探偵にいじめ調査を依頼する方法とメリット・デメリット

現代社会では、学校に通う子どもだけでなく、会社で働く大人のいじめも深刻になっています。ネットやスマホの普及によって、その手口はさらに巧妙化しており、いじめを把握するのも難しいと言えるでしょう。

そんな中、探偵にいじめ調査を依頼する人は増えており、調査によってどんなことがわかるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、探偵にいじめ調査を依頼する方法と、メリット・デメリットや気をつけるべきことなどについて、解説していきたいと思います。

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株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴51年に及ぶ経験と全国20都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。

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探偵がいじめ調査をすることは可能なのか

探偵社では、いじめ調査を請け負っているところが多く、実質的にいじめ調査は可能です。ただし、あくまで合法の範囲内での調査が基本となるため、違法性の高い調査や、危険の伴う調査は行うことができません。

一例として、学校や職場内に入って調査をすることはできません。したがって、対象者が子供であれば、放課後や修学旅行や遠足といった課外授業を追って調査を進めていくことになります。

対象者が大人の場合には、仕事後の飲み会などを尾行していじめの証拠となる嫌がらせや各種ハラスメントなどがないかを調査していきます。

探偵社では安全な方法で、かつこれまでの経験や知識を活かしていじめに関する証拠を得るためにさまざまな方法で情報を集めていきます。

素行調査で実態を調査する

いじめ問題は根深く、表面上でいじめの実態を掴むのは困難であるため、まずは素行調査などで、調査対象者がいじめられているのかを調査します。素行調査では、対象者の生活習慣、行動、交友関係などを調べることができるため、調査の過程でいじめの可能性を把握することが可能です。

この段階で、いじめが濃厚であるようならば、いじめ調査として本格的な調査を依頼するのもいいと思います。

いじめられている世代で調査方法が異なる

子どものいじめでも、小学生低中学年のいじめと、小学生高学年、中学生以上、高校生以上でいじめの方法が異なるため、その世代に合わせた調査方法を採用することになります。

子どもの世界には独自のルールがあることが多く、大人とは全く違う解釈で物事が進んでいることも少なくありません。そういった状況を理解した上で調査を行わないと、調査がバレていじめがひどくなるというような二次災害も考えられます。

特に、中高生以上や大人のいじめでは、いじめている人物が不良グループや反社組織に関わる人間であることも多いため、単なるいじめではないというケースも少なくありません。いじめ調査を依頼する前に、これらの状況をしっかり把握できるようにしておきましょう。

加害者の行動調査

素行調査によって、いじめの実態や加害者の特定ができた場合には、加害者の行動調査を行うことが可能です。調査は尾行、張り込みを基本として、状況に応じて聞き込み調査も行います。最近では、LINEやSNS、ゲームチャット内でいじめが起きていることも多く、尾行や張り込みではわからないというケースも少なくありません。

そういった場合には聞き込みや、依頼者の許可を得てLINEやSNSを閲覧して調査を行います。そのうえで、証拠となる音声や動画、画像データを収集していきます。

いじめを減らすためにできること

いじめの認知件数は年々増加しており、近年はSNSの普及拡大により一層明るみにならない陰湿ないじめなどが増えているのが実態です。

具体的には、文部省の調査による2022年の小中高校と特別支援学校のいじめの認知件数は、前年度の1割増の68万件超えと過去最多となったと発表されています。

また、認知件数はあくまでも認知している数に過ぎず、表に出ていないいじめの件数を考えるとその数はさらに大きなものとなるでしょう。

不登校の小中学生は30万人近くにまでのぼっており、一刻も早い対策が求められる状況であるといえます。

それではこのような状況を改善し、いじめの数を減らすために出来ることとはどのようなことなのでしょうか?

政府としての対応

政府は2011年に「いじめ防止対策推進法」を制定し、いじめによる不登校や自殺などが起きた場合に、教育委員会や学校が調査をおこない、事実関係を保護者に伝えるということを義務づけました。

この法律の決定の背景には当時学校側がいじめの事実を隠蔽して責任逃れをはかったことにより生徒を自殺に追い込んでしまった事件があります。

いじめの事実が発覚したら、目を背けたり隠ぺいすることなく、学校や教育委員会が率先して調査や対策をとるような仕組みを作ることで、いじめの数を減らしたり未然に防ぐことにつなげる必要があります。

学校や職場の意識を変える

いじめが起こった現場において、その事実を隠蔽したり捻じ曲げたりするというケースがあります。これにより、被害者が逃げ場を失い更に追い込まれてしまい、最悪の場合命を絶ってしまうということもあります。

いじめを隠蔽する背景には「調査や聞き取りが面倒くさい」「もしいじめの事実が発覚すれば、学校や職場としての責任が問われる」などの考えがあるのでしょう。

しかしながら、最悪の場合ひとりの命が奪われる可能性があるいじめを隠ぺいするのは明らかに間違っているといえます。

一人の思いを救い、いじめから逃れるために学校や職場として最善の方法を尽くすことは義務だとも言えるでしょう。

学校では、生徒に対して道徳の授業などを通じていじめをなくすために必要なことを教えたり、教職員を対象にいじめ問題に関する研修会を開くなどしていじめが自分の身の回りで起こった場合にどのように対処すべきか、また起こらないに様にするためにどのような環境づくりを心がけていくべきなのかをあらかじめ理解しておくべきだといえます。

