結婚調査の内容や調査方法は？探偵へ依頼する時のポイントもご紹介

公開日:2020/03/02 最終更新日:2023/09/22

結婚調査という言葉を聞いたことがありますか？これから結婚を考えている相手の身辺を、相手に分からないように調べることを指します。

以前は恋愛かお見合い結婚が主流でしたが、現在ではSNSや婚活パーティーで出会ったカップルが結婚するケースも少なくありません。出会いのきっかけが増えることは喜ばしいことです。しかし一方では気軽に知り合えることで、相手のことをよく知らないままに結婚してしまい、実はパートナーに借金や性格上の問題があると発覚することもあります。

結婚前に相手のことを確実に理解し、安心した結婚をするための方法の一つが結婚調査です。

今回は結婚調査の内容と、探偵事務所に調査を依頼することのメリットについて紹介します。

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結婚調査の内容とは？調べられることと調べられないこと

探偵事務所が行っている結婚調査がカバーしている項目は、多岐に渡ります。まずは結婚調査の内容として、探偵事務所が調べられることと調べらないことについて見ていきましょう。

探偵事務所の結婚調査で調べられること

前述したとおり、探偵事務所で行っている結婚調査で調べられることは多岐に渡ります。すべてを列挙することは不可能なので、まずは多くの人が依頼する項目についてチェックしていきましょう。

パートナーに関する基本情報

まずはパートナーに関する基本情報です。名前や住所、年齢、学歴、勤務先などですね。

SNSやインターネットで出会ったケースでは、「名前が偽名だった」「年齢を詐称していた」「一流企業で働いていると言っていたのに、実は無職だった」なども実際にあります。

借金やギャンブルに関する情報

2つ目は、借金やギャンブルに関する情報です。お金に関することはシビアで、結婚生活を続ける上で重要事項の一つ。すでに多額の借金を抱えている、さらに借金している事実を隠している相手と結婚をしてしまうと、結婚後の生活が破綻してしまう可能性があります。

またギャンブル癖があるかどうかも調査可能です。競馬やパチンコ、競輪、競艇、カジノなどをやっているかどうかも調べてくれます。ギャンブル自体は適度に距離を保って行えば問題はありませんが、あまりにものめり込み過ぎて、ギャンブルに費やすお金が多いようなら注意が必要でしょう。

家族に関する情報

家族に関する情報も調べることができます。結婚は当人同士が行うものですが、多くの場合で結婚後は家族間で付き合いをしなければいけません。特にパートナーの家族と同居を考えている人にとっては、避けては通れない大切なことでしょう。

結婚調査では結婚相手の両親や兄弟など、家族に関する情報を調査してくれます。家族の職業や社会的な評価、経済状況、近所の人の噂などを事前に知ることができるのは安心です。

仕事に関する情報

4つ目は仕事に関する情報です。もし結婚後も収入確保の面でパートナーに仕事を続けてもらう必要がある場合、どのような仕事に就いているのか、収入は安定しているのかなどは気になる部分ですよね。

結婚調査ではパートナーの就労状況も調査してくれます。仕事先での評判や、過去にどのくらい転職をしたことがあるかも調べてくれますよ。

交友関係に関する情報

最後は交友関係に関する情報です。どのような友人がいるのか、異性との交友関係はどうなのかについて調査をしてくれます。

特に異性との交友関係は、結婚をする上で気になるところ。異性の友人が多いか、浮気をしていないかなどについて、結婚前に知っておくと安心です。

探偵事務所の結婚調査で調べられないこと

結婚調査の対象は広いですが、限界があります。一般的な探偵事務所の結婚調査では調べられないことについてチェックしていきましょう。

過去の犯罪歴

1つ目は過去の犯罪歴です。犯罪歴は警察のデータベースに保管されているため、簡単に調査できるものではありません。

ただし新聞や雑誌、テレビなどで取り上げられたことがあれば、調査可能です。また調査対象者の周囲への聞き込みから判明することもゼロではありません。

正確な預金残高や借金の額

2つ目は正確な預金残高や借金の額です。各金融機関に保管されている預金残高や借金の額に関するデータは、探偵事務所が照会できるものではありません。

ただし借金に関しては消費者金融への出入りの事実や、周辺への聞き込みによって、借金をしている事実を推測することができるでしょう。

通院歴や抱えている疾患名

最後は過去の通院歴や、現在抱えている疾患の名前です。医療機関に情報は残っていますが、もちろん探偵事務所に教えてはくれません。尾行調査によって通院している事実は分かっても、具体的な病名まで知ることはできないでしょう。

また病気に関することはシリアスな問題なため、特に重い病気の場合は周囲に漏らしていない可能性もあります。

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興信所がおこなう結婚調査の方法

結婚調査は、「聞き込み」「張り込み」「尾行」によって調査されます。

結婚調査に必要な期間はおよそ1～2ヶ月で、基本的には勤務先や近所など、調査対象の周辺の人に聞き込む形で調べたい項目を調査します。

調査対象者の勤務先などに直接おもむき、交友関係や対象者の評価などを探ります。興信所の人物と知られないように仮の目的を使って調査をおこないます。

こうしてみると、「真似できそう」という単純な方法ではありますが、シンプルだからこそ「誰に聞き込みをするか」「どんな尾行経路を使うか」とプロはその手段を精査して調査します。

