成功率で浮気調査を選ぶのはNG?探偵社の選び方と調査を依頼する際のコツを解説
浮気調査を依頼する際、調査の成功率が気になる人も多いのではないでしょうか?しかし、一般的な浮気調査の成功率は自己申告となっており、その数字をそのまま鵜呑みにすることは危険だといわれています。今回は、浮気調査の成功率と探偵社の選び方、浮気調査を依頼する際のコツについて解説します。
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目次
浮気調査は成功率で選んではいけない
浮気調査を探偵に依頼する際、成功率の高さは重要な判断材料の1つと考える人は多いでしょう。一般的に探偵社の浮気調査の成功率は80%程度と言われていますが、成功率はあくまで探偵社の自己申告であり、客観的な基準とはいえない現状があります。
探偵社選びの際は成功率の高さだけを見るのではなく、依頼者の口コミや評判、調査内容や費用の明瞭さなどを総合的に判断することが重要です。特に「成功率100%」など高い成功率をうたう探偵社には注意が必要です。なぜなら、いくら優秀な探偵でも予期せぬトラブルや調査対象者の状況により、調査が失敗に終わる可能性は常にあるからです。
浮気調査を成功率で選んではいけない理由
探偵社の浮気調査を成功率だけで選んではいけない具体的な理由として、以下の3つが挙げられます。
- 成功率には客観的な基準がない
探偵業界には成功率を算出するための共通の計算式がなく、探偵社が独自の基準で成功率を発表しているため、単純に数字だけを比較することはできません。中には根拠のない成功率を謳う探偵社もあるので注意が必要です。 - 成功率が高くても、依頼者の満足度が低いケースがある
探偵社が成功と判断しても、調査費用が見積もりを大幅に上回った、探偵の対応が悪かったなど、依頼者が納得できない場合もあります。成功率だけでなく、口コミや評判など総合的に判断することが重要です。 - 優秀な探偵でも失敗の可能性はゼロではない
いくら腕の良い探偵でも、予期せぬトラブルから調査が失敗に終わることは常にあり得ます。特に、浮気相手に警戒心が強い場合は、なかなか証拠が掴めず成功率が下がる傾向にあります。
以上のように、浮気調査の成功率は探偵社選びの絶対的な基準にはなりません。成功率も参考にしつつ、調査内容や費用の明瞭さ、依頼者の評判なども踏まえて、慎重に探偵社を選ぶことが肝要です。
探偵業法の届出をチェックする
特に注意が必要なケースが、正式な届出をしていない、違法な探偵に依頼することです。違法な調査や営業をしている探偵は、高い成功率などをうたって依頼を受ける傾向があります。
探偵業法とは?
探偵業法は、2007年に施行された探偵業務の適正化を目的とした法律です。探偵業者は都道府県公安委員会への届出が必要で、依頼者との契約書の取り交わしや、違法行為の禁止、調査経過の報告などが義務付けられています。この法律により探偵業界の健全化が図られています。
違法な探偵とは?
違法な探偵は、探偵業の届出をしていない探偵や違法な調査を行ったため届出が取り消された探偵などが該当します。このような探偵では、裁判で有効な証拠とならない程度の調査結果しか得られなかったにもかかわらず、それ以上の調査を行わずに案件を成功として終了させ、依頼者から高額な調査費用を受け取る場合があります。
例えば、浮気相手との密会の様子を撮影したものの、ホテルへの出入りなど決定的な証拠が得られなかったケースで、追加調査をせずにそこで調査を打ち切ってしまうケースがあります。依頼者としては納得のいく結果が得られないまま多額の費用を支払うことになります。
このような悪質な探偵社の見分け方としては、以下の点に注意しましょう。
- 著しく安い料金設定をしている
- 調査方法や内容について具体的な説明がない
- 契約書を交わそうとしない
- 事前に費用の説明が曖昧
信頼できる探偵社を選ぶためには、探偵業の届出や調査方針をしっかりヒアリングした上で契約することが重要です。安易に料金の安さや成功率だけで決めず、実績や信頼性で総合的に判断しましょう。特に裁判で有効な証拠収集のためには、慎重な探偵選びが不可欠だと言えます。依頼者の立場に立ち、真摯に調査に取り組んでくれる探偵を見極める目を養うことが大切です。
また、2024年4月1日以降は、探偵業の届出をしている探偵社に、探偵業の「標識」をウェブサイトや営業所の見やすい場所に掲示することが義務付けられています。探偵社を選ぶ際には、このような標識を確認することも重要です。※
また、探偵業法に違反した探偵は、公安委員会によって営業停止命令・廃止命令等を受けます。その場合は、警視庁のホームページに3年間公表されるため、確認することが可能です。
※警視庁「探偵業の業務の適正化に関する法律の改正の要点について」参照:2024.07.28
浮気調査の成功とは何を指すの?
