探偵の素行調査とはどんなものなのか?詳しく解説

テレビや映画などで事件を解決する探偵。頭が切れて観察力に優れてとてもかっこいい職業というイメージが付いていますね。

ところが、実際の世界でどのような仕事をしているのか、まだ我々は詳しく知らないままです。
そもそも、本当に事件が起こった時にその場に居合わせるのか、警察と一緒になって行動しているのか。実は全然違う仕事をしているのではないか。
そんな疑問だらけの探偵の仕事ですが、例えば事件現場に居合わせて見事に事件を解決するというような話はフィクションなので、まず無いといっても良いでしょう。
実際の探偵の主な仕事は、素性調査や素行調査などの仕事をこなすことが多いです。
対象となる人物の人となりや、普段の生活に不審な点はないかなど、事細かに調査していきます。
今回はそんな探偵の素行調査について解説します。

浮気・素行調査をお考えの方はPIO探偵事務所へご相談ください

株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴51年に及ぶ経験と全国20都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。

契約以外の経費の水増しや追加料金は一切いただきません。
相談・お見積りは完全無料です。まずはお気軽に興信所探偵社PIOまでご相談下さい。

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1.素行調査とは何か?

例えば自分がAという人物と共通のプロジェクトを進めることになった時、あまり相手を知らないまま進めてしまうと、稀に自分のノウハウが盗まれたりなどの被害に遭うことが有ります。
100%相手の事を知って信用できるように素行調査を依頼しておくのも、スムーズに事が運ぶようにする手段の一つです。

1-1.どのように行われるのか

素行調査はまず聞き取りや尾行、長時間マークなどあらゆる手段が取られます。
すべて担当している探偵の経験や勘が頼りになりますが、体力的にもタフでないと務まりません。
普段の行動から怪しいものはないか、変な繋がりを持っていないか、身の回りの異性との関係など徹底的に調べ上げます。

1-2.データの収集量が物を言う

日本では、個人情報保護の観点から、会社のデータベースで調べることは不可能です。
そのため、アナログなやり方となりますが、ターゲットが確定するまでは尾行や聞き込み、監視などが中心となってきます。
個人情報は確定材料が多ければ多いほどマークしやすいので、どれだけの情報を取得できるかがカギとなってきますので、様々な切り口から対象を観察することが大事です。

1-3.クライアントへの報告は

調査を進めていき、分かったことは必ずクライアントへの報告が必要です。
逐一報告していくパターンと、すべてまとめて報告するパターンなどがあり、どちらも情報の正確性が求められます。
また、近年ではSNS等を利用して、リアルタイムで現場の状況を報告する方法も増えてきています。
この方法の利点としては、状況をすぐに把握できる他に、もし対象が居合わせなかった場合、その場の調査を打ち切ることで、コストの削減につながるといった点が挙げられます。

1-4.仮にターゲットに気づかれた場合

尾行や調査をしている途中で、気づかれてしまうことが極まれに有ります。
調査に気づかれてからの尾行等は違法になるので、調査を打ち切らなければなりません。
多くの原因は、依頼者の言動や既にターゲットが探偵を雇ったことを何らかの方法で察知していたことなどが考えられるので、ターゲットには普段と同じような接し方を心がけましょう。
しかし基本的には、探偵側のミスにより気づかれるといったケースはまずないので、安心して依頼してください。

2.探偵に依頼するため確認事項

調査を依頼するうえで、一番大切なのは双方の信頼関係です。
どのようなレベルが基準となり、信頼できる探偵とはどのような存在なのかを明確に知るために、いくつかの点を事前に確認する必要が有ります。

2-1.どこを確認するべきか

まず大前提として、探偵は「探偵業届出」を各都道府県に提出していることが義務付けされています。
この届出が無いと違法となり罰金対象にもなります。
中途半端なスキルの探偵に依頼すると逆に損害を被ったりするので、所属している組織も細かく調べておきましょう。

2-2.費用対効果を考える

せっかく高い料金を払っても、成果物が満足できないと依頼した意味がありません。
きちんと明確に料金が示されているかも大事な点となります。
自分が行ってほしい調査はどのような内容で、コストとしてこれくらいを用意できるということに関してある程度のイメージをつけたうえで、ピッタリ合うところを選んでください。コストと依頼内容のバランスの取れた提案をしてくれるのは信頼できる証拠です。

3.素行調査の内容や範囲

素行調査という言葉を聞いたことがあっても、その内容を詳細に知る方は少ないでしょう。素行調査の概要については前述の通りですが、ここではより詳しく素行調査について解説いたします。

