浮気調査で見つけた浮気相手とのメールやLINEは復元可能?証拠を掴む方法を解説します
パートナーの行動に不審な様子が見られたときに、浮気の証拠がないか確認したくなります。不安に駆られてスマホのメールでのやり取りを見てしまう人は少なくないでしょう。
浮気調査のためにパートナーのメールを見ることは法的にどうなのでしょうか。また削除したメールを復元できるのか、浮気調査の時に自分が不利になることはないのかなどについて解説します。
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浮気調査は探偵に頼むべき?
浮気調査の方法は、自分で行う方法と探偵などの専門家に依頼する方法があります。相手の行動を偵察して写真や動画を撮ったり、会話の録音などの証拠集めを自分で行うメリットは、自分の都合次第なので費用が安く済むことです。探偵に依頼すると、10万円から100万円ほどかかる場合もあるでしょう。費用は証拠集めに時間がかかればかかるほど高額になります。
自分で証拠集めをするリスク
自分で証拠集めをする場合は、パートナーの行動を監視して浮気現場の写真を撮るために、毎日が浮気調査の事で頭がいっぱいになり自分の時間がなくなってしまうでしょう。もしパートナーが尾行に感づいてしまった場合、信頼までも失いかねません。夫婦の関係に亀裂が生じ、元のさやに戻れなくなってしまうリスクがあります。
自分で証拠写真を撮る際、テクニックがないと顔がピンボケになったり、陰になって本人を特定できない仕上がりになることがあります。その場合、パートナーに言い逃れの隙を与えてしまう可能性があるため、顔がしっかりと映った写真を撮る必要があります。
探偵に頼む方が精神的ダメージを軽減できる
自分ひとりで浮気調査に成功しても、生々しい交際の証拠をリアルタイムで目にするのは想像以上に苦痛を伴います。自分だけでは孤独な戦いになり、感情的になりがちです。取り乱したりすると夫婦の溝がさらに深くなり、裁判になったとき有利に進めることが難しくなるでしょう。また、尾行にかかる時間が長く続くとともに、精神的ダメージも大きくなっていきますので、自分で調査するのはあまりおすすめではありません。
探偵は、費用はかかりますが自分の時間と心の消耗を少なくできるメリットがあります。探偵は浮気調査のプロ。鮮明な写真や動画を撮ることが仕事です。逃れることのできない決定的な証拠を得ることができるでしょう。言い逃れのできない証拠は、裁判を有利に進めることができます。探偵の費用は高額ですが、価格に見合った価値がありますので、有利な条件で清算させたい人には特におすすめです。
パートナーのスマホを見るメリット・デメリット
パートナーの就寝時など、スマホに浮気相手とのやりとりが残っているかもしれないと思い、パートナーのスマホを見たくなります。果たしてパートナーのスマホを許可なく見てもいいのでしょうか。
メールを見るメリット・デメリット
メリット
メールを見るメリットは、浮気をしているのかどうかはっきりしないが行動が怪しいと感じているときに、浮気相手とのやり取りを確認することで、浮気疑惑が確信に変わることです。疑惑から確信へ変わると、浮気問題の解決に一歩近づき、今後の対応策を立てやすくなります。怒りが増すかもしれませんが、浮気されているのではないかという不安から解放されるでしょう。
デメリット
パートナーは夫婦であっても他人ですので、勝手にメールを見ることはプライバシーの侵害となり、パートナーから訴えられる可能性があります。メールを見たことがばれた場合、パートナーが逆上し、夫婦関係に決定的な亀裂が生じることも考えられます。また、メールを見られた後、パートナーが警戒して浮気相手とのやり取りのメールを削除してしまう恐れもあります。メールが削除されると、復元しなければ確認できないため、調査に時間がかかる可能性があります。
メールの復元は可能か?
