何が分かる?結婚調査を依頼する際のポイントとは

興信所・探偵にある調査項目の中に「結婚調査」があります。これは、結婚を予定している相手と本当に入籍して問題ないのか、相手の素性を調べるものです。

少し前までは富裕層や家柄を重んじる家庭で利用されているイメージが強かったのですが、最近では結婚調査は一般層にも「結婚調査をしてほしい」という需要が広まっています。今回は意外と身近な存在である結婚調査(身辺調査)を詳しく解説します。

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株式会社ピ・アイ・オは興信所探偵社として業歴51年に及ぶ経験と全国20都府県の弁護士協同組合特約店指定として永年の実績を持つ興信所探偵社です。多くの弁護士先生方・法人・個人様からのご依頼をお受けし、「まごころの調査」をモットーに様々な問題の解決に向け、当社の機動力・調査力を駆使し、納得の結果を実現してまいります。

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結婚調査はなぜ必要?

結婚相手の素性を調べる結婚調査。意外とニーズがあるとはいえ、「なぜ結婚相手なのに調査するんだろう?」と思う方もいるかもしれません。恋人であるために相手のことは詳しく知っているはずなのに、わざわざ興信所を使う理由が知りたいですよね。

まずは、結婚調査の必要性を考えてみます。

インターネット上やアプリで知り合い、基本情報がわからないから

恋愛の形は人それぞれ。実際に知り合って交際を経て、結婚するという一般的な形のカップルもいれば、マッチングアプリやSNS、インターネットゲームなどを通じて結婚相手と巡り合う方もいます。

ネット上やアプリで知り合うと、最初は本名も知らない状態からスタートしますよ。いざ結婚を考えたときに、こちらが知っている相手の情報が少なく、本当に結婚してよいのか?と判断に迷うケースも考えられるでしょう。結婚調査では、相手の本名や事前に聞いていたプロフィールが実際のそれらと相違ないかどうかをチェックできます。また、結婚相手の友人や知人などを探して聞き込み調査を行います。

相手の言動や雰囲気に気がかりな点があるから

なんとなく相手のことを怪しく思っても、婚約している手前なかなか言い出せないこともあります。「もしかして二股をかけられている?」「実は結婚する気がない?」など、些細な点でも見逃すと取り返しのつかないケースもあるでしょう。離婚しているとは聞いているけれど、子供はいるのか?養育費の支払いはあるのか?など、今後の生活にも影響する相手の情報は事前に知っておいたほうがよいでしょう。

相手に面と向かって確認できないことでも、結婚調査なら秘密裏に調べられます。結婚後、ミスマッチがあれば離婚できるものの、離婚は双方の同意がなければできません。また、双方合意の結果無事に離婚できたとしても、そもそも結婚しなければ発生しなかった離婚に至るまでの労力を必要とします。トラブルに巻き込まれないよう、事前に調査しておくと安心でしょう。

家族や親戚が結婚を反対しているから

出会ったきっかけがSNSやオンラインゲームなど、インターネットを介するものだった場合、家庭によっては、理解が得られないときがあります。結婚とは他人同士だった人間が一緒に暮らし、双方の親族との結びつきを作るもの。周囲の多くの人から祝福されるために、結婚調査を利用する方もいるようです。

結婚調査で分かることとは?

結婚調査ではどんなことが分かるのでしょうか。まずは興信所の調査で判明することを解説します。

結婚相手の生活ぶりや評判など

結婚相手の生活の様子を調査するときは、休日にしていることや交友関係、あるいは周囲の人からの評判を調べます。生活スタイルを調べることで、きちんと仕事に就いているのかどうかが分かるでしょう。周囲からの評判は友人などに聞き込みを行って調査します。

聞き込みは結婚調査の基本的な調べ方のひとつですが、結婚相手本人に興信所が直接聞き込むことは少ないです。確実な情報が掴める代わりにリスクが高く、結婚相手に調査が分かってしまうこともあるため、注意して調査を進めてくれます。

結婚相手の素性、既婚歴など

基本的なところですが、住んでいる場所や勤務地も結婚調査では分かります。中には大阪市内勤務なのに東京都内勤務と偽っていたり、婚姻歴を隠していたりするケースもあるのでこの調査はとても大切です。