調査対象者、ここでは婚約相手となりますが、婚約相手本人に聞き込み調査をすることは非常に稀です。相手にバレた時点で調査を中止せざるを得ないため、バレない範囲を見極めて臨機応変に調べていきます。

データ照会調査

また興信所の結婚調査にはオープンソースデータをもとに調査する方法があります。オープンソースデータとは、公開されている個人データのことです。たとえばポイントカードなどを作成した際、個人情報が名簿業者や情報機関に任意提供されることがあります。

さらにインターネットによる調査もあります。対象者のSNSなどから本人の行動や趣味嗜好を調べる方法です。場合によっては興信所独自のデータベースを使用し、依頼者の知らない対象者の情報を掴むべく調査します。これは「個人情報保護法・第23条第2項」により認められた調査方法ですが、誰でも照会できるものではありません。

よく口コミなどで結婚調査が婚約者にバレたというものが見かけられますが、基本的には探偵・興信所の結婚調査が発覚することはありません。そのためにも調査機関選びは大切で、任せられる実績と信用があるところを選び、依頼するようにしましょう。ほとんどの探偵・興信所では調査の契約前に無料で相談できる機会が用意されているので、このとき結婚調査の実績と調査によって何が分かるのか、調査報告書のサンプルなどを事前に聞いておくと安心です。

結婚調査を探偵事務所に依頼するメリット

最後に、結婚調査を探偵事務所に依頼するメリットについて紹介します。

安心した結婚生活を送れる

婚前調査で発覚することのすべては、結婚後の生活に影響が出るものです。結婚してから分かったのでは遅い相手の性格や状況が、入籍前に把握できるのは婚前調査の最大のメリットでしょう。

結婚は育った環境や性格が違った二人が一緒になるもの。結婚前に知らなかった相手の性格や家族の状況、借金、ギャンブルなどが原因で離婚に至ることも少なくありません。

結婚前にパートナーの気になる部分を明確にして不安要素を取り除いておけば、安心した結婚生活を送れるようになるでしょう。

確実に結婚相手の身辺調査をしてくれる

結婚調査を個人で行うには限界があります。どのように調査をすればよいのか分からない、尾行中に相手に気づかれてしまった、調査をするための時間を捻出できない、知らないうちに違法調査をしてしまったなど、難しい点が少なくありません。

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結婚調査を興信所に相談するときのポイント

興信所の結婚調査を検討した際、あれもこれもと知りたい相手の情報があふれてしまう方も多いでしょう。依頼するときは調査内容を明確に絞っておくことが大切です。

またあなたが現時点でわかっている相手の情報があればまとめておきましょう。どんな小さな内容でも調査に影響する可能性があります。

このとき相手に気づかれないように注意することも大切です。もし相手に調査していることがバレると、結婚が破談になりかねません。では興信所に相談する際のポイントを紹介します。

知りたい内容をはっきりさせる

結婚調査は知りたい内容が多いほど調査が長引き、その分費用もかかります。あなたが結婚相手に対し気がかりなことはどのような内容でしょうか？

なるべく調査期間や費用を抑えたいのであれば、調査内容の範囲をある程度絞って依頼するのがおすすめです。

事前に相手の情報を集めておく

興信所はあなたから提供された情報を頼りに調査をスタートさせます。まったくわからない状態から調査をはじめるよりも、相手の情報が少しでもわかれば調査の期間は短くなり、早く結果を知れる可能性が高まります。

相手に気づかれないようにする

結婚調査を依頼することを相手に悟られないように注意しましょう。もし気づかれると普段とは別の行動をとる可能性があり、結婚相手本来の姿を知るのが難しくなるかもしれません。

また調査に気づいた相手が調べられることを不快に感じた場合、結婚が破談になる可能性があります。相手の情報を収集するときや依頼した後は、できる限り普段通りの態度で接することを心がけるのが大切です。

結婚調査はバレる？バレた時のデメリットとバレないための注意点

複数の興信所で見積もりを依頼する

結婚調査をおこなうと決めたなら、1社に絞らず2～3社の興信所に相談し見積もりを依頼しましょう。興信所によって料金や調査期間が変動するので、あなたに合った興信所を選ぶのがおすすめです。

なかには悪徳な興信所もないとはいえません。あなたの話を聞く姿勢や調査結果が出てからアフターフォローを実施しているかなどを比較する必要があります。わからないことは質問し、納得できる内容を提示する興信所と契約しましょう。

まとめ

小説やドラマの中でよく見かける婚前調査。家柄を気にする方や職業的に婚約者の素性を知っておきたい方のためにある、というイメージが強い調査ですが、自由な出会い方と恋愛が主流となっている現在では一般的に普及しています。

ささいなことでも、婚約者に対して怪しいと思ったのなら、一度調査の専門家に相談してみてもよいかもしれません。「家族から結婚を許してもらえない」「相手に不信感があるが、本人に直接聞くことはできない」と悩む方は、今後の夫婦生活のために、婚前調査を正しく理解し役立てましょう。

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