離婚に悩むあなたへ。離婚の決め手と決断する基準とは?
現在、統計データ上では3組に1組の夫婦が離婚していると言います。熟年離婚という言葉も珍しくなく、周りでも「離婚を考えている」「離婚を決めた」という方は多いでしょう。そんな離婚に悩むみなさんは、決め手や決断する基準で最も躊躇しているかもしれません。一度離婚をするとたくさん決めることがあり、子供や家族はどうするのか、住んでいる家はどう手放すのかなどさまざまな懸念点があるでしょう。今回は離婚に悩む方に向けて、離婚した夫婦から学ぶ決め手と決断する基準をご紹介します。有利に離婚を進める方法もまとめたので、一緒にチェックしていきましょう。
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離婚の決め手はこれが多い!離婚原因とは
早速離婚した夫婦に多い「離婚の決め手」をご紹介します。届出を行った夫婦のうち、離婚原因は
・性格の不一致
・不貞行為
・DV
が離婚原因として挙げられています。決め手となる出来事をチェックしていきましょう。
性格の不一致、決定的な喧嘩があった
最も多いのが性格の不一致です。結婚したばかりのときは気付かなかった相手の性格や、生活リズムの違いなどですれ違いがおき、ある日「もう離婚するしかない」と互いに思えるほどの決定的な喧嘩があると離婚に進む夫婦は多いようです。
芸能人の離婚理由にも性格の不一致は多いそうですが、公表されている情報を確認すると決め手は「大きな喧嘩」だという場合はよく見られます。
就職が決まった、ある程度の収入が得られるようになった
離婚する理由はさまざまでも、いざ決めようとすると尻込みする方は多いです。やはり夫婦二人で生活していると生活費は完全に折半できませんし、育児をしている場合は妻の方が仕事をしていない、パートタイマーであるケースも珍しくありません。すると離婚後の経済状況が不安になり、踏みとどまるしかないと思われるでしょう。
そんな時、就職が決まったり貯金が一定数溜まったり、ある程度の収入が得られるようになると離婚に踏み切ることも増えます。経済的に自立している方は離婚を選びやすく、その後も生活に不安が少ないために決め手となるのでしょう。とはいえ、離婚後はある程度世帯収入が減ると思われるので、貯金はしておいた方が安心です。
好きな人ができた、不倫相手に真剣になった
配偶者の不倫で離婚する場合は多いのですが、中には「自分が好きな人ができて、離婚したくなった」という方もいます。離婚の決め手が不倫相手だとそもそも配偶者が納得してくれるのかどうかがポイントになりますが、離婚の際に慰謝料を支払う覚悟があればこれも選択肢のひとつと言えるでしょう。
ただし、不倫が発覚すると不倫した側は「有責配偶者」になります。有責配偶者からの離婚要求は原則的に受け入れられないため、離婚を相手に説得しなくてはなりませんし離婚後経済状況が悪化する中でさらに養育費や慰謝料なども支払わなくてはなりません。子供がいる場合は不倫が分かると母親であっても親権がもらえない可能性もあります。
子供が手を離れた
子供の手が離れて夫婦だけになったとき、「この人と一生一緒に過ごしても良いのか」と離婚に踏み切る夫婦もいます。最近では離婚を選ばず独立した住まいを設ける「別居婚」も珍しくありませんが、夫婦関係そのものに不満がある場合は育児がひと段落したときに離婚となってしまうのでしょう。
いわゆる熟年離婚がこの離婚の決め手が多いです。子供が成人し独り立ちしているのであれば親権や養育費を話し合う必要もないため、比較的スムーズに離婚できるのも熟年離婚が進む要因のひとつかもしれません。
子供が離婚を応援している
子供のために離婚を選ばない夫婦は多いのですが、反対に子供自身が「離婚してもいいんじゃないか」「離婚した方がいい」と望んでいる場合は決め手になります。この状態だと離婚原因が何であれ、子供の養育環境は悪いと考えられるでしょう。早めに夫婦関係を清算した方が、子供にとっても良いのかもしれません。
配偶者に不倫された
最後に好きな人ができた決め手とは逆に、配偶者に不倫された場合です。された側の配偶者を「ラレ妻」「サレ夫」と呼ぶネットスラングがありますが、SNSで情報発信をしている不倫された配偶者はほとんどの場合で夫婦関係の再構築を諦め、離婚しています。
子供のためなら不倫を許し、夫婦そろっている方が良いのかもしれません。ですが不倫状況は夫婦それぞれ異なり、不倫がわかった当初は許せていても月日が経つごとにだんだん相手が受け付けなくなって、最終的に離婚する夫婦も多いのが実情です。
離婚原因「不倫」の場合、離婚の決め手とは?許せる不倫とは?
