合も、証拠があれば相手がごまかしにくくなるでしょう。
不倫を認めさせるだけでなく、今後二度と同じ過ちを繰り返させないために、どのような制約を課すかを明確にできるかどうかは、証拠の有無によって大きく変わってきます。
離婚か修復かは夫婦それぞれの選択ですが、不倫をやめさせるうえでも「相手が認めない」事態を回避するための証拠は大切です。
相手の開き直りを防ぐため
不倫や浮気が発覚しそうになると、パートナーが開き直って逆ギレをしたり、「何も証拠がないなら嘘だ」と突っぱねたりするパターンが少なくありません。
相手がこうした態度に出ると話し合いがこじれやすく、時間と手間がかかるだけでなく精神的にも大きな負担を背負うことになります。
証拠を押さえておけば、パートナーや浮気相手が強気に抵抗しにくくなるため、無用なトラブルを防ぐことが期待できます。
いったん開き直った相手を説得し直すのは非常に難しく、結局は離婚や慰謝料請求の場面でも労力を費やしてしまうでしょう。
浮気を感情的に非難する前に証拠を固めておくことで、よりスムーズかつ確実に話し合いを進められるはずです。
どんな証拠が慰謝料請求で認められやすいか

不倫の証拠として最も重要視されるのは「肉体関係があった」ことを示す具体的かつ客観的な証拠です。
ただし、実際に夫婦以外の人と性行為をしている場面を押さえるのはハードルが高いだけでなく、場合によっては違法行為に該当するリスクを伴います。
そこで注目されるのが、ラブホテルへ出入りする写真や動画、クレジット明細やカーナビの履歴など、多角的に見ても浮気が明確であると判断される証拠です。
LINEやSNSの画面メッセージだけでは決定打に欠けることがありますが、宿泊に関するやりとりや二人が行動をともにしている日時が一致するなどの状況証拠を組み合わせることで「単なる友人関係」を超える不倫関係だと立証しやすくなります。
実際の裁判でも、写真や動画とあわせて音声やメッセージの内容が総合的に評価されるケースが多いです。
以下では、慰謝料請求の際に強力な証拠として機能しやすい代表例を示します。
肉体関係を裏付ける写真・動画
浮気や不倫で慰謝料を請求する場合、法的には「配偶者と他の異性が不貞行為に及んだ」という事実の証明が求められます。
その点で、ホテルや相手の自宅に出入りする決定的瞬間をとらえた写真や動画は非常に有効です。
ただし、実際に性行為の真っ最中を撮影する必要はなく、あくまでラブホテルに出入りする様子などが撮影されていれば「肉体関係の可能性が極めて高い」と判断される場合があります。
反対に、手をつないで歩いているだけの写真や、キス写真程度では不十分とみなされる可能性もあるため注意が必要です。
明らかに性行為を連想させる状況が確認できるかどうかが大きな分かれ目になるため、確実な撮影をしようとすると自力での尾行や張り込みは非常に難しくなります。
いずれにせよ、最も強力とされる決定的な場面を押さえるには危険も伴うため、違法行為にならない範囲で慎重に取り組むことが大切だと言えます。
浮気のやりとりが分かるLINE・SNS・メール
日常的にやりとりしているLINEやSNS、メールなどは、浮気や不倫を裏付ける手がかりが残りやすいツールです。
しかし、これらの文面だけで本当に不貞行為があったと主張するのは難しい場合が多く、単なる友人同士のやりとりだと反論されるケースも想定されます。
例えば「昨夜は楽しかった」「また会いたいね」などの内容であっても、具体的な場所や性的な内容が含まれているかによって証拠能力の度合いが変わってきます。
さらに、スクリーンショットやコピーは改ざんの余地があると疑われがちなため、相手が浮気を認める発言や宿泊をうかがわせる具体的な記述があったとしても、決定打にはならないことがあります。
とはいえ、写真やホテルの領収書など他の証拠と合わせて提出すれば「やりとりの日時」と「実際の行動パターン」が一致していることを示せるため、十分強い証拠となる可能性があります。
ただし、勝手にスマホのロックを解除したり、パスワードを不正に入手する行為は違法性を問われるおそれがあるため、慎重な取り扱いが必要です。
パートナーが浮気を認めた録音・自認書
パートナー本人が浮気の事実を口頭や書面で認めれば、それも立派な証拠になります。
