子どもの家出の原因は家庭にある? 家出を繰り返す原因と対策

子どもの家出の原因は家庭にある? 家出を繰り返す原因と対策

親なら誰しも心配する子どもの家出。子どもは家出する癖が付くと家出を繰り返すようになってしまいます。
その原因はどこにあるのでしょうか。
今回は、子どもが家出を繰り返してしまう原因と対策を紹介します。
子どもが家出を繰り返す原因
・他のお家の居心地が良かった
子どもが友だちの家に遊びに行った際に、友だちのお母さんやお家の雰囲気がよく、「自分の家より居心地がいい」と感じると、できるだけ長く友だちの家にいたいと思うものです。
友だちの家に遊びに行くことが習慣になると、自分の両親に無断で友だちの家に行くようになり、親が子どもの居場所を把握できないケースがあります。
・あまりにも厳しいしつけ
子どもの能力を大幅に上回ることを学習させようとしたり、家庭のルールがあまりにも厳しいことが、家出の原因になる場合があります。
最初は子どもも努力しようと一生懸命になりますが、我慢のバケツがいっぱいになると突然家出してしまうことがあるのです。
・親に話せない秘密を隠そうとしている
「親に知られたら怒られる」と思うようなことをしてしまうと、子どもはまず必死に隠そうとします。
たとえば、「いじめっこに脅迫されて万引きした」などの親には言えないことを隠している場合があり、行き先を告げず突然思いもよらない場所に家出してしまうのです。
最初は子どもも努力しようと一生懸命になりますが、我慢のバケツがいっぱいになると突然家出してしまうことがあるのです。
・両親の仲が悪い
両親同士の仲が悪く毎日ケンカしていたりすると、言い争いや暴力の恐怖から、子どもは家出しやすくなります。
子どもの感受性は想像以上に強いので、ちょっとした夫婦関係の悪化でもすぐに気がつきます。
家庭の空気が悪くなることが、子どもの家出の原因になってしまうのです。
子どもの家出をなくすための対策

・家庭の雰囲気を暖かくする
「何となく家にいたい」と思えるような暖かい雰囲気を作ることは、子どもの家出をなくすために必要といえるでしょう。
たとえば、片付けを優先して子どもが好きなおもちゃやぬいぐるみが一切ないスッキリとしたインテリアにするよりは、好きなものに囲まれて生活できるほうが安心できるかもしれません。
また、いつ帰っても母親や父親がいないと、1人で過ごさなければいけない寂しさが募るため、家に帰りたくないという気持ちが大きくなります。
できるだけ子どもと一緒にいてあげられるようにしましょう。
・怒り過ぎない
いつも一方的に叱ってばかりではなく、時には何も言わずに子どもの意見を聞き入れてあげることも大切です。
お説教という形ではなく、子どもと会話をするというイメージでコミュニケーションを取ることで、お互いの距離が縮まります。
親子の絆を深めることで、突然の家出を防ぐことができるでしょう。
・子どもの変化に気づいてあげる
子どもがソワソワしていたり、いつもと違うと感じたら、何か隠したい出来事があるのかもしれません。
いきなり理由を聞くのではなく、まずは本人が留守のときに子どもの部屋に入ってさり気なく持ち物などを確認してみましょう。
持ち物から「タバコを吸っていた」ことが発覚したなど、親として注意しなければならないことがあっても、すぐに怒ってはいけません。
やみくもに注意するのではなく、遠まわしに話を持ち出してどう反応するか様子を見ましょう。
それをきっかけに少しずつ打ち明けてくれるかもしれません。
・親同士の問題に子どもを巻き込まない
両親の不仲のせいで子どもが家出してしまうのはとても悲しいことです。
親同士のケンカは子どもに見せないよう注意しましょう。
夫婦間のトラブルを解決するときには、子どもがいない間に話し合いをしたり、メールやラインなどの連絡ツールを使用するなどの工夫が大切です。
子どもの家出を防ぐためには、両親が仲のいい姿を見せることが重要です。
家庭環境を整えたり、子どもの日常に寄り添うことで子どもの家出を防ぎ、心も体も健やかな子どもの成長を応援できるようにしていきましょう。