不倫の行く末を真剣解説。5つのパターンと不倫を諦める方法とは?

配偶者以外の方と関係を結ぶのは、たった1度切りでもやってはならないことです。浮気・不倫が発覚すると慰謝料が発生するだけでなく、離婚をするかどうかも検討され、子供がいれば大きな影響を及ぼします。

しかし、いつの時代になってもなくならないのが不倫。そんな不倫の行く末を考えたことはありますか?今回は不倫をしたらどうなるのか、また不倫を諦めたい方に向けて不倫を断ち切る方法をご紹介します。

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不倫をしたらどうなる?

そもそも、不倫をしたらどうなるのでしょうか。「やってはならないこと」「でも、不倫は犯罪ではない」などと言われていますし、不倫は意外にも身近な存在です。まずは、不倫が起こるとどうなるのか詳しく見ていきましょう。

離婚をする夫婦もいる

不倫というと、「離婚するもの」と考える方も多いです。不倫と離婚をイコールで結びつけることはよくあるのですが、必ずしも離婚する必要はありません。夫婦で話し合い今後を決めていきますが、1度切りでも「他の人と関係のあった配偶者とは暮らせない」と思い離婚する場合もあります。

また、離婚の理由が「子供に不倫がばれたから」という家庭もあるでしょう。不倫は夫婦の問題であり親子関係には影響しないとはいえ、「不倫をした父親が許せない」「一緒に暮らしたくない」と考える子ももちろんいます。他にも不倫された側が子供の養育環境を考えて、離婚を決めることもあるでしょう。

また、不倫をした方は「有責配偶者」になり基本的に有責配偶者から離婚を切り出すことはできません。不倫カップルでよく見る「妻・夫とは別れて不倫相手と一緒になる」というのは、不倫が発覚した時点で成立しないのです。不倫を隠し通し、別の理由で離婚するかどうかを話し合い、双方の合意が取れてから離婚となります。簡単に「家庭を清算して不倫相手と一緒になる」と言いますが、実際にやってみると話し合いの時間が十分に必要ですし、手間も労力もかかります。

慰謝料を請求される

次に不倫慰謝料の請求です。不倫は民法上の不法行為に当たるため、不倫によって精神的なダメージを負った「不倫をされた側の配偶者」が「不倫相手」と「配偶者」に慰謝料請求できます。

ある程度の相場は決まっており、

・夫婦が離婚した場合…100~300万円

・夫婦が離婚しなかった場合…~100万円

この金額あたりが妥当として慰謝料額を決めていきます。ただし、不倫の期間が長かったり不貞行為の回数が多かったり、不倫の末に子供を妊娠・出産しているなどの不倫の程度が大きければ増額することもあります。支払い能力によっても異なり、極論だと「双方の合意がとれれば金額はいくらでも構わない」のでこれ以上となる場合も多々あります。

謝ったとしても、支払えないと訴えても、不倫の事実があれば慰謝料は発生します。不倫の代償は非常に大きいものですが、不倫をされた側からするとこれでも少ないと感じることは多いです。

場合によっては引っ越し、転職の必要も

独身の方なら慰謝料が発生するものの、家庭を持っていないので離婚や子供への影響は考えなくてよいでしょう。しかし、不倫が周囲に一切バレなければ当事者だけで済ませられますが、例えば社内不倫でトラブルが起こると職場で噂になるかもしれません。自分が信用して相談していた相手が、不倫の行く末に慰謝料請求までされたとなると、さすがに関係を絶たれるかもしれません。

不倫の事実が分かったとしても、当事者は悪意を持って情報を拡散してはなりません。「会社にばらす」などといって恐喝することは法律で禁止されていますが、不倫は誰が把握しているのか分からないもの。当人たちは盛り上がっているので周囲への影響に気付けず、問題が起きた時は職場・プライベートで居場所がなくなっているかもしれないのです。

場合によっては、転職しなければならないこともあります。近所で噂になっていたら、居づらくて引っ越しする必要も出てくるでしょう。不倫とは「お金を支払えばそれで解決する」のではないのです。