例えば、問い詰めた際に「実は浮気をしていた」と自白した音声データや、「もう二度としません」と不倫を認めた上でサインした念書があれば、裁判でも有効な資料として使える可能性が高いでしょう。
ただし、強引に脅して書かせた場合や、明らかに精神的圧力をかけて自白を取った場合には、その証言や書面の信頼性自体が否定されるリスクがあります。
また、録音をするときには会話の内容が明確にわかる形で保存し、日付などを含めて記録しておくことが大切です。
併せて、肉体関係が疑われる写真やSNSのメッセージなど別の証拠とも紐づけると、浮気の事実を補完しやすくなるはずです。
ただ単に「浮気した」と一言だけ入った音声よりも、いつどこで誰と何をしたのかを詳細に認める発言のある録音のほうが説得力は格段に上がります。
ホテルの領収書やクレジット明細・カーナビ履歴
浮気相手とのデートや宿泊に関する支払いをクレジットカードで行っていたり、ラブホテルの会員カードを使っていたりすると、その明細やポイント履歴などが思わぬ形で決定的証拠になることがあります。
加えて、車での移動が多い夫や妻の場合、カーナビの目的地履歴やドライブレコーダーのデータもチェックすべきポイントです。
不倫相手と行くはずのない遠方へ頻繁に足を運んでいる記録があれば、その理由を説明するのは容易ではありません。
また、財布の中からラブホテルの領収書や怪しいレシートが出てくることもあり、その内容から「二人で宿泊した」と推測できる場合があります。
こうした金銭や移動の履歴は、明確に肉体関係を示すわけではないものの、ほかの証拠と組み合わせると高い証拠力を持つ可能性があるため、こまめに確認しておくとよいでしょう。
第三者の証言や手帳・日記・スケジュールアプリ
本人同士のやりとり以外にも、第三者の証言が重要な役割を果たすことがあります。
たとえば、浮気現場を直接目撃した友人や知人が証人になってくれるケースや、浮気相手やパートナーとのやりとりを間接的に知っている職場の同僚などが証言をしてくれる場合には、その内容を裁判資料として活用できる可能性があります。
また、手帳や日記、スマートフォンのスケジュールアプリに「〇月〇日○○ホテル」など具体的に記載が残されていれば、浮気の行動記録を一部立証する助けになるでしょう。
こうした日常的な記録は意外なところでボロが出やすく、肉体関係の直接的な描写がなくとも、どの日時にどの場所で会っていたかが特定できることで真実に近づける場合があります。
いずれにしても、複数の証拠を組み合わせることで「言い逃れできない状況」を作るのがポイントです。
難易度別!浮気調査の手段

ここでは、浮気の証拠を集める方法を難易度別に分けて紹介します。
自分で行う調査にはどうしてもリスクが伴うものの、比較的ハードルが低い確認方法も存在するため、状況や自身のスキル・時間に合わせて取り組むかどうかを判断するとよいでしょう。
ただし、どの手段を選んでもパートナーにバレてしまう可能性はゼロではないため、一度疑われると証拠を隠滅されてしまうリスクが高まります。
たとえば、カバンの中をこっそり探ったり、パソコンやスマートフォンを勝手に開いたりする行為は、状況次第でプライバシー侵害や不正アクセス禁止法に触れる恐れもあるのです。
くれぐれも慎重に行動し、違法行為や揉め事に発展しない範囲での調査を心がける必要があります。
カバンや財布をチェックする
パートナーの浮気を疑い始めたとき、最初に試してみる人も多いのがカバンや財布の中身をチェックする方法です。
難易度は比較的低いものの、「パートナーの私物を無断で見る」行為自体に抵抗を感じる人もいるでしょう。
もし実行する場合は、レシートやクレジットカードの利用明細を発見できるかが大きなポイントになります。
ラブホテルの領収書や不審なプレゼントの購入履歴が出てきた場合、相手を問い詰める材料として強力な手がかりになる可能性があります。
IC乗車券の履歴も含めてどの駅で乗り降りしたのかを把握できれば、パートナーが明らかに不自然な場所を訪れていることが判明するかもしれません。
ただし、財布やカバンの中を定期的に覗いていることがバレると、相手が警戒して証拠を隠したり、逆に「勝手に見るなんて非常識だ」と責められて関係がさらに悪化するリスクもあるため、扱いは慎重に行いましょう。
自宅のパソコンやスマートフォンを確認する