人によっては婚姻歴を隠したまま結婚することもあります。その場合は「離婚原因は何だったのか」「子供はいるのか」も合わせて知っておきたいですよね。結婚調査ではこのような情報を知ることができます。

結婚相手の勤務先での態度や将来性など

興信所の調査では、勤務先での態度や将来どの程度出世(昇進)するかといった可能性も分かるでしょう。もちろん結婚前の状態なので、調査結果が将来を確約できるわけではありません。しかし、結婚に対して心配している家族や親族を安心させる材料にもなるので、職場での評判や普段は見られない勤務態度をチェックしておくことをおすすめします。

異性関係や金銭トラブルなど

浮気をしたり、二股をかけたりしていないか、また借金の有無やギャンブルなどの趣味はないかどうかをチェックします。異性関係は結婚相手の情報において特に重要視され、中には「既婚者であるのに結婚を予定していた」という場合もあるので注意が必要です。

このほか、事前プロフィールでは隠していた情報や、学歴などの詐称が結婚調査では分かります。結婚後の生活に影響が出ない嘘なら見過ごしてもよいかもしれませんが、そもそも「なぜ嘘をついていたのか」は確認しておいた方がよいでしょう。結婚後のトラブルを避けるためにも結婚調査をうまく利用しましょう。

結婚調査でわからないこととは?

結婚調査では、わからないこともあります。

・結婚相手の出生地や国籍

・預貯金残高や借入額

・犯罪歴など

まず出生地や国籍ですが、探偵や興信所では差別・犯罪につながる恐れのある調査は引き受けられません。出生地や国籍で差別をし、婚約を破棄する可能性があるため、結婚調査では以上の情報は調べられない点を覚えておきましょう。

また、正確な資産や預金残高は銀行などで照会しなければなりません。興信所にはその権限がないため、調べられません。ただ、前述の通り「消費者金融を利用していることが分かった」「パチンコなどギャンブルに没頭している」「浪費癖がある」といった情報は得ることができます。

警察は犯罪歴がある人をデータベース化して管理しています。しかし、探偵・興信所には権限がありません。結婚調査をすると結婚相手のことが詳しく分かるものですが、調べられないものもあることを覚えておきましょう。

調査結果の解釈と活用法

適切な解釈

探偵事務所の信用度合いにもよりますが、基本的に調査結果は事実でしょう。ただし、情報には2種類あり、タイミングによって変わる情報と、そうでない情報があります。

たとえば、現住所は調査のタイミングによって変わります。何らかの理由により複数回調査を実施し、その間に転居していると調査結果は変わるでしょう。勤務先や職業についても同様です。転職したり独立したり、はたまた何らかの理由により無職になってしまえば、職業は変わります。

一方、社会人の場合、最終学歴は基本的に変わりません。稀に業務上の都合や自身のキャリアのために社会人になってから大学に入りなおす方もいるでしょう。しかし、多くの方は一度社会人になると、その時点から最終学歴が変わることはありません。

結婚調査で知りたい情報が上記2つのうちどちらかなのか、まず確認しましょう。後者であれば一度調べれば再度調査する必要は基本的にありません。しかし、前者であればその情報を知りたいタイミングで調べたほうがよいでしょう。

探偵も一人の人です。プロとはいえお客様との相性があります。そのため、探偵の調査内容がいまいち信用できない場合もあるでしょう。そういったときは、別途費用がかかるのを覚悟で、同じ調査を(時期をずらして)別の探偵事務所に依頼するのも一つの手です。両者の調査結果が同じものであれば、調査結果の信頼性は上がるでしょう。

活用方法

あなたが結婚相手から来ていた情報と、調査結果が同じであれば特に何もする必要はありません。しかし、聞いていた情報と調査結果が異なったり、今まで知らなかった不都合な事実が分かった場合には、その後の対応を考えたほうがよいでしょう。

対応と一口に言っても大きく3つにわかれます。1つ目は何もしないことです。この選択をする人はあまりいないかもしれませんが、調査結果に不都合なことや整合性の取れないことが記載されていても、見なかったふりをするというものです。そういった情報を知りつつ結婚するのは非常に難しいでしょう。はじめは我慢できていても、どこかのタイミングで結婚相手を信じられなくなるかもしれません。