離婚原因が不倫の場合、最初は「子供が成人するまでは結婚生活を続ける」「経済的に自立するまでは離婚しない」と決める方も多いです。ですが、先ほども説明したように最終的には離婚を選ぶ夫婦も。このときの決め手は何か、4つの原因をまとめました。
不倫によって生理的に受け付けなくなった
不倫によって相手が生理的に受け付けなくなった場合です。不倫発覚前は許せていた些細なことでも、「この人は裏切った」と分かると途端に許せなくなる方も多いです。「子供に触らないで欲しい」「仕事しているのはうそに違いない」など相手を必要以上に嫌ってしまい、生活が苦しくなると一緒にはいられないでしょう。
セックスレスが続き解消できない
セックスレスは性的不和といって、離婚事由にも当てはまるものです。夫婦がお互いに納得して性交渉をしない関係性もありますが、不倫が分かるとレスになりやすく、これが決め手となって離婚する方も多いのが実情です。
不倫された妻の中には「セックスどころか触るのすら無理」と生理的に嫌悪する方も。こうなると夫婦生活は苦痛でしかなく、互いの精神的安定のためにも離婚を選んだ方が良いのかもしれません。
子供が配偶者を嫌うようになった
不倫によって子供が配偶者を嫌い始めたら、子供のために夫婦が一緒にいる理由がなくなります。不倫は夫婦間だけの問題ではありますが、子供が知らないはずがないのが実情。子供も「ママが許せない」「パパと一緒にいたくない」と感じると、家庭環境は一気に悪化します。
子供のために夫婦生活を続けるというのは、親として立派な選択肢に思えるかもしれません。ですが当事者である子供がそれを望んでいるとは限らないので、家庭内の状況に合わせて最も良い選択をしなくてははりません。
不倫相手が妊娠した、出産した
不倫相手が不倫の末に妊娠した、出産した場合、配偶者が結婚しているにもかかわらず相手の子を認知するかどうかを決めなくてはなりません。認知を拒否すると「強制認知」という手続きが発生することも少なくない上に、養育費の支払い義務が生じます。
夫婦にも子供がいる場合、どう説明するのかも悩むところでしょう。あまりにも夫婦にとってメリットがないため、不倫相手の妊娠が決め手で離婚する方は実際に多いです。
有利な条件で離婚を進める方法
離婚を決めたとしても、できる限り有利な状態で離婚を進めたいものです。特に原因がはっきりしている場合は離婚する前に相手に慰謝料請求や養育費の取り決めを要求できるので、離婚する前にやっておくことをチェックしましょう。
なぜ離婚するのか原因を明らかにする、証拠を集める
なぜ離婚するのか、原因を明らかにしておきましょう。離婚の原因が
・相手の不貞行為、不倫や浮気
・家庭にお金を入れないなど経済的なDV
・子供や自分に暴力を振るう、DVが起きている
・精神的なDV、モラハラ
である場合は証拠集めが大切です。日々の日記や身の回りで分かることを揃えておき、相手に「なぜ離婚するのか」を納得させる材料にしましょう。
上記でまとめた離婚原因の証拠が揃えられないこともあります。その場合は、探偵や興信所に相談するのがおすすめです。探偵では不倫調査を受け付けているので、相手の不貞の証拠が揃わない場合は調査によって決定的な証拠を揃えましょう。相手から経済的なDVを受けている、モラハラで精神的に摩耗しているという場合でも、調査料金はかかりますが慰謝料請求ができるだけの証拠を集めるアドバイスがもらえることもあります。各探偵で家庭内トラブルを解決するさまざまな調査を用意しているので、まずは相談から始めてみるのがおすすめです。