自宅に共有のパソコンがある場合や、パートナーのスマートフォンを一時的に手に取るチャンスがある場合に、ネットの検索履歴やクラウド上のデータをチェックして浮気の痕跡を探す人も少なくありません。
特にブラウザの履歴には、ラブホテルやデートスポットの情報、浮気関連のサイト検索が残っている可能性があります。
パスワードが自動入力になっているSNSやメールソフトから決定的なやりとりを見つけられるケースもありますが、これは場合によっては不正アクセスとみなされる恐れもあるため、絶対に問題ないとは言い切れません。
スマートフォンに関しても、ロックの解除が必要になるとリスクが高まります。
調査の痕跡を消すのを忘れていて相手にバレてしまうと、かえって証拠を隠されてしまったり、プライバシー侵害だとして逆手にとられたりする可能性もあるので注意が必要です。
SNSやLINEの履歴をさぐる
SNSやLINEは、パートナーと浮気相手が連絡を取り合う場として最も一般的といっても過言ではありません。
そのため、送受信されたメッセージの文面から旅行や宿泊、ラブホテルの利用を連想させるやりとりを見つけられれば、不倫を裏付ける有力な手がかりになるでしょう。
また、SNSの投稿内容や位置情報をチェックすることで、パートナーの行動パターンを推測できる場合があります。
GPSを活用して動きを追う方法も考えられますが、相手のスマホや車に無断でGPS機器を取り付ける行為は違法性を問われる可能性があるため要注意です。
とはいえ、自分名義のスマートフォンや共有の車に搭載したGPSなら合法的に活用できる余地があるかもしれません。
いずれにせよ、SNSやLINEを独断でのぞくこと自体がプライバシーの侵害につながりかねないので、証拠を確保するならば慎重な計画が不可欠です。
決定的な写真を撮るための尾行・張り込み
不貞行為を確信できるだけの決定的証拠といえば、やはりラブホテルや浮気相手の自宅へ出入りするところを撮影した写真や動画です。
しかし、これは自分一人で尾行や張り込みを行うには相当な根気とスキルを要するうえに、気づかれてしまうとすぐに警戒され、証拠を取れなくなるリスクがあります。
探偵は複数の調査員が交代で尾行しながらターゲットを見失わない工夫をしていますが、一般人が同じことを再現するのは容易ではありません。
さらに、撮影場所や撮影方法によっては法律を違反する可能性も否定できず、トラブルに発展しかねないです。
もし決定的な写真を自分で手に入れたいなら、事前にパートナーの行動パターンを把握しておき、怪しい日や時間帯を特定して短期集中で尾行するなど、入念な準備をする必要があります。
それでもリスクを最小限に抑えたい場合には、必要な時期だけ探偵を部分的に依頼するという選択肢も検討する価値があるでしょう。
浮気の証拠集めを自力で行う注意点

浮気調査を自分で行うと、探偵に依頼するよりも費用を抑えられるかもしれません。
しかし、そのぶんリスクも多く、うまくいかなかった場合には証拠が得られないだけでなく、パートナーとの関係を一層悪化させたり、自分自身が違法行為に問われたりする危険性も考えられます。
軽い気持ちで行動しすぎると「気づいたら法的トラブルに巻き込まれていた」という展開もありえるため、あらかじめ自力調査の注意点をよく理解しておきましょう。
下手に行動を起こして逆効果になるよりも、必要に応じて専門家の力を借りるほうが結果的にスムーズに浮気問題を解決できるケースもあります。
法律違反になる可能性がある
不倫相手の住居を無断でのぞいたり、パートナーのスマートフォンをこじ開けてメールやSNSにアクセスしたりといった行為は、場合によって住居侵入罪や不正アクセス禁止法などに抵触する恐れがあります。
自分は浮気の真実を知りたいだけだとしても、法律上は正当化されない手段を取ってしまうと「プライバシーの侵害だ」と逆に訴えられる可能性も否定できません。
とくに、無断でロックを解除するのはかなり危険であり、裁判になればこちらの立場が不利になるリスクがあります。
また、他人の敷地や建物に勝手に入って証拠をつかもうとする行為は、いわゆる不法侵入として処罰される可能性があるため避けるべきです。
自力で証拠を集める際は、どこまでがセーフでどこからがアウトなのかを冷静に見極め、グレーな手段には手を出さないことが大切です。
パートナーにバレると関係が悪化しやすい