また、スクールカウンセラーなど専門家のカウンセリングを受けられる体制を整えるというのも学校としてできることの一つです。

職場では、定期的に従業員に対していじめの有無や職場環境に対する不満、悩みなどがないかを調査することで、実態を把握し問題解決に向けて対策をとることが求められます。

従業員のメンタルヘルスの維持は、会社にとって非常に重要なものです。

一人一人にとって働きやすい職場環境の整備、そしていじめなどの問題が起こった場合に会社としてどのような対策を取っていくべきなのかをあらかじめ想定したうえで、会社として当事者意識をもって従業員に接していくことが求められます。

家族や友人とのコミュニケーション

いじめが起こる背景には、被害者・加害者に関わらず家族や友人とのコミュニケーションにおける問題が挙げられます。

被害者の場合、家族や友人に相談することができずに一人で抱え込んでしまっているかもしれません。

普段と様子が違ったり、何か悩みがあるように見えたら声をかけたり相談に乗ることで、相手の不安を一緒に解決することができるかもしれません。

一方、加害者の場合、家庭や友人とのトラブルによりそのストレス発散の方法としていじめをするということがあります。

そのため、いじめを未然に防止するためにまずは家庭環境や友人関係を見直してみましょう。いじめの加害者は間違いなく悪いことをしていますが、その背景には何か大きな闇がある可能性があります。

その原因をなくすことで、いじめをなくすことができるかもしれません。

探偵にいじめ調査を依頼するメリットとデメリット

ここでは、探偵にいじめ調査を依頼するメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。

探偵にいじめ調査を依頼するメリット

学校外の様子を見てもらえる(子ども)

いじめられた子どもが学校に通わず、日中行方不明になってしまうというケースも多く、子どもの行動を不安に思っている親御さんも少なくありません。

とはいえ、親御さん自身で一日中行動を見守るということは現実的に難しいものだといえます。

そういった際に、調査をしてもらうことで、学校外での子どもの行動を把握してもらえるので安心感があります。

万が一トラブルに遭ってしまった際にも、すぐに連絡をもらうことができるため、緊急時にも対応しやすくなります。

また、いじめに関する問題点をできるだけ早く見出すことにも役立ちます。

加害者の情報がわかる

子どもがいじめの被害に遭っていると分かっているものの、加害者が誰だかわからないという状況の親御さんは少なくありません。

また、加害者にある程度目星がついていたとしても、その決定的証拠を見つけるということができていないというケースも多いでしょう。

そこで、探偵にいじめ調査を依頼することで、加害者が特定される可能性が高いため、加害者についての情報をより詳しく調べることで、いじめの内容を具体的に把握したり、加害者の人物像について深く知ることができます。

加害者を特定することで、今後どのような対応をとっていくべきなのかを検討する糸口ともなるでしょう。

法的措置に対するアドバイスを得られる

いじめの状況によっては、慰謝料請求などの法的措置をとるケースもあるかと思います。そういった場合に、どういった対応が有利になるのか、裁判等で有効な証拠の獲得など、さまざまな点でアドバイスを受けることができます。

また、探偵社によっては、弁護士と提携しているところもあるため、より詳細な計画を立てることが可能になるでしょう。

報告書をもらうことができる

探偵によって調査された内容は、調査報告書としてまとめられます。

証拠写真や動画、尾行で得られた行動情報などが記載されている調査報告書は、裁判などの際に証拠として使用できる可能性が高いものであり、法的にも認められる重要な証拠として扱うことができます。

これは、プロに依頼したからこそ得られる大きなメリットだといえます。

探偵にいじめ調査を依頼するデメリット

調査費用がかかる

いじめ調査は、通常の素行調査や浮気調査とは異なり、調査期間が長くなってしまうことも少なくありません。そのため、通常の調査よりも費用が高額になってしまう可能性があります。しかし、それによっていじめの実態がわかるということを考えれば、そこまで大きなデメリットではないのかもしれません。

調査費用に関しては、あらかじめ料金体系を理解しておくことや複数社を比較するということが重要なポイントになります。

いじめ調査にかかる費用

いじめ調査の費用は10万円~40万円と調査内容や期間によって大きく幅がありますが、平均費用としては20万円程度とされています。

費用がかさむ理由として、加害者が特定されていない場合、法的な証拠集めをする場合などが挙げられます。逆にある程度加害者が特定されているような場合には、スムーズに調査を進めていくことができ、調査期間が短く収まるケースも多いです。

したがって、調査依頼前にある程度得られる情報があれば収集してまとめておくと良いでしょう。

加害者に目星がついている場合、1から加害者探しをするよりも効率的に調査を進めることができます。

なお、探偵の料金設定は主に3種類に分類されます。

それぞれの特徴について見ていきましょう。

1,時間制

1人1時間〇〇円と決まっており、実際に調査にあった時間で費用が決定します。同時に複数人が動く場合には、人数分が加算されます。なお、調査にかかる交通費や宿泊費などの経費は別途加算となります。