浮気調査の「成功の定義」は、初期の段階では「未定」です。
通常、依頼者と探偵社が「成功の定義」を調査前に取り決め、共有します。「成功の定義」の共有が事前にできていないと、調査の最終段階で「求めていた結果や必要な証拠と違う」という結果を招く可能性が高くなります。
浮気調査の「成功」の定義は、どのような結果を「目標」とするのか「必要な証拠は何か」、「費用と結果の要望」を相談や見積もりの段階で確認し、依頼者と探偵社が共有することが重要です。
事前に成功の定義を共有していない事例
一般的に探偵社側が考える成功とは、以下のようなケースを指します。
- 不貞行為(肉体関係)の証拠となる写真や動画、音声データなどを入手できた
- ラブホテルへの出入りなど、浮気の決定的な証拠を掴んだ
一方、依頼者の視点では、たとえ証拠が取れたとしても、以下のようなケースでは調査に不満を感じることがあります。
- 調査費用が見積もりを大幅に上回った
- 探偵の対応が悪かった、報告書の内容が不十分だった
- 探偵の調査が原因で、浮気相手から嫌がらせを受けるようになった
また、配偶者の行動を調べたものの、裁判で使用できる証拠が得られなかった場合、裁判を検討している依頼者からすれば、調査は失敗だと感じる可能性が高くなります。しかし、探偵社側は「浮気をしていないことを事実確認できた」と成功とみなすこともあります。トラブルを避けるためにも、事前に「調査成功の定義」について擦り合わせをしておくことが重要だと言えます。
信頼できる探偵を選ぶ
浮気調査を成功させるには、信頼できる探偵社選びが重要です。無料の相談体制が整っているか、調査の進捗状況を定期的に報告する仕組みがあるかどうか、料金体系が明瞭かなどをチェックしましょう。実績豊富で教育体制の整った探偵社なら、高い調査能力が期待できます。
探偵を選ぶ際のチェックリスト
調査に適切な探偵を見つけるためには、以下のチェックリストを参考にすることをお勧めします。信頼できる探偵を選ぶためのポイントを理解し、確実に確認することで、安心して依頼することができます。
探偵業の届出
最初に確認すべきポイントは、探偵の届出の有無です。日本では、探偵業を営むためには探偵業法に基づく許可が必要です。探偵業の届出をしていることを、探偵社のウェブサイトや営業所に、届出書を提出した公安委員会や届出書の受理番号が記載された標識が、掲示してあるかどうかで確認しましょう。
無許可で営業している探偵は信頼性に欠けるため、注意が必要です。受理番号が記載された標識が確認できない場合、その探偵事務所は避けたほうが良いでしょう。
過去の調査実績
次に、探偵の過去の調査実績について確認することが重要です。探偵がこれまでにどのような調査を行ってきたのか、その実績を知ることで、信頼性や能力を判断する材料となります。実績のある探偵は、さまざまな状況に対応する経験を持っており、調査の成功率も高い傾向にあります。
過去の実績を確認するためには、探偵事務所のホームページの紹介や、面談時に質問することが有効です。具体的な事例を挙げてもらい、どのように問題を解決したのかを詳しく聞くことで、その探偵の能力を評価することができます。また、口コミやレビューも参考にすると良いでしょう。
料金体系
探偵を選ぶ際には、料金体系の透明性も重要なポイントです。料金が不明瞭な場合、後で予想外の高額な請求が発生する可能性があります。事前に料金体系を確認し、納得のいく説明を受けることが必要です。
一般的に、探偵の料金は時間単位や案件ごとに設定されています。基本料金に加え、追加の費用が発生する場合もあります。例えば、交通費や宿泊費、特別な機材の使用料などが含まれることがあります。契約前に、すべての費用がどのように計算されるのかを明確にしてもらいましょう。
また、支払い方法や支払い条件についても確認が必要です。支払いが分割可能かどうか、支払い期限はいつかなどを把握しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。
調査が成功した場合、失敗した場合などの料金についても、確認しておくことをおすすめします。
契約書に含まれる内容
探偵に依頼する際には、必ず契約書を交わすことが必要です。契約書には、依頼内容や料金、調査期間、成果物の内容などが明記されています。契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点があれば事前に質問することが重要です。契約書に含まれる主な内容は以下の通りです。
- 依頼内容の詳細
調査の目的や範囲、具体的な調査方法などが記載されています。 - 料金と支払い条件
料金の総額、支払い方法、支払期限などが明記されます。 - 調査期間
調査の開始日と終了日、進捗報告のタイミングなどが含まれます。 - 成果物の内容
調査結果の報告書の形式や、写真・ビデオなどの証拠資料の提供方法が記載されています。 - キャンセルポリシー
契約解除の条件や、キャンセル料についての規定が含まれます。
契約書は、依頼者と探偵事務所の双方にとって重要な書類です。内容を十分に理解し、納得のいく形で契約を結ぶことが、トラブルを避けるための鍵となります。
調査中の情報の保護
調査中の情報保護について確認することも重要です。探偵業は、依頼者のプライバシーを守ることが求められます。調査中に収集される情報や証拠資料がどのように保護されるのか、しっかりと確認しましょう。