もし本当に浮気をしていないのに、自分が疑心暗鬼になって証拠集めをしていたのだとしたら、その事実をパートナーに知られたときの衝撃は大きいかもしれません。
夫婦の信頼関係が一気に崩れ、「そんなに疑うならもうやっていけない」と離婚話に発展してしまう可能性もあります。
一方、実際に浮気をしていたとしても、調査に気づいたパートナーが証拠を隠滅したり、警戒心を強めたりしてさらに証拠をつかみにくくなるでしょう。
下手をすると「勝手にスマホを見た」ことを逆手に取られ、自分が悪者にされてしまうリスクすらあります。
自力調査はあくまでも慎重に進め、バレたら困るような行動は避けるか、確実に悟られないよう最小限の接触で行うべきです。
もし尾行や盗撮などのリスクが大きすぎると感じる場合は、早めに探偵への依頼を検討するほうが安全策と言えるでしょう。
浮気調査する上で事前に知っておきたい3つのこと

浮気調査を始めるにあたっては、ただがむしゃらに証拠を集めようとするのではなく、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
特に「証拠を確保した後にどうするのか」をイメージできていない場合、相手を問い詰めるタイミングを間違えて思わぬ方向に話が転がるかもしれません。
さらに、決定的な証拠を入手できても、浮気の時期や状況によっては有効期限の問題が生じることもあります。
適切なタイミングで確実な証拠を押さえ、調査のゴールを設定して行動するために、以下の点をあらかじめ念頭に置いておくとよいでしょう。
証拠を掴んでも問い詰めない
浮気の確固たる証拠を見つけると、すぐにでも相手に突きつけて白黒をはっきりさせたくなるかもしれません。
しかし、感情的に問い詰めると、相手が必死になって証拠を否定したり隠蔽したりして、かえって話がこじれるリスクが高まります。
とくに離婚や慰謝料請求を考えている場合は、いきなり相手を責める前に今後のシナリオを整理しておくことが大切です。
相手に「証拠を持っている」と勘づかれてしまうと、残りの証拠を消去されてしまうかもしれません。
まずは確保した証拠を冷静に保管しつつ、弁護士や探偵などの専門家に相談して、最適なタイミングと手段で問い詰めるようにすると成功率が高まります。
闇雲に相手を糾弾してしまうと、後戻りできないほど関係が悪化するおそれもあるため、浮気問題を解決した後のゴールを明確に描いておくことが重要です。
途中でバレないように徹底的に調べる
浮気の証拠を集めるうえで最も避けたい事態は、途中で相手に気づかれてしまうことです。
一度バレると相手が身構えて行動パターンを変えたり、スマホやパソコンの履歴を完全に消去したりして、さらに証拠が取りにくくなります。
ホテルや浮気相手の家に行く時間帯を変えられてしまうと、尾行も困難になるでしょう。
逆に証拠集めの途中で相手を疑っている素振りを見せなければ、「まだ気づかれていない」と安心して同じ行動を続けるかもしれません。
そのほうが最終的に決定的な瞬間を押さえやすくなる可能性があります。
また、尾行やスマホチェックにおいても、自分の操作履歴を消さずに放置すると、調査中であることがバレやすいため注意が必要です。
いずれにしても、中途半端なところで気づかれると無用な衝突を招く恐れがあるので、慎重かつ徹底的に証拠を集め続けることが求められます。
浮気調査のゴール設定を決めておく
証拠を集める前に、浮気がわかった後でどうしたいのかを明確にしておくと、調査範囲や調査方法を絞りやすくなります。
離婚を決意しているなら、裁判で使えるような強力な証拠を集めるために多少のリスクを負ってでも確実に抑える必要があるでしょう。
逆に離婚せず関係修復を望むなら、あまり大がかりな尾行や追跡をして相手の反感を買うよりも、ある程度穏便な手段で証拠を押さえ、話し合いの材料にするにとどめるほうがいいかもしれません。
慰謝料請求の金額を重視する場合も、裁判で有利になる証拠がどんなものかをしっかり理解して調査しなければ効果が薄いです。
それぞれのゴールによって必要な証拠の質や量、調査期間が変わるため、自分が本当に何を求めているのかを先に決めてから行動を起こすほうがスムーズに進むでしょう。
証拠が集めきれないときはどうする?足りない場合の対処法

浮気の証拠集めを自力で進めていても、十分な裏付けを得られないまま行き詰まってしまう人は少なくありません。