メールの復元は、専用のソフトを利用すれば可能です。無料で利用できるメール復元専用のソフトもあります。ただし、自分のメールの復元は問題ありませんが、パートナーが読んだ後にごみ箱に入れたメールを許可なく復元することはプライバシーの侵害になります。
データ復元を行う業者も存在しますが、不正に取得したデータの復元は「不正アクセス助長罪」に該当し、犯罪行為となります。もし裁判になった場合、不正に得た証拠は認められないため、裁判を有利に進めることができません。メールの復元はデメリットの方が大きいため、避けたほうが良いでしょう。
さらに、メールだけでは証拠として不十分な場合があります。やり取りの内容によっては、冗談だと言い訳される可能性もあります。浮気相手と実際に会っていた証拠になりにくく、写真や動画よりも証拠として弱いと判断されることがあります。
LINEを確認するメリット・デメリット
一昔前までは、浮気相手との連絡手段に電話やメールが使われるのが一般的でした。しかし、近年では連絡手段としてLINEを利用したやり取りが主流です。パートナーのLINEを確認するメリットとデメリットについて解説します。
連絡先を手軽に交換できる
メールの場合はメールアドレスを手書きで渡したり、口頭で伝える必要がありました。一報LINEではQRコードを表示して友だち追加するだけで連絡が取れるため、より手軽に連絡先の交換が可能です。
日頃から関わりのある社内の同僚や部下はもちろん、飲み屋で出会った異性や出張先の地元に住んでいる異性とも気軽に連絡を交換できます。LINEは日常生活でも利用頻度が高く、使っていない人は少ないため、常習的に連絡先を交換する人もいるかもしれません。
トーク履歴を削除できる
LINEはトーク履歴の削除が可能です。送信履歴はもちろん、トーク一覧で浮気相手の名前を左にスワイプすれば、これまでの全てのトーク履歴を削除することができます。
日頃からバレないように警戒している場合には、履歴が残らないよう1日単位や連絡するたびに履歴を削除している人もいるでしょう。抜き打ちでLINEチェックをしても、その都度履歴を消されている場合には、証拠を隠滅されている可能性があります。
指定した相手の通知をオフにできる
メールでは受信の通知を全体でオンかオフにするしかありませんが、LINEでは指定した相手の通知をオフにすることが簡単に設定できます。通知をオフにすることで受信を気にせず、一人になったタイミングでメッセージを確認したり返信することが可能です。パートナーに怪しまれることなく、連絡を取るのに最適なツールといえるでしょう。
通話履歴が残らない
通常の電話を使用した場合、発信や受信の履歴が残りますが、LINE通話を利用すれば通話料が無料なだけでなく、履歴を簡単に削除することができます。以前は長電話で電話料金が跳ね上がることもあり、家庭で電話料金を共有している場合には怪しまれることもありましたが、LINE通話ならその心配はありません。電話代を抑えられる点も、浮気相手とコミュニケーションを取るのに最適なツールです。
特定の人の名前を変えられる
LINE上で表示される名前は、簡単に変更することができます。本来は相手を分かりやすくするためのニックネーム機能ですが、異性からの連絡を怪しまれないように利用する人も少なくありません。
LINEのトーク履歴を復元する
先に述べたように、LINEは手軽にコミュニケーションが取れ、履歴の削除も簡単なため、浮気には絶好のツールとされています。しかし、浮気調査を依頼すればLINEのトーク履歴を復元することが可能です。ここでは、AndroidスマホとiPhoneの場合の操作方法を紹介します。
Androidスマホの場合の復元方法
パートナーがAndroidスマホを使用している場合には、「トークのバックアップ」を利用してトーク履歴を復元することができます。一般的にはスマホの機種変更時に「トークのバックアップ」を使用しますが、一度消した履歴を復元する際にも利用できます。ホーム画面から設定をタップし、「トークのバックアップ・復元」の項目を選択します。「復元する」をタップすることで、最後にバックアップを取った時点の状態に復元することが可能です。
iPhoneの場合の復元方法
iPhoneの場合、Androidとは仕様が異なるため、同じ方法では復元が難しいです。まず、LINEを開き、LINE上の設定一覧から「トークのバックアップ」を確認します。Androidでは「復元する」ボタンが表示されますが、iPhoneでは表示されません。バックアップからトーク履歴を復元するには、一度LINEアプリをアンインストールし、再インストールしてログインする必要があります。これによりトーク履歴を復元できます。ただし、アンインストールにはリスクが伴い、パートナーにスマホを見たことがバレる恐れがあります。そのため、長時間スマホを触れる状況で試すなど、実行する際は用心深く行いましょう。
InstagramなどSNS上での浮気のやりとり
LINEやメール以外にも、SNSやアプリによる浮気トラブルも増えています。ここでは、Instagram、Facebook、Twitterを例に挙げてSNSでの浮気事情について紹介していきます。
Instagram(通称インスタ)は、アプリをダウンロードするだけで誰でも投稿を閲覧でき、コメントを通じて友好関係を築きやすいのが特徴です。不特定多数の人が見える形でコメントをすることもできますし、親しくなれば個別でメッセージを送り合うことも簡単です。本名でアカウントを作成することが少なく、気軽に連絡を取りやすい点で、異性と関わりを持つのに便利なツールと言えます。
特に、共通の趣味を持つ投稿をしている場合や、昔の恋人と久しぶりにやり取りを再開して浮気に発展するケースも考えられます。さらに、不倫や浮気相手を探すためのアカウントも存在しており、出会いを求めている場合には出会いやすいのも特徴です。「オフ会」を口実に最終的に二人で密会し、関係が深まるケースも少なくありません。また、LINEやメールに比べて浮気調査の対象外とされ、発覚しにくいこともあり、浮気相手とコミュニケーションを取るツールとして定着しつつあります。