時間制のメリットとしては、価格設定がリーズナブルになっているという点が挙げられます。また、金額の計算方法が明確であるため、依頼者自身で容易に把握することが可能です。

一方で、調査が思うように進まないと金額が大きくかさむ可能性があるために、事前に費用の目安を把握しきれないというのがデメリットです。

2,パック制

あらかじめ時間と料金が定められているものです。経費も料金に含まれていることから、追加で費用が掛かるという心配がありません。

パック制のメリットは、通常の時間単位の料金に比べると割引された価格設定になっているという点です。特に期間が長いものは、割引率が高くお得になっています。ストーカー調査のように、加害者が特定できていたり、ある程度行動が把握できている場合などに適している料金体系だと言えるでしょう。

一方、いじめ調査のように調査前の段階で調査機関の検討をつけにくいものに関しては、パック制はあまり向いてないといえます。

3,成果報酬制

あらかじめ着手金のうちの一部を支払い、もし調査が成功しなかったら残りは支払わなくて良い。もしくは、全額を支払わなくて良いというケースもあるのがこちらの成果報酬制です。

結果が出なかった場合に料金がかからない、または最小限で抑えられるというのは依頼するうえでの安心材料となるでしょう。

一方で、調査が成功した場合の費用が、高額になるという場合があります。特に成果報酬制の場合は、最大でどのくらいの費用が掛かるのかをあらかじめ確認しておくことが重要だといえます。

料金設定や体系に関しては、各探偵事務所によってさまざまです。出来るだけ費用を抑え体という気持ちはあっても、極端に安い料金設定やコミコミという言葉だけに飛びつくのは危険です。後から追加で請求されることや、認識していたのとは違う料金設定だったということなどもあり得ます。実際に後から高額請求をする悪徳業者もいます。

依頼先を選ぶ際には、複数の見積もりを取って比較したり、信頼できる依頼先であるかどうかを見定めることが重要になります。

調査がバレてしまう可能性がある

いじめ調査は、調査のプロが行いますが、それでも状況によっては調査がバレてしまうという可能性はあります。調査がバレたことによって、いじめがひどくなってしまうケースもあるため、調査は慎重に進めていく必要があります。

したがって、調査を依頼する際には、信頼できる探偵社を選ぶことが大切です。

探偵にいじめ調査を依頼する際にやるべきこと

いじめは非常にデリケートな問題であり、扱い方を間違えると悪い方向に進んでしまうこともあります。そこで、ここでは、探偵に調査を依頼する前にやっておくべきことについて解説したいと思います。

いじめられている人(子ども、大人)の詳細な情報を集めておく

いじめの実態や加害者の存在、現在の状況など、さまざまな調査を行うにあたって、被害者の情報がとても重要になります。事前に以下の点について調べておくといいでしょう。

被害者の身長、体重、顔写真

被害者のスケジュール(起床から就寝まで)

被害者の交友関係(SNS、LINE、親友、恋人など)

スマホの電話番号、アドレス

被害者が通う学校(職場)、周辺施設、地図

学校の生徒(職場の社員)がよく利用するお店の名前

部活、サークル、社外活動の有無

これらの情報が多ければ多いほど、いじめの実態をより詳細に調べることができます。できる限り知っている情報を集めておくのがおすすめです。

いじめの根拠になった情報を用意しておく

いじめの原因になったLINE、SNSのやり取りや、誹謗中傷の手紙、汚された服や壊されたものなど、いじめに関連すると思われる証拠品をできるだけ多く残しておきましょう。

いじめの加害者と思われる人物の情報を用意しておくのもおすすめです。音声や動画などが残っていれば、それも有力な情報になります。

最終的な目的を明確にする

調査を依頼する段階で、どこまでの調査を行い、最終的な目的をはっきりさせておくようにします。具体的には、いじめの有無の確認、加害者の特定、いじめを法的にさばくというものが挙げられます。目的により調査の時間や証拠の収集に必要な労力が異なってくることから、調査費用や期間にも影響が出てくるものです。

特に法的に争うことを考えている場合には、寄り信ぴょう性のある証拠を収集する必要があります。

探偵に依頼するにあたって、自信でハッキリと目的を定められない場合には相談しながら方向性を定めていくというのも良いでしょう。

まとめ

今回は、探偵にいじめ調査を依頼する方法と、メリット・デメリット、調査を依頼する際の注意点について解説させていただきました。記事をまとめると以下のようになります。

探偵でいじめ調査を依頼することは可能(素行調査による実態調査あり)

探偵に調査を依頼すると、個人では解決できないメリットが数多く存在する

依頼する前に被害者データ、いじめの証拠をまとめておく

ある程度の流れを把握しておくことで、よりスムーズに調査を進めていくことができることから、今回お伝えした内容を参考にしてみてください。

とはいえ、事前準備が大切ですが、それをするために追い込まれてしまうのは良くありません。いじめに困っている状態なら、まずは探偵に相談してみることを強くお勧めします。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 調査員 Y.K

調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。

株式会社ピ・アイ・オ

探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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