怪文書を送る犯人を特定するために!証拠集めをしよう

匿名で送られてくる怪文書にはほとんど証拠が無く、犯人を特定することは非常に困難になります。元々正体を隠すために怪文書を作成しているため、手がかりになる証拠はほとんどなく、泣き寝入りする方も数多くいます。とはいえ、得体の知れない犯人に誹謗中傷を受け、不安に感じる状態が続くのはとても苦しいことです。そのような怪文書を一刻も早く止めるためには、必要な対策を取りましょう。

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怪文書は個人を特定出来ない

怪文書は新聞や雑誌の記事から文字を切り抜いて使用したり、パソコン等で作成しているものが多く、筆跡を確認できないため、個人を特定するのは困難を極めます。

ただでさえ怪文書による嫌がらせで苦しんでいるのに、少ない証拠から犯人を探すためには長い時間とお金をかける必要があり、泣きっ面に蜂のような状態になりかねません。そこで、ここでは犯人を探すためにはいくつかのポイントが必要になります。

怪文書を送ってくる可能性のある人物を把握する

怪文書を送る理由には、恨みや妬みといった個人的なトラブルが原因のひとつとして、よく挙げられます。そのため、怪文書の証拠を探す前提として、自身に恨みを持っている人が周りにいないか確認する必要があります。

友人や職場の上司・部下・同僚はもちろんのこと、親類縁者も疑ってみる必要があります。親類どうしのいがみ合いは他人同士の喧嘩よりも問題がこじれやすいため、それがエスカレートすると殺人事件に発展することもあります。最悪の状況を避けるために、親類縁者も調べましょう。

送られてきた怪文書は全て保管しておく

送られてくるすべての怪文書を証拠として保存しておきましょう。手がかりを見つける第一歩となるのはもちろんのこと、怪文書の中には犯人の証拠があるかも知れません。また、警察に捜査をお願いする場合にも有力な証拠となります。

犯人の心理状況を把握する

あなたは怪文書によって心を傷つけられるため、犯人のことを考えたくないでしょう。しかし、犯人の心理状態を想像することによって、行動パターンと思考を推測できるかもしれません。そうなれば気持ちに余裕ができるでしょう。

証拠を見つけるために

証拠を見つけるためには以下の方法が効果的です。

●筆跡鑑定による犯人特定(紙)

●指紋鑑定による犯人特定(紙)

●郵送物の追跡(紙)

●IPアドレスを特定して犯人を割り当てる(インターネット)

筆跡鑑定による犯人特定

この方法は怪文書が手書きで行われていた際に有効な方法です。しかし、そもそも手書きである可能性がとても低く、手書きであった場合でも「あえて筆跡を変えている」「筆跡の近い人を特定する術がない」などの場合には、ほとんど効果がありません。

この方法が有効なのは、解析対象となる筆跡を入手できるほど親しい人が犯人と疑われる場合のみであるため、犯人特定の手段としては優先順位が低いでしょう。

指紋鑑定による犯人特定

怪文書を作成した際の犯人の指紋を入手する方法も有効な手段です。怪文書に指紋を残している可能性はとても高く、犯人を特定するための証拠としてはとても効果的です。しかし、この方法には大きな欠点があります。

それは、解析対象となる指紋を入手するのが、非常に難しいという点です。指紋鑑定を行う場合は、犯人と思われる人物の指紋をあらかじめ採取しておき、怪文書から採取した指紋と照合する必要性があります。

そのためには、「犯人と思われる人物」をあらかじめ特定しておき、事前に指紋の採取をお願いしなければなりません。しかし、「指紋採取をお願いする」ことは「あなたを疑っています」と言っているようなもの。普通の人であれば気分を害してなかなか応じてくれないでしょう。

指紋鑑定は犯人を特定する有効な手法ですが、指紋採取のハードルはとても高いと言えるでしょう。

郵送物の追跡

犯人は常に同じポストや郵便局を利用して怪文書を送っている可能性があります。そのため、投函したポストや利用した郵便局を特定するのは非常に有効な方法です。

しかし、なかなか個人で対応できる方法ではないため、探偵事務所に相談して発送元を突き止めることも一つの手です。

特定方法によって費用が変動したり、多少の時間を要する場合もありますが、犯人を特定する証拠としてはとても有力なため、おすすめの方法です。

IPアドレスを特定して犯人特定

この方法は、怪文書が電子メールやSNSのDMなどで送られてきた場合に有効な手段です。しかし、IPアドレスを偽造したり、海外から送信したりする場合も多く、個人で探るのは難しいでしょう。

きちんとした調査を行うにはサイバー警察に依頼するほかなく、ハードルがとても高いのが現状です。また、事件性の低い怪文書では捜査してくれないこともあります。警察が捜査してくれない場合には、弁護士に相談しましょう。

