浮気調査で調査報告書はどのような役割を果たす?裁判でも役に立つって本当??

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調査報告書とは

探偵事務所や興信所が作成する調査報告書とは、調査依頼を受けた内容に関して調査し、それを具体的かつ裏付けとともにまとめたものです。

主に浮気調査の際に証拠資料として作成されます。

いつ、どこで、誰と、どのようにといった具体的な行動の流れを日時とともに詳しく記載するほか、写真や音声などその行動を裏付けるものとともに作成することで裁判で証拠資料として使用することが可能な場合もあります。(全ての調査報告書が裁判で使用できるものではありません。これに関しては詳しくは後ほどお話しします。)

とはいえ一口に調査報告書と言ってもその様式や質は作成する探偵事務所や興信所によってさまざまです。

あくまでも調査報告書の作成にあたっては、各探偵事務所、興信所が独自で進めていくものであるためです。

したがって、裁判で使用できる確固たる証拠となるような完成度の調査報告書を必要とするのであれば、そのニーズにこたえられる探偵事務所、興信所選びをしなければなりません。

調査報告書には何が書かれているのか

先にお伝えしたとおり、調査報告書の内容は探偵事務所や興信所によって異なります。

大きく分けると、調査報告書には2種類あります。

一つ目が、裁判で使用できるような行動の詳細や証拠を合わせて作成したもの、二つ目があくまでも個人レベルで証拠をつかむための簡易的なものです。

二つ目の簡易的なものに関しては、費用を抑えられる、作成の期間が短く済むといったメリットがあります。

したがって、調査報告書の作成依頼をするにあたっては、まずはどんな目的で使用するのか、具体的な調査依頼内容、予算、そして裁判で使用したいのであればあらかじめその点を伝えたうえで進めていく必要があるといえます。

さて、話を戻して調査報告書に記載される内容を見ていきましょう。

1,調査対象者の氏名、住所、勤務先

2,調査実施日、調査開始時刻

3,調査目的、方法

4,調査時の調査対象者の服装や見た目の特徴

5,移動ルート、移動手段

6,訪れた場所の名前、住所や訪れた時間

7,会った人の特徴

その他、証拠となる写真、動画、音声など

なお、写真や動画の撮影や音声の録音は盗撮や盗聴のような違法調査ではないので、その点は問題ありません。

上記のような細かい情報が記載されることで、確実な証拠として取り扱うことができるようになるのです。

調査報告書の活用方法

続いては、調査報告書はどのような目的で作成されるものなのか、具体的な活用方法をご紹介していきましょう。

1,浮気の事実を認めさせる

これまで幾度となく浮気を問い詰めても確固たる証拠がないために否定されたりはぐらかされていたということもあるでしょう。しかしながら、調査報告書のような相手が否定できないような証拠を突き詰められてしまったら、相手も認めざるを得ないでしょう。また、離婚するにあたっては、一方だけでなく双方の同意が必要となります。したがって、相手がしらを切って認めない場合には離婚協議が頓挫してしまう場合も考えられます。

一方、相手と別れさせたいとなってもきちんとした証拠がなければ相手は認めずに、関係を続けたままでいるかもしれません。

浮気の事実を認めさせ、離婚するか、相手と別れさせるか、いずれにしても次の話し合いに進むためのステップとして調査報告書は大いに役立つ存在だと言えるでしょう。

2,慰謝料を請求する

浮気の事実が認められた場合には配偶者もしくは浮気相手に慰謝料を請求することができます。浮気をされた心の傷はすぐには埋めることはできませんが、せめてもの償いとして慰謝料を受け取ることは、選択肢として挙げられるのではないでしょうか?

慰謝料請求には、裁判を通じておこなうという方法もありますが、その場合は費用も期間もかかってくるものであり、かなりの労力を必要とします。

そのため、実際には示談交渉をおこない、進めていく場合が多いです。直接交渉をするにあたっては、調査報告書による動かぬ証拠がカギとなります。

3、離婚裁判をおこなう

直接の離婚や慰謝料交渉が思うように進まず、裁判が必要となる場合には調査報告書を裁判で提出することとなります。

離婚裁判では慰謝料の金額、財産分与や親権、養育費などに関しても争われることとなります。必要に応じて弁護士から調査報告書の作成が依頼される場合もあります。

相手に浮気の事実があり、調査報告書がその証拠と認められた場合、それらを有利に進めることができます。

裁判で証拠にならない調査報告書はある?

先にも少しお伝えしたとおり、調査報告書の内容によっては裁判で証拠として取り扱われないものもあります。

したがって調査報告書を裁判で使用する可能性がある場合には、あらかじめ依頼先にそれを伝えておくこと、そして依頼先が作成する調査報告書の質を確かめておく必要があります。

具体的にチェックすべきポイントとしては、

・証拠となる行動を起こした日時が正確に把握できるものであるか

・不貞行為を証明するための写真や動画などが添付されているか

・調査内容が第三者にもわかりやすく整理されているか

・尾行や張り込みによって得られた情報を時系列で明確に並べられているか

などといったことが挙げられます。

したがって、情報の裏付けとなる写真がピンボケしていたり、動画が鮮明でない。浮気相手と一緒にいた場所をはっきり特定することができないといった内容の調査報告書では、証拠としては不十分な調査報告書だと言えます。

取り扱い注意!調査報告書の管理方法

最後に、調査報告書の取り扱いについて注意すべき点をお伝えします。

調査報告書は原則再発行することができない書類です。というのも、調査報告書の内容が万が一漏れてしまうと個人情報漏洩のリスクがあることから、一定期間保管後にデータを削除することがあるためです。

したがって、調査報告書の管理は徹底し、決して紛失するようなことがないように大切に保管しましょう。

特に裁判の証拠として使用する場合は、調査報告書の有無が判決を左右することとなります。受取の際には、保管に関しても心配な点がある場合、依頼先に相談してみるというのも良いでしょう。

必要に応じて探偵事務所や興信所を利用しよう

以上、浮気調査における調査報告書の重要性や活用方法などについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?個人レベルで浮気の証拠を突き止めたり集めていったとしても、相手を黙らせるくらいの確固たるものでない限り、白を切る可能性があります。

相手にきちんと浮気を認めさせ謝罪させたい、裁判で証拠となる情報が欲しい、慰謝料を請求したいなど、果たすべき目的があり自分の力だけでは限界があると感じた場合には、ぜひ探偵事務所や興信所への依頼を検討してみてください。

ただし、一口に探偵事務所や興信所と言ってもその質や実績などはさまざまです。

また、それぞれに得意とする分野も異なります。

今回のように調査報告書の作成にあたってはそれを得意とする依頼先、そして料金設定やスケジュールなどを比較したうえで自分のニーズに合ったところを見つけることでより効率的に調査を進めていくことができるでしょう。

依頼先選定にあたっては、公式ホームページなどで調査報告書のサンプルを確認するほか、口コミや無料相談などを利用して比較検討することをおすすめします。今回お伝えしたことが参考になれば幸いです。

専門家監修

この記事の著者:探偵社PIO 浮気・素行調査専門 Y.K

浮気・素行調査のプロフェッショナル。調査歴10年。
年間200件以上もの調査を行う。

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探偵社PIO編集部監修

本記事は探偵社PIOの編集部が企画・編集・監修を行いました。

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