パートナーが証拠を隠滅している場合や、そもそも行動パターンが読みづらくて尾行が難しい場合など、素人が不倫の真実を完全に突き止めるには限界があるのも事実です。
しかし、証拠不足の状態だからといってあきらめてしまうと、相手の開き直りを許す結果につながりかねません。
ここでは、証拠が十分に集められなかったときの対処法として、間接証拠を積み重ねる方法や専門家への相談の有効性について見ていきます。
特に法的手続きを視野に入れているなら、早めに弁護士や探偵にアドバイスを求めることで不足分を補い、より確実に立証できるケースもあります。
間接証拠を積み重ねる
肉体関係の決定的瞬間をとらえる写真や動画が理想ではありますが、必ずしもそれだけが浮気の証拠になるわけではありません。
複数の間接証拠を積み重ねて推認していく形でも、十分に不倫を立証できる場合はあります。
たとえば、ラブホテルの領収書やクレジット明細、SNSのやりとり、パートナーのスケジュール帳や日記、そして浮気相手との噂話などが複合的に合致すれば、「肉体関係があった」と裁判官が判断する余地は高まるでしょう。
こうした断片的な証拠を地道に集めていく過程では、バレないように細心の注意を払いつつ、日時や状況をメモして一貫性をもたせることが重要です。
弁護士・探偵へ相談して不足分を補う
自力調査である程度の手がかりを見つけたものの、いまひとつ決定打に欠けると感じるなら、弁護士や探偵に相談してみるのがおすすめです。
弁護士にアドバイスを受ければ、裁判や慰謝料請求に必要な証拠が具体的にどのようなもので、どのように集めればよいかを明確に示してもらえます。
また、探偵業者に依頼すれば、尾行や張り込みなどの専門的な調査が可能になるため、肉体関係を示す確実な写真や報告書を手に入れるハードルがぐっと下がるでしょう。
探偵費用は安くはないものの、費用対効果を考えれば、ずるずる自力調査を続けて結果を得られないリスクを回避できるというメリットがあります。
すべてを探偵に任せるのではなく、一部の尾行だけを依頼して費用を抑えたり、逆に証拠固めをしてから弁護士に訴訟手続きを進めてもらったりと、柔軟に不足分を補う選択肢を模索してみるのも良いでしょう。
浮気の証拠集めは探偵に依頼するのがオススメ!

先述した裁判で有力な浮気の証拠は、自力で集めるのがかなり困難です。
どうしてもパートナーの行動を常に監視しておかなくてはいけないため、忍耐力はもちろん状況によっては法律に触れてしまう可能性もあります。
探偵が撮影した写真や作成する報告書は、裁判や調停の場で高い証拠能力を認められる場合があります。
これは、探偵が客観的な第三者として専用の調査手段を用い、日時や場所、状況を詳細に記録しているためです。
自力調査では相手に気づかれて追跡が中断したり、不鮮明な写真しか撮れなかったりして証拠が不完全になるリスクがつきまといますが、探偵の場合は複数人での尾行や高品質なカメラ機材を駆使して、より鮮明でタイムラインのはっきりした報告を作成できるのです。
こうした専門的な調査の結果を正式な報告書という形で提出できれば、「単なる推測や捏造ではない」と裁判所が判断しやすくなるでしょう。
もちろん絶対に勝訴が保証されるわけではありませんが、自力調査だけで得た証拠とは比較にならないほど強い説得力を持つ可能性があります。
夫の浮気に悩んでいるなら探偵に相談してみよう

これまで浮気の証拠を自分で集める方法や注意点を解説してきましたが、実際に行動に移すと想像以上に困難な面が多いことがわかります。
証拠がそろわないまま相手を問い詰めてしまえば、言い逃れや開き直りに直面して状況が悪化するリスクも高まるでしょう。
もし自分だけで対応しきれないと感じる場合は、思い切って探偵事務所に相談するのが手堅い選択肢です。
PIO興信所探偵社では、業歴52年に及ぶ長年の実績を背景に、浮気調査に関する無料相談を受け付けています。
専門家ならではのノウハウを駆使して、あなたの状況に合わせた最適な調査プランを提案し、離婚や慰謝料請求などの法的手続きにも対応しやすい確固たる証拠を得られる可能性が高まるはずです。
納得できる結果を目指したい、あるいは早期解決を目指したいという方は、ぜひ一度探偵への相談を検討してみてください。

この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。