周囲に発覚すると信頼関係が築けなくなる

先ほどもご紹介したように、友人関係への影響はゼロではありません。当然不倫とはマイナスイメージのあるものなので、友人が減ったり非難されたりすることもあるでしょう。例えば仕事の取引先にまで影響が出ることは考えられませんが、同僚や同じ職場の方からは「あの人は不倫をした」と後ろ指をさされるかもしれません。

不倫で失うものは、自分の時間だけではありません。友人や仕事先の人など、周囲の方からの信頼関係も崩れてしまいます。一時の気の誤りで失うものは大きいのです。

不倫の行く末を5つのパターンで解説

不倫をすると起こることを解説しましたが、不倫の行く末には5つのパターンがあります。それぞれを解説していきましょう。

不倫相手と一緒になる、結婚する

まずは不倫相手と一緒になり、結婚することです。ですが、繰り返しお伝えするようにまずは双方が現在の家庭を手放し離婚しなくてはなりません。離婚には双方の同意が必要なので、相手が「離婚したくない」と言えば離婚をするか・しないかで話し合いが必要です。

離婚が成立しても、離婚条件でまた話し合いとなるでしょう。突然の離婚の申し出はこれもまた慰謝料の対象であり、互いに貯蓄がない状態でのスタートかもしれません。不倫が発覚していると、当然慰謝料があり借金を抱えた状態です。

また、夫婦に子供がいれば養育費の問題もあり、不倫相手との生活はすべてが幸せで順風満帆ではありません。普通の結婚よりもいくつも問題まみれで、理想の新婚生活ではないかもしれない点に十分注意が必要です。

不倫をやめて別れる

次に、不倫をやめて別れるパターンです。バレないうちに不倫関係を断ち切れば、慰謝料は当然発生しませんが、途中で不倫が発覚していると例え別れたとしても慰謝料の支払いがあります。

別れることは不倫の行く末の中で、最も理想的な選択です。不倫をしている間は、家族や恋人、両親、そして自分の大切な時間などさまざまなものを犠牲にしています。遊び半分で不倫をしているのかもしれませんが、その代償として支払う慰謝料は相当な額です。簡単に数百万円を用意できない、という方がほとんどでしょう。

別れたらその分、好きなことに時間を使えます。独身の方だと新しい恋愛を探したり、自分磨きを楽しんだり、既婚者なら家族との時間を過ごせるのです。一体不倫は自分にとってメリットになったのかどうか、今一度冷静になって考える必要があります。

バレないよう不倫を続行する

不倫の行く末のパターンとしては、そのまま不倫を続行するのも選択肢のひとつです。バレないようにしなければならないので、自由にデートはできません。人目を気にしながら、いつまでも隠れ続ける関係を維持するというのも、選ぶ項目のひとつでしょう。

ただし、ずっと不倫相手も同じ気持ちなのかというのは分かりません。不倫カップルといっても互いに家庭を持つ間柄なので、自分の家で「子供が生まれた」「介護が必要になった」「家を建てて引っ越しすることになった」などの変化が起きれば、真っ先に切られるのは不倫相手のあなたです。

配偶者公認で続ける

珍しいパターンですが、配偶者公認で不倫関係を続けることもあります。愛人というポジションになるのかもしれませんが、これは配偶者が不倫を把握してから3年以上経つと慰謝料請求もできなくなります。ただし、だからといって不倫相手と一緒になることはないでしょうし、ご自身が既婚者の場合自分の家族にバレてしまう可能性はあるでしょう。

もし配偶者から許された、と感じても、不倫関係が継続するとは限りません。しばらく経ってから離婚を切り出され、さらに不倫相手も去ってしまい一人になる未来が待っているのかもしれません。

別に恋人を作り結婚する

最後に別に恋人を作って自分が結婚するパターンです。自分が独身なら恋人を作るのも自由でしょう。不倫相手はそもそも家庭を持っており、独身の方が「不倫ではなくてきちんと関係が作れる相手がいい」と願っても構わないからです。

正しい恋愛は失うものが少ないです。不倫はそもそも周囲から落胆される、悲しませるだけのものであり、こうして前を向く選択肢を選んでみても良いのかもしれません。

不倫を諦めたいあなたへ、どうすれば別れられる?