犯人を見つけるときの注意点

犯人が分かったとしても、客観的かつ確固たる証拠がないと、法律で裁くことができません。ここでは証拠を見つけた時にやるべきことをご紹介します。

犯人を特定した場合でも犯罪に繋がる証拠がない場合は耐える

犯人を特定したとしても、法律で裁けるだけの証拠がなければ何もできません。それどころか、方法を変えて怪文書を送ってくるかも知れません。

確実な証拠が見つかるまで耐えましょう。

追及する時は二度と同じことが出来ないようにす

客観的かつ確固たる証拠がない場合は何もできないと説明しましたが、証拠が見つかり犯罪として成立する可能性がある場合は、警察にきちんと捜査をお願いしましょう。

いかなる理由があろうと、犯罪は犯罪です。「人を傷つければ自分はどうなるか」ということを犯人に理解させなければ、何度でも同じことを繰り返すでしょう。もし証拠が見つかったら徹底的に捜査させましょう。

事件解決後、情報を公開する

事件が全て解決した後には、怪文書によってどんな被害があったのか、どういう対策を行ったのかなど公表しましょう。こうした情報が怪文書の被害を最小限に抑えるために役立つはずです。できる限りの情報共有を行い、怪文書被害を未然に防ぎましょう。

とはいえ、怖い思いをした怪文書のことを思い出すのは苦痛でしょう。しかも、そのようなことに使っている時間は、あなたにはないかもしれません。もし、あなたが「ほかにも困る人が出ないように」と思うのであれば、公表してもよいでしょう。

セキュリティ対策の強化

怪文書を送られないために、どのようなセキュリティ強化策があるのでしょうか?

スマートフォンのロック

怪文書を送る犯人は、必ずしもあなたが知らない人ではありません。場合によってはごく親しい友人や親類という場合もあります。そういった人の前でスマートフォンを使うことはありませんか?場合によっては、スマートフォンを置いたままその場を離れることもあるでしょう。そういったときあなたのスマートフォンが盗み見られ、それが怪文書の原因になることも考えられます。盗み見た情報の中にあなたの住所があれば、そのまま怪文書を送信できます。

今やスマートフォンは個人情報の塊と化しています。自身の個人情報はもちろんのこと、場合によっては他人(個人情報を提供してくれるほど親しい関係)の個人情報が入っていることもあるでしょう。スマートフォンはそれほど大切なものなので、肌身離さず持っておくのがよいでしょう。

しかし、ときには忘れて人前にスマートフォンを置いた状態でその場を離れることもあるでしょう。そういったときでも、貴重な情報を盗み見られないようにパスワードを用いてロックをかけておきましょう。そうすれば、貴重な個人情報を簡単に見られなくなります。

ただし、ロック解除の様子を人に見られている場合は注意が必要です。指の動きからパスワードを推測するかもしれません。そのため、心配な方は定期的にパスワードを変更するのもよいでしょう。

中には指紋認証によりロックを解除する機種もあります。一卵性双生児であっても異なる指紋であるため、指紋認証機能を使えばあなた以外はロック解除できません。しかし、酔って眠ってしまった場合は注意が必要です。誰かがあなたの指を持ってスマートフォンを操作し、情報を盗み見る可能性があります。

結論としては、はじめから無闇に人前でスマートフォンを使わないほうがよいでしょう。

郵便物のこまめな回収

郵便物がポストに溜まった状態になっていませんか?郵便物がポストに溜まった状態になっていると、挿入口に手を入れてあなたの郵便物に手が届いてしまい、抜き取られるリスクがあります。郵便物はこまめに回収するようにして、挿入口から手を入れても郵便物を抜き取れないようにしておきましょう。郵便物を抜き取られると住所を知られてしまうだけでなく、あなたが興味のあるものなどを知られる可能性もあります。

海外出張などで長期間不在にする場合は郵便局に不在届けを提出することで、一定期間自宅に郵便物が届かないようになります(※1)。しかし、これでは郵便物が一切届かないことになり、必要な情報が分からないこともあるでしょう。そういった場合には、郵便物の転居・転送サービス(※2)を利用して、一定期間実家などへ郵便物を転送しましょう。そして、必要な情報があれば実家に住む親族に確認してもらうこともできます。インターネットでの申請も可能ですので、心配な方は忘れず行いましょう。

ただし、転居・転送サービスは本来、転居前の住所に届く郵便物を転居後の住所に送るサービスです。そのため、転送期間は1年(固定)であり、任意に選べませんので注意して下さい。

※1:郵便局「長期間不在とする場合の郵便物等の配達について教えてください

※2:郵便局「転居・転送サービス

玄関ドアの郵便受けを使用不可にする

賃貸物件などの場合、玄関ドアに郵便受けが付いている場合があります。これは使用できないようにしましょう。その理由は2つあります。

1つ目は郵便物が溜まらないようにするため。前述のように郵便物が溜まると、挿入口から手を入れて郵便物を抜き取られる可能性があります。そのため、そもそも使えないようにしておくことで、郵便物を抜き取られることがなくなるのです。