しかし、「高齢でなかなか結婚できない」「10年以上誰とも付き合うことがなかったが、ようやく結婚相手が見つかった」など、結婚しなくてはならない理由がある人もいます。このような方にとっては、苦労して見つけた結婚相手と結婚しなければ、もう同じようなチャンスはやってこない、と思っているかもしれません。それだけ結婚に必死なのです。見方によっては目的と手段が混在しているようにも見えますが、背に腹は代えられないのでしょう。

2つ目は相手に事実を確認することです。この対応を実行するには一定の覚悟が必要です。聞き方にもよりますが、結婚相手からすると「なぜ、私の秘密を知っているのだろう?」と疑問に思われます。ここで不信感を持たれると2人の関係が崩れかねないため、どこかのタイミングで結婚調査していたことを打ち明けるべきです。

結婚調査をしていたことは事実であり、その調査結果をもとにして相手を問いただすため、事実そのものは認めざるを得ません。ここで、大切なのは結婚調査をした理由です。「あなたの言っていることが信じられなかった」では直接的すぎるため、「信頼できる情報によって、家族を安心させてあげたかった」などポジティブな理由を説明しましょう。それでも結婚相手は「勝手に調査していたなんて心外だ」と怒るかもしれません。そのときはひたすら謝りましょう。どのような理由があろうとも、自分の情報を調べられてよい気になる人はいないからです。

3つ目は結婚を断念することです。結婚相手にあまり条件を求めない人でも、「これだけは譲れない」という条件があるでしょう。たとえば、婚姻歴がある人は嫌とか、年収200万円以下は嫌など結婚後の生活に大きな影響を及ぼす条件もあります。そういった条件を満たしていない場合は、結婚を断念、あるいは延期したほうがよいかもしれません。理想を追い求めればキリがありませんが、最低条件まで譲ってしまうと結婚相手を選ぶ理由がなくなります。自分が何を大切にして結婚したいのか、もう一度考えてみましょう。

結婚調査を利用してよかった事例

ここで、結婚調査を行った事例を紹介します。

結婚相手(男性)の勤務先が分かった事例

Aさん(女性)は結婚相手の勤務先がわからず、不安に思っていました。話を聞いているのは超有名大手企業の本社。朝には1,000人以上の人がビルの入り口に殺到するように入っていき、帰宅時間になると、また同じ人数がビルから出ていくような光景は日常茶飯事なのです。

あるときAさんは結婚相手の自宅に泊まりました。翌日、結婚相手は会社に行きましたが、Aさんは休暇を取ったため休みだったのです。結婚相手が家を出てしばらく経ったころ、大切な資料を忘れていることに気づきました。幸い、会社の住所が記載された封筒に書類が入っていたため、その住所を手がかりに書類を届けることにしたのです。

しかし、たどり着いた場所は想像していた場所とは全然異なる、3階建ての背の低い建物だったのです。そのような場所に1,000人もの社員が入ることはできません。聞いていた会社の情報はまったくのでたらめでした。

探偵に依頼して調べてもらうと、口にしていた会社は大学生のときに入社しようとして面接試験で落ちた会社でした。どうしてもその会社への未練が捨てきれず、また、自分を少しでもよく見せようとして結婚相手はAさんに会社名を偽って伝えていたのです。Aさんは、結婚相手から嘘をつかれていたことそのものについては、悲しかったようです。しかし、あくまでも好きになったのはAさん本人であって、どこの会社で働いていても関係ないということで予定通り結婚しました。

結婚相手(女性)が職業を偽っていた事例

Bさんの結婚相手(女性)は都内のベンチャー企業で事務の仕事をしていると聞いていました。創業まもなく経営が安定していないため、給与はそれほど高くありません。また、現金ではなくストックオプション(株式)を賞与として渡すなど、ベンチャー企業らしい一面のある企業でした。

結婚相手はもともと仕事が忙しく、金曜日であっても平日はほとんど会えませんでした。それにもかかわらず、土曜日や日曜日に会えないことも多くなり、会えるのは月1回と非常に少なくなりました。結婚相手の行動に疑問を持ったBさんは尾行を開始。しかし、Bさんにも仕事があるため、尾行に費やせる時間には限界がありました。そこで、探偵事務所に調査を依頼してきたのです。