3-1.素行調査の分野

そもそも、どのような場合に素行調査が行われるのでしょうか?素行調査の一例を次に示します。

  • 遠方に住む家族(子や親、祖父母)の生活実態の調査
  • 婚約者の素性や家族構成の調査
  • 採用予定者の学歴や犯罪歴の調査
  • 社員の業務実態の調査(業務怠慢、情報漏洩、背任行為、横領など)
  • 生活保護受給者の生活実態調査
  • 保険金の不正受給に関する調査
  • ストーカー犯の調査
  • パートナーの浮気調査
  • 詐欺加害者の行動調査
  • 恋人や友人の学歴・職歴・生活実態などの調査
  • 近所の住民の素性調査(嫌がらせやトラブルなど)
  • 宗教団体の実態調査
  • 消防団の報酬管理の実態調査
  • 子どもの学校での生活実態調査(いじめなど)
  • 子どもや高齢の両親・祖父母が入所する福祉施設での生活実態調査(嫌がらせなど)
  • 元夫(元妻)と子どもの生活実態調査(監護状況など)
  • 新規契約企業の経営実態調査(反社会的勢力でないか)
  • 事業譲渡先企業の調査(譲渡事業の遂行能力の有無)

このように私たちが生活するうえで、「疑わしいこと」は山のようにあります。そのすべてを調査することは誰にもできませんが、自分の利害に関係することなら多少の費用を払っても明白にしておきたいもの。そのようなときに必要となるのが探偵による素行調査です。

3-2.素行調査の内容

素行調査の内容は、その目的によって異なります。たとえば、ただ生活実態を調査するだけなら、一定期間調査してありのままを報告すればよいでしょう。しかし、素性を調査する場合は依頼主の目的や要望にもよりますが、実家の情報を調べたり、幼少期に住んでいた場所を調べたり、調査内容が多岐にわたります。また、浮気調査やいじめ調査など、何らかの異常を突き止める調査では写真や映像など、決定的な証拠が必要になります。

このように目的によって調査内容が変わるのです。

3-3.素行調査の範囲

一口に範囲といってもさまざまな考え方があります。

まず法律の切り口で考えた場合には、探偵もほぼ私たち一般人に与えられた権利の中でしか調査できません。そのため、一般的に違法とされていることはできないのです。たとえば、証拠を掴むために調査対象者の自宅に盗聴器を仕掛けるとしましょう。盗聴器を仕掛けることは問題ありませんが、盗聴器を仕掛けるために建物に不法侵入することは許されません。また、同様に盗聴器を仕掛けるために建物を損壊するようなこと(盗聴器の台座を固定するための穴あけなど)も許されないのです。

警察や弁護士のような特権を持っていないのも探偵の特徴。たとえば、警察なら捜査のために裁判所に許可を取って家宅捜索をしたり、通信電波を傍受して会話の内容を盗聴することもあります。また、弁護士であればプロバイダに問い合わせてSNSの投稿者を特定したり、スマートフォンの通信キャリアに問い合わせて契約者を特定したりできます。しかし、探偵にはこれらの特権はないのです。

探偵が業務上得た情報を第三者に提供する行為も、違法行為になります。初回の相談にいったとき、対応してくれる人の人柄もよく観察するようにしましょう。ほかの依頼主の情報などを気軽に話してくる場合には注意が必要です。その人がたまたま不適格であるだけの場合もありますが、探偵事務所全体としてそういった風潮であることも考えられます。

次に調査地域という考え方もあります。基本的には日本国内であれば出張対応も含めて調査してくれるかもしれません。しかし、当然ですが人や物を移動させるにはそれなりの費用がかかりますので注意して下さい。また、物理的には出張可能でも、業務として受け付けてくれない探偵事務所もあるかもしれません。

探偵業務をするうえで、土地勘が大切になることもあります。近くの信頼している探偵事務所に遠方の調査をお願いするのもよいですが、調査して欲しい土地で信頼できそうな探偵事務所を探すのも大切です。

海外についてはすべての探偵事務所で受け付けている訳ではありません。海外の調査に長けている探偵事務所がありますので、国や地域をわかる範囲で特定したうえで、そのような探偵事務所を探すのがよいでしょう。

最後に依頼主の困りごとの解決にどこまで対応してくれるか、という点です。

これについては探偵の仕事はあくまでも調査のみ、と考えておきましょう。調査後にどうすればよいかというアドバイスはないと思っておいたほうがよいでしょう。特に法律など専門知識を必要とする相談はできません(法律相談は弁護士だけが対応できる仕事のため、弁護士資格を持たない者が法律相談を受けて報酬を得ると非弁行為にあたります)。

逮捕は警察、起訴は検察、損害賠償請求は弁護士と対応できる業務がわかれています。探偵で調査してもらったあとどうしたいのか、あらかじめ考えておくようにしましょう。

4.素行調査にかかる期間や費用

素行調査にはどの程度の期間や費用がかかるのでしょうか。

4-1.素行調査の期間

素行調査の期間は案件や分野によってさまざまです。そのため、短い調査であれば数時間から1日で終わりますが、長い調査だと数か月から半年程度かかることもあります。

4-2.素行調査の費用

素行調査の費用の総額は、調査内容や調査期間によります。しかし、一つの目安として1日45,000円程度〜と思っておいたほうがよいかもしれません。

4-3.素行調査の費用をおさえるには?