探偵事務所における情報保護の方法としては、以下のようなものがあります。
- 情報の取り扱い方針
探偵事務所がどのように情報を管理し、第三者への漏洩を防ぐかについての方針を確認します。 - データの保存方法
調査結果や証拠資料がどのように保存されるのか、物理的なセキュリティ対策やデジタルデータの暗号化などについて確認します。 - 機密保持契約
探偵事務所と依頼者の間で機密保持契約を結び、情報漏洩に対する法的な保証を確保します。
これらのポイントを確認することで、安心して探偵に依頼することができます。調査中の情報が適切に保護されるかどうかは、依頼者の信頼性にも大きく関わるため、慎重に確認することが求められます。また、得られた情報を、依頼者自身がSNSなどで公表することも違法となるため、裁判など限られた場面でのみ使用することが求められます。
浮気調査を探偵社に依頼する際のコツ
浮気調査を探偵社に依頼する際のコツは、以下の6つです。これらを参考にすることで、効果的に調査を進めることができるでしょう。
できる限り情報を提供する
浮気の証拠を掴むためには、依頼者から探偵社に対し、可能な限り詳しい情報を提供することが重要です。配偶者の行動パターンや人間関係、浮気を疑うに至った理由など、できる限り詳細な情報を伝えましょう。
依頼者からの十分な情報提供があれば、探偵社は的確に調査を進めることができます。些細な情報も経験豊富な探偵の場合、調査のヒントとなる場合があるため、気づいたことはメモなどにまとめておき伝えることがおすすめです。
探偵に依頼する際には、以下のような具体的な情報を提供することで、探偵が効率的に調査を進めることができます。
- 名前、年齢、職業
- 身体的な特徴
- 最近の行動パターン
- よく訪れる場所
- 交友関係や疑わしい相手
- 特定の日や時間帯の行動
目的を明確にする
浮気調査の目的を明確にすることは非常に重要です。浮気調査の目的が、裁判で有効な証拠収集なのか、それとも事実確認だけでよいのかによって、探偵社の調査方法も変わってきます。目的を明確に伝えることで、探偵社は調査方針を正確に設定でき、最適な調査プランの提案や証拠を効率的に収集することが可能になります。
予算と調査期間を設定
予算と調査期間を事前に設定することも重要です。探偵に依頼する際には、費用がかかるため、どの程度の予算を用意しているかを明確に伝えましょう。また、調査期間も具体的に設定することで、探偵が計画的に調査を進めることができます。予算と期間を設定することで、後々のトラブルを避けることもできます。
コミュニケーションを密に取る
調査期間中は、探偵と密にコミュニケーションを取ることが大切です。定期的な報告を受けることで、調査の進捗状況を把握し、必要に応じて調査の方向性を修正することができます。また、探偵からの質問や追加情報の提供にも迅速に対応するよう心掛けましょう。良好なコミュニケーションは、調査の成功に直結します。
法律を遵守する
浮気調査は法律に基づいて行われる必要があります。違法な手段で証拠を掴もうとすると、法的トラブルに発展する可能性があります。探偵社に依頼する際には、合法的な方法で調査を行うことを確認し、必要な場合は弁護士などの専門家と連携することをお勧めします。法律を遵守することで、得られた証拠が裁判で有効になる可能性が高まります。
調査対象者に調査を悟られないようにする
調査の成功には、調査対象者に対して調査をしていることを悟られないようにすることが不可欠です。調査対象者が調査の存在を察知すると、行動が変わり、証拠を掴むことが難しくなる可能性があります。調査期間中は、いつも通りの行動を心掛けることが必要です。
また、口論の際に、調査していることを依頼者が相手に伝えてしまうケースも多くみられます。この場合、調査対象者が警戒し、証拠が得られなくなる可能性が高くなるため、調査をしていることを伝えることはできる限り避ける必要があります。
これらのコツを実践することで、浮気の証拠を掴むための調査が効果的に進みます。信頼できる探偵事務所に依頼し、適切な情報提供とコミュニケーションを図ることで、確実な証拠を手に入れることができるでしょう。
まとめ
今回は、浮気調査の成功率について解説しました。成功率は自己申告のため、客観的な基準とはならないといわれています。探偵社に調査を依頼する際は、成功率だけに注目せずに、信頼できるかどうかをチェックすることが重要です。
また、調査の成功率を高めるためには、探偵との事前の打ち合わせや、目的や成功の定義を共有することもポイントとなります。調査の結果が満足できるものになるよう、相談しやすい探偵を選ぶこともおすすめです。
PIO探偵事務所は、業歴51年に及ぶ経験と実績があり、全国24地域での弁護士協同組合特約店加盟業者の探偵事務所として、年間12,000件の探偵業務を行っています。ベテランの探偵も多く在籍しており、深い知識と専門的なスキルで調査に臨みます。ご相談、お見積もりは無料です。お気軽にご相談ください。
この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行相談員 S.Y
浮気・素行・離婚関連の相談員プロフェッショナル。相談員歴8年。
年間400人以上もの相談を受けている。
関連タグ: 浮気・不倫
探偵社PIO編集部監修
本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。