探偵が調べるとBさんは、本業の会社以外でも働いていること、そしてそれがどうも風俗店ではないか?ということが分かりました。風俗店が入居するビルに入っているところまでは分かりましたが、客の入り口と従業員の入り口が異なるため、結婚相手が本当に風俗店で働いているのか、判断が付きません。そこで探偵による潜入調査が行われたのです。

探偵が客に扮して風俗店に入ると、そこにBさんの結婚相手と思しき人がいました。客としてさり気なく近づき話を聞くと、Bさんが話していた結婚相手と一致する点が多かったのです。また、事前に預かっていた写真と見比べても、本人と考えてほぼ間違いないような状況でした。

Bさんは探偵を使って調査していたことを打ち明け、結婚相手に風俗店で働いていた理由をきいたといいます。すると、結婚相手は結婚後の生活費に充てたくて、Bさんに内緒で働ける今のうちにお金を貯めておきたかったと泣いて謝っていました。

結婚詐欺を未然に防いだ事例

Cさんの結婚相手(女性)は香港に長期出張中。数か月に一度日本に帰ってきてはCさんと会い、派手なデートを繰り返していました。あるとき、Cさんが「もう少し一般的なデートをしないか?」と提案したところ、結婚相手は逆上。「私のことを愛していないの?」と怒り出したのです。

これまで結婚に縁がなかったCさんはそれ以上何も言えなくなり、結婚相手の望むデートをするためにお金を払い続けたのです。それでも結婚相手はお金が足りないと、オンラインビデオ会議ツールでCさんと話しては、お金の無心をしていました。Cさんのげっそりした表情を心配したCさんの母親が探偵に依頼してはじめて、この結婚相手は日本に住んでおり、どうやら多額の借金を抱えているらしいことがわかりました。

探偵の調査結果をはじめて聞いたCさんは信じられない様子でしたが、ようやく覚悟が決まったのか、調査結果を持って結婚相手に話を聞きに行きました。話し合いの中で当然これまでに払ったお金の返還を求めましたが、使ってしまったため手元には残っていなかったのです。しかも数か月前から生活保護を申請しているため、どう考えてもCさんに返すお金などないのです。

Cさんは苦しい思いをしながらも、結婚相手との縁を切ることを優先しました。払ったお金が戻ってきませんでしたが、ようやく次のステップに向かって歩けるということで、晴れやかな表情をしていました。

高齢の結婚相手の資産額が大幅に違っていた事例

Dさんの結婚相手(男性)は高齢の資産家。結婚相手はDさんより20歳も年上ですが、10億円を超える資産を持っているという話でした。家に遊びに行くと大きな門があり、執事やメイドなど多くの人を雇っていたのです。もちろん家は大きく、すべての部屋を見て回るには少し時間が必要なほどです。

しかし、出会って数か月経ったころから、様子が変わってきました。大勢いた執事やメイドが全員辞め、持っている車の台数も明らかに以前より減ったのです。Dさんはこの時点で探偵に調査を依頼されましたが、調査を進めるととんでもないことが分かったのです。

Dさんの結婚相手は元々はれっきとした資産家でした。しかし、株式やFXの運用で失敗し、多額の損失を出していたのです。執事やメイドが全員辞めたのは、それ以上労務費を負担できないため、そして自動車の台数が減ったのは、最も維持費の安い1台を残して売却したためです。それでも損失のすべてをカバーできず、現在は生活保護の申請に向けて準備を進めているようです。多額の借金を抱え、自宅には抵当権がついているため、プラスの資産と呼べるものは何も残っていませんでした。

Dさんはもちろん結婚を断念し、多くの資産を持つ別の高齢男性と結婚したようです。

まとめ

婚約者を調べる結婚調査。最近では恋愛の形がさまざまになっているために、相手の情報が不足したまま結婚を考えるカップルもいます。本人に面と向かって聞けない情報があると、最後まで結婚相手を信じられないこともありますよね。そのようなときは、興信所の結婚調査を利用して不安を取り除きましょう。

気になる方はまずは結婚調査の相談から始めてみるのがおすすめです。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 調査員 Y.K

調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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