探偵を動かすには、それなりの費用がかかります。稼働時間もそうですが、結果も出さなくてはならないため、仕方ないことでしょう。しかし、依頼主も闇雲に高い費用を払いたくないでしょう。そこで、調査目的を達成しつつ、少しでも調査費用をおさえる秘訣を紹介します。

一つ目は調査する目的を明確にすることです。たとえば、パートナーの浮気調査を依頼するとしましょう。そのときには、何のために調査を依頼するのか明確にしておきましょう。ただ浮気の実態を知りたいだけの場合と、調停や裁判で有利になる確固たる証拠を掴みたい場合には、調査の方向性が変わってくる可能性があります。また、離婚はしなくても浮気相手も含めて1円でも多くの慰謝料がほしい場合には、浮気相手の素行調査も必要になるかもしれません。

このように一見同じように思える調査でも、目的が変われば調査内容や調査の方向性が変わってきます。

二つ目は調査する情報の優先順位を決めることです。

探偵に素行調査を依頼していろいろ調査してもらうのなら、一度に多くのことを調査してほしいと思うかもしれません。しかし、探偵も人間です。一定期間内に調べられることには限りがあるのです。そのため、目的達成に関係のないことまで調査項目に含めると、いたずらに調査期間が長くなり、その分余計に調査費用が必要になります。

三つ目は目的をブレずに持ち続けることです。

当初は浮気の実態を知りたいだけだったとしても、調査する中で新たな事実が発覚し、途中から離婚に向けた証拠集めへと目的が変わったとしましょう。心情としてはわかりますし、もちろん状況がひどければ離婚を考えるのも無理はないでしょう。しかし、目的が変わると離婚を想定した証拠集めが必要になるため、費用のことだけを考えると当初の想定より高額になるかもしれません。

5.素行調査の方法とは?

実際に探偵に素行調査を依頼すると、どのような流れで調査が行われるのでしょうか?

5-1.張り込み・尾行

映画やドラマで見る探偵のイメージは張り込みや尾行、という方も多いかもしれません。現実の世界でも探偵は尾行や張り込みをします。調査対象者の生活実態や業務実態を把握するため、あるいは浮気や横領などの決定的な証拠(写真や動画)を探し出す場合もあります。

民間人(一般の人)がこのような調査を行うと、ストーカーに間違われ罪に問われる可能性があります。しかし、探偵は各都道府県の公安委員会に届出を行ったうえで業務をしているため、問題ないのです。しかし、これはあくまでも業務に関係ある場合のみ。業務に関係ない部分で調査対象者の張り込みや尾行を私的な感情に基づいてやってしまうと、犯罪行為になる可能性があります。

5-2.聞き込み

聞き込みも探偵が行う調査の一つです。聞き込みは調査対象者と親しい関係にある人や、居住地域で行うことがあります。しかし、聞き込みをする相手を間違えると、素行調査をしているという情報が調査対象者に知られてしまうことがあります。探偵が聞き込みを行う場合には、そういった事態にならないように慎重に行います。

聞き込みは個人でもできる調査です。しかし、聞く相手を間違えて調査対象者に勘づかれたり、聞き込みの方法に不備があって法律に抵触したりとリスクがあるもの。そのため、自分でもできると高を括らずに探偵に依頼した方がよいでしょう。

5-3.SNSの確認

子どもなど若い人の生活実態調査においてはSNSの確認が有効になる場合があります。実はこれも探偵に依頼できます。SNS調査では単純に調査対象者の投稿を見るだけでなく、調査対象者が写っている写真の場所を特定したり、SNS上のつながりから交友関係を特定したりと、「調査」の要素を含むことも多くあります。そのため、一般人が調査するより探偵に調査依頼したほうが、より多くの情報を掴めるのです。

またSNSを使った詐欺の相手を探るようなことも請け負ってくれる場合があります。しかし、探偵は弁護士のようにプロバイダの契約者を特定することもできなければ、損害賠償請求を起こすこともできません。それぞれのプロの仕事の特性を理解したうえで、依頼する相手(業者)を決めましょう。ほかの事例もよく確認した方がよいでしょう。

6.まとめ

今回は素行調査を中心に解説しました。
人生であまり利用することのない探偵ですが、少しその仕事を知ってもらったと思います。
素行調査は、対象人物がどのような人間なのかということを明らかにするものです。
必要になった際は、よく吟味してから依頼をするようにしてください。探偵に依頼すると、自らの時間を使う必要がないことに加え、調査対象者にバレる心配がないというメリットもあります。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 調査員 Y.K

調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。

株式会社ピ・アイ・オ

探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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