放置NG! SNSで拡散される風評被害の実態と対策

放置NG! SNSで拡散される風評被害の実態と対策

インターネットやスマートフォンの普及により、ブログなどをはじめ、ツイッターやフェイスブックなどのSNSの利用者も加速しています。
友達や知人の近況を知ったり、人々との意見が交換できるSNSは、手軽に始めることができるのでついつい熱中してしまうという方も多いのではないでしょうか。
他にも、世の中のさまざまな情報を得たり、拡散したりすることもできるので、使い方によってはとても便利なツールですが、間違った使い方をすると一気に風評被害の原因となってしまうことも。
そこで今回は、SNSによる風評被害の実態と対策法について紹介します。
風評被害は誰にでも起こりうる!?
大手企業だけでなく、小売りを行っている店舗やショップなど、多くのお店や企業が自社ホームページやブログを開設する時代です。
誰にでも公開することができ、国内のみならず全世界への発信も可能なので、たくさんの人々の目に触れさせることができるのが魅力。
まだ自社の存在を知らない人に認知をしてもらういいキッカケとなることもありますよね。
また、新商品の入荷や、アイテム紹介など実売にもつなげることができるので、今やSNSは商売においてもとても重要な役割を担っているといえます。
しかし、匿名で投稿することができるということから、あまり深く考えずに記事を投稿するという方も少なくありません。
安易に発信したものが、相手を不快にさせてしまった場合、これが「炎上」というものに繋がり、思いもしないところで非難されているというケースも珍しくないのです。
今や風評被害は誰にでも起こりうることだときちんと認識しておくことが大切です。
企業が風評被害を防ぐためには?
風評被害を防ぐためには、社内規約を定めることが効果的です。
「終業時間内に関してはSNSの利用をしないこと」「顧客情報や機密情報の管理の徹底すること」「第三者の権利を侵害するような投稿はしないこと」などを取り決めておくことが有効です。
また、自社商品などを過剰にアピールする内容や、勝手に他社商品の比較、批判などをしないよう指導することも大切なポイントです。
近年SNSの利用は人々の生活の一部となっており、過激な内容の投稿を気軽な気持ちで行ってしまう方も少なくありません。
当然のマナーであることも、今一度企業全体で確認することが重要です。
風評被害を放置するのはNG!
はじめは小さな風評被害から始まり、根も葉もないことだからとつい放置してしまうことも珍しくありません。
ましてやこちらに落ち度がないわけですから、反論する気にもならないのは当然のことです。
しかし、どんなに小さな問題でもきちんと目を向けることが重要。
「誰も信じるわけないだろう」と何も対策を取らずに過ごしていたら、その風評被害が大きくなって結果倒産にまで追いつめられてしまった、という企業もあるのです。
一度広がった情報を回収することは難しく、ブランドイメージを回復させることはさらに困難を極めます。
悪質な投稿が繰り返えし行われるようなときには、興信所や探偵などに依頼をして、悪質な投稿を続けている人物を特定するなどの対策をすることも1つの方法。
インターネット社会である現代だからこそ、SNSの取り扱いには十分注意して、早めの対応を心掛けることが大切です。