2つ目は自宅の中の様子を見られないようにするためです。玄関ドアの郵便受けに郵送物を入れるふりをしながら、建物内の様子を探ろうとする犯人もいるでしょう。そこで知った内容を怪文書に書くことで、余計にあなたを怖がらせるためです。犯人は、あなたの反応(怪文書を見て怖がることを含む)を見て楽しんでいます。反対に考えれば、自分が怖がる原因をわざわざ自分で作らないようにすることです。

個人情報の保護

次は個人情報保護の観点から、怪文書の被害に合わないための対策を考えてみましょう。

Free Wi-Fiに接続しない

自宅以外の場所で気軽にFree Wi-Fiに接続していませんか?外出先でFree Wi-Fiを使うと、契約している通信データ量を消費しなくて済みます。そのため、Free Wi-Fiを普段から利用する人も多いでしょう。しかし、Free Wi-Fiはセキュリティのレベルが低い場合があります。最悪の場合、ウイルスにより個人情報を抜き取られることもあるでしょう。ましてやFree Wi-Fiを利用して個人情報を提供(入力)してはいけません。

無料ということは、それだけのリスクを負っていると自覚しましょう。

郵便物など個人情報が書かれた書類はシュレッダーにかける

不要な郵便物を捨てる時、どのようにしていますか?もし、そのまま捨てているという場合は、ゴミ袋の外からあなたの個人情報が見えている場合があります。あるいは、外から見えていなくても、ゴミ袋の中から郵便物を出すと、あなたの個人情報はすぐにわかってしまいます。

これでは個人情報を公開しているようなものです。個人情報が書かれた郵便物を捨てるときは、シュレッダーにかけてください。シュレッダーにかけて判読不能な状態にすれば、仮にごみ袋から個人情報が書かれた郵便物を盗まれても問題ないでしょう。自宅にシュレッダーがない場合は、小さく破ったりあるいは、墨塗り教科書のようにインクを塗ったりするのも有効です。とにかく文字を判別できないようにしましょう。

SNSに個人情報推測されるような投稿をしない

個人情報そのものをSNSに投稿する人はいないでしょう。しかし、個人情報を特定されかねない情報を投稿する人はたまにいるかもしれません。たとえば、自宅近くの写真や最寄り駅の写真をSNSに投稿すると、待ち伏せされて尾行されると自宅がわかってしまいます。自宅が分かってしまうと住宅地図から番地まで分かるため、怪文書を送られる可能性が高くなります。

また、充実した休日の様子などをSNSに投稿すると、それそのものが妬みの原因になることもあります。どうしてもSNSに投稿したい場合は公開範囲を限定するなどして、無闇に個人情報につながる情報を公開しないようにしましょう。しかし、怪文書を送る犯人が身近にいることもあります。限定公開の範囲に怪文書の犯人がいれば元も子もありません。基本的には余計なことをSNSに投稿しないようにしましょう。

無闇に個人情報を提供しない

近年、サブスクのお試しや無料特典の申込みで個人情報の提供を促される場合もあるでしょう。本当に必要な商品・サービスなら問題ありませんが、「とくかく無料だからほしい」といった目的のない個人情報の提供はやめましょう。どこから漏れて、怪文書の送付に使われるか分かりません。

再発防止策

ここでふたたび怪文書を送られないための対策について解説します。

引っ越す

紙の怪文書が送られてくる場合、引っ越すのも一つの再発防止策です。引っ越すことで住所が変わり、犯人はふたたびあなたの住所を確認する手間が増えます。しかし、一度あなたの住所を特定した犯人は、ふたたびあなたの住所を特定することも十分に考えられます。そのためにセキュリティ対策を強めたり、個人情報の保護に敏感になったりしましょう。いくら引っ越しても、これらの対策をしないと、ふたたび住所を特定されたり怪文書の原因を作ってしまったりするのは時間の問題です。

犯人の個人情報を入手する

あまり褒められたことではないかもしれませんが、怪文書の犯人自身の個人情報を入手するのも一つの手です。犯人の個人情報を入手しておけば、ふたたび被害にあったとき、すぐに警察に相談できます。あるいは「ふたたび怪文書を送ってきた場合には個人情報を公開する」と交渉することもできるでしょう。しかし、不正な方法で個人情報を入手すると、反対にあなたが罪に問われることもあるかもしれません。犯人の個人情報は、犯人自身に聞いて答えさせましょう。また、それが正しいかの確認も必要です。もし嘘の個人情報を教えられていた場合、「個人情報を公開する」という条件の交渉ができません。

まとめ

今回は怪文書の証拠の扱い方についてご紹介しました。怪文書は匿名性の高い犯罪で、証拠を見つけることは非常に困難です。また、証拠を見つけたとしても犯罪を立証するのは難しいでしょう。

そうした場合には弁護士や警察に相談し、調査あるいは捜査をお願いしましょう。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 調査員 Y.K

調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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