慰謝料を請求する
離婚原因が不貞行為の場合、不倫に対する慰謝料請求が可能です。また、DVやモラハラなどで精神を病み治療費が必要だった場合も慰謝料請求できるため、あわせて証拠を揃えておきましょう。
夫婦の関係をどれだけ相手が壊したのか、不倫の程度がひどい場合慰謝料額は高くなります。ここでも有利に離婚するためには適した慰謝料を請求するのがポイントになるため、まだ明らかになっていない事実がある場合は探偵など調査機関に相談してみましょう。思ったよりも高い慰謝料が請求できることもあります。
相手の望みを叶える代わりに条件を付ける
弁護士が使う交渉術でも基本となるのが、話し合いの中で「お互いが納得できるラインの落としどころを見つける」ことです。例えば離婚の話し合いで慰謝料額に納得してくれない場合、相手には譲れない何かがあるはずです。子供の面会回数を見直したり財産分与で譲歩するなどして、相手の望みを叶える代わりに「慰謝料額はこれで決めよう」と交渉するとスムーズです。
同時に自分の譲れない条件も明らかにしておくとよいでしょう。離婚の話し合いがどうしてもまとまらない場合は調停を挟み、最終的に裁判に進みます。「そこまで時間がかかるぐらいなら、ここで決着をつけないか」と相手に持ち込んでみるのもおすすめです。
離婚の決め手、後悔しないために
それでも離婚は悩んでしまうという方のために、離婚を後悔しないためのポイントをいくつかご紹介します。
徹底的に話し合う
まずは徹底的に話し合うことです。相手のことを100%嫌いになりきれないまま、なりゆきで離婚するとその後後悔します。子供がいる場合は父親・母親として関係はその後も続くので、お互いが納得できるまで話し合うようにしましょう。
話し合いもできないほど夫婦関係がこじれている場合はこの限りではありません。また、夫婦だけではののしり合いになって話が進まない場合は、弁護士を介したり両親など第三者を含めて話し合ったりすることで進展する場合もあります。
迷っている間は離婚を決めないようにする
迷っているうちは離婚を決めないようにしましょう。迷いがあるというのは、その後の生活だったり夫婦関係だったりに未練がある証拠です。勢いに任せて離婚だけを急ぐと、適切な慰謝料請求ができなかったり養育費の話し合いが不十分だったりします。場合によっては離婚後も元配偶者と話し合う必要も出てくるので、きちんと取り決めを行ってから離婚することをおすすめします。
経済的な見通しを立てる
最後は経済的な見通しを立てることです。離婚自体がなんの負担もなくできるのであれば、夫婦の離婚率はもっと高いでしょう。ですが実際に離婚すると収入は減り、子供を1馬力で育てる必要が出てきます。これまでの住まいも変えて、生活水準を落とさなくてはなりません。
離婚した夫婦のほとんどで、その後一時的でも経済的に苦しい時期がやってきます。そのときに「離婚しなければよかった」と思わないために、離婚前に経済的な見通しを立てましょう。慰謝料額が「絶対に少ない」と思ったら、証拠を見直し本当に適しているか専門家の意見を伺うのもおすすめです。
探偵ではさまざまな離婚にまつわるトラブルを解決できます。特に離婚条件を有利にすることもできるため、自分一人では解決できない事態に陥ったら相談から始めてみるのもおすすめです。一人で抱え込まず、離婚という大きな決定をする場合は、周りの人の力にも頼ってみてください。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。