個人で調査する場合には、投稿されている写真をチェックしたり、よくやり取りしている相手をピックアップするのが良いでしょう。一人では行かなさそうな場所の投稿や、女性の影がないかなどを確認することをおすすめします。もしスマホをじっくり確認できるようであれば、メッセージもチェックしてみましょう。SNSのメッセージは削除されることが少なく、身に覚えのない相手や浮気相手とのやり取りを見つけやすい傾向があります。
SNSの中でもリリース歴が長いのがFacebookです。他のSNSと比べ匿名性が低く、サブアカウントが作れないこともあり、本名で作成している方が多いのが特徴です。
パートナーのアカウントを探しやすい反面、自分のアカウントについてもバレやすい傾向にあるためチェックする場合には慎重に行いましょう。大半が本名で登録されているため、まずは本名や旧姓で検索することから始めてみましょう。知っておきたいこととしては、Facebookは InstagramやTwitterに比べアクティブユーザーが少なく、頻繁にログインや投稿をする人は少ないです。そのため、近況を知りたい場合には欲しい情報を得られない可能性があります。パートナーだけでなく、浮気相手についても同様です。アクティブユーザーかどうか、投稿内容や時期を確認するようにしましょう。
浮気相手のアカウントを特定したい場合には、投稿を開き、タグなどから同じアングルの写真が投稿されているアカウントをピックアップしてみましょう。その後の動向もチェックし、よく同じ場所に行っていそうなアカウントは浮気相手の可能性が高いと判断できます。稀に、アクティブユーザーが多いInstagramやTwitterを避け、Facebookのみを更新している人もいるため、プロフィールなども怪しい点がないか確認することをおすすめします。
X(旧Twitter)
SNSの中でもアクティブユーザーが多く、一人でいくつもアカウントを所持できるのがTwitterです。更新頻度は高い傾向にあるものの、本人と特定できるまでに時間がかかります。さらに不特定多数の人に閲覧されないよう鍵アカウントに設定している場合もあります。鍵アカウントの場合、検索しても表示されにくく、投稿内容を確認するためにはフォロワー同士になる必要があるため、承認申請が必要です。これにより調査が難しくなることもあります。
他のSNSと比べてセキュリティが高い印象ですが、手っ取り早い方法としては、パートナーがTwitterを使用している時にアカウント名を記憶しておき、後で検索する方法があります。これにより、アカウント特定までのリードタイムを短縮できます。
また、「ユーザー検索」からアカウント名だけでなく、電話番号やメールアドレスで検索をかけることも可能です。まずは手元にある情報から検索し、調査を進めてみましょう。
投稿内容は140文字以内のため、情報が少ないことが多いです。写真が投稿されている場合、その日付や窓ガラスに相手の顔が映り込んでいないかも確認しましょう。手軽に削除できるため、怪しい投稿があった場合には、後々の証拠となり得るようにスクリーンショットなどで保管しておくことをおすすめします。
浮気調査が終わったあとの解決方法
浮気調査について、メールとその復元についてご紹介してきました。メールを勝手に見ることは夫婦でもプライバシーの侵害になり、不利益を被ることがあるためやめたほうがいいでしょう。メールの復元も、勝手にやる場合は罪に問われる可能性があることをお伝えしました。
どのような解決方法で決着をつけるか考えてみる
浮気調査やメールの復元などの証拠集めは、夫婦が将来どうなりたいかを冷静に考えてから行動に移すようにしましょう。浮気が事実だった場合、反省したら受け入れるか、受け入れられないかをある程度決めておくことも大切です。譲れないことは何か、望ましい解決策はどのような形か、できる限り具体的に考えてみることをお勧めします。
感情的にならず冷静に
離婚する意思が固い場合でも、感情的になり冷静な判断ができなくなると、相手もムキになり徹底抗戦に発展するかもしれません。裁判になっても有利な条件を引き出すことが難しくなるでしょう。浮気を許すつもりで、反省したら戻ってきてほしいと思っていても、泣いたりわめいたりすると、パートナーが心変わりして浮気相手を選んでしまうこともあるかもしれません。
具体的な解決方法
カウンセリングを受ける
カウンセリングを受けることで、感情を整理し、冷静な判断を下すためのサポートを受けることができます。専門家の助けを借りて、夫婦関係の修復や、将来の方向性を見つける手助けをしてもらいましょう。
法的手続きを検討する
浮気が原因で離婚を考えている場合、法的手続きを検討することも重要です。弁護士に相談し、離婚や財産分与、親権などについてのアドバイスを受けることで、適切な対応が可能となります。
友人や家族のサポートを受ける
友人や家族に相談し、サポートを受けることで、精神的な負担を軽減することができます。信頼できる人に話すことで、冷静に状況を見つめ直すことができるでしょう。
浮気調査の結果を踏まえ、どのように解決していくかは慎重に考える必要があります。感情的にならず、冷静に判断することで、最良の解決策を見つけることができるでしょう。
まとめ
浮気調査で浮気相手とのメールやLINEのやり取りを復元することは可能ですが、慎重に行う必要があります。専用のソフトや業者を利用して復元する方法がありますが、プライバシーの侵害や法的リスクを伴うことを忘れてはなりません。また、証拠を集める際には、パートナーとの今後の関係について冷静に考えた上で行動することが重要です。感情的にならずに、冷静に判断し、最適な解決策を見つけるためにカウンセリングや弁護士の助けを借りることも検討しましょう。
浮気調査は、確かな証拠を得るための手段として有効ですが、その後の対応は慎重に行うことが求められます。一人で考え込まず冷静に、頼れる人に相談して自分にとって有利な方法を選択できる心のゆとりを忘れずに行動することをおすすめします。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。