考えてみると失うことの多い不倫。とはいえ、マンネリした日常の中で刺激的で新鮮な不倫は、ときに夢中になってしまうことが多いのも事実です。不倫を諦めたい!と思っている方に、不倫相手との関係の断ち切り方をご紹介します。

不倫は隠し通すのは難しい

そもそも、不倫の持つリスクをみなさんは正しく理解しているでしょうか。不倫調査を行う探偵からの目線だと、不倫はいつか発覚してしまう可能性が高いです。長く関係を続ければ続けるほどバレるリスクは高くなり、不倫カップルは自然と大胆な行動をとり始めるのもよく見られるケースです。

配偶者がその気になれば、不倫は探偵・興信所に依頼して調査が可能です。自分の住んでいる場所から名前、不倫相手といつどこで会っていたのかまで詳細に調べられます。「警戒しながら会っているから大丈夫」と思いますが、なら「ホテルで待ち合わせて性交渉をし、そのまま別々に解散」といった関係をずっと続けてむなしくはならないでしょうか。

本来、恋人と会うのは楽しさを共有できる機会です。隠し通すことを目的にすると、アクティビティやデートスポットなどにも立ち寄れず、ずっと人目を気にしながら生活しなければなりません。かといって、諦めて堂々としていればすぐに調査で不倫の足が付きます。

探偵側から見ると、バレにくいのは「短期間で終わる不倫」です。もし別れたいと思ったら、すぐ行動に起こすことをおすすめします。

不倫で得られたもの・失ったもののバランスを考える

不倫が忘れられないのであれば、得られたものと失ったもののバランスを考えましょう。この記事冒頭でご紹介したように、「不倫がバレるとどうなるか」の結末をじっくり考察しても構いません。得られたものといえば、不倫相手との楽しいひとときでしょう。新鮮な思いをし、相手からも大切にされたかもしれません。ですが、失ったものは「家族との時間」「自分の大切な時間」「デートにかかった代金」「倫理観」「信頼してくれる友人」「働きやすい職場環境」などさまざまなものがあります。

この比率を考えて、果たして不倫は自分にとってメリットが大きいものでしょうか。しがみついてまで、手放してはならないものでしょうか。不倫をやめるといかに自分が失ったものの多さに気付くことができます。別れられないと思う方は、一度リストアップして不倫のメリットとデメリットを考えてみましょう。

別の趣味を見つける

次は別の趣味を見つけることです。不倫に溺れる方は恋愛に依存するようなタイプが多く、盲目的になっているのかもしれません。視野を広げると他にも楽しいことはたくさんありますし、「誰かの感情に左右されない趣味」を持つのは精神安定にもおすすめです。

例えば一人で楽しめる鑑賞の趣味や、料理などに凝ってみても良いかもしれません。最近ではオンライン講座も充実しているので、新しく習い事を始めるのも簡単です。不倫相手と別れるためには、相手のことを思う時間と会う時間を少しずつ減らしていきましょう。いかに自分が狭い視野の中で生活していたか、気付くことができます。

家族のことを考える

既婚者で不倫をしている方は、罪悪感がまったくないわけではないでしょう。配偶者のことは考えられなくても「子供には申し訳ない」「離婚して子供と一緒に過ごせなくなるのはイヤだ」と思っているかもしれません。

その理由で構わないので、不倫と家族を比べてどちらを選択した方が良いのか今一度考えてみます。配偶者とうまくいかないから、と不倫に走っていないでしょうか。子供や家族のことを考えると不倫は悪いことであるのなら、問題から目を背けずに家庭内のことに注目すべきです。不倫をやめて、配偶者とどう関係を築いていけばよいのかを今一度考えてみましょう。自分が逃げる以外にも、家庭を円満にする方法はたくさんあります。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y

